読書の秋とナイトクルージング

こんなにポカポカ陽気なら、海で本でも読もう!てことで、地元の海に行ってきた。

海に着く前に本屋に寄ってゾラの本が欲しかったんだけど、近所の本には外国の作家さんの本が一つもなかった。
昔はあったはずなのに…
いったい何が起きたんだと驚きつつ…
では、古本屋の方へと足を伸ばしても、あるにはあるが取り扱いが少なくて、結局本は買わず。
もともと持っていた本2冊リュックにあるから、それを読むことにした。

パン屋でチュロスと大学芋を買い、いざ海へ。

海について人の多さよ!と驚きつつ、適当なところに腰を下ろしつつ、パンを食べる。
うん、なんか私浮いてる。

食事の後は、友人に勧められた朝井リョウの本を読んだのだが、鳥肌が立つほどの何かで青春らしいことを過ごさず学生生活終わった私には、ある意味難易度の高い本でしたが、無事読み終わったので良かった。
若いうちに読みたかったよ!

続いてカミュの転落・追放と王国を読み始めた。
まだ、転落を読み終わってないのだが、ゾクゾクした。一つ読み進めるたびに私にとってはスリルがあった。
そんなこと本に書いちゃうのか、て思いつつ、次どんな言葉が出てくるんだろうと真剣に読んだ。

本読みしばらくして浜辺で本を読むことが気持ちいいので、これは母にも味わってほしいと、家にいるであろう母を誘った。

しばらくして母と落ち合う。
今度は浜ではなく、母とは海のカフェで私はアイスとコーヒーを、母はバナナタルトとコーヒーを。
私はこの海カフェからの眺めが大好きで、浜辺読書が終わったら、海カフェ読書に移ろうと考えていた。

母と落ち合ってからはもちろん読書はせずにくっちゃべっていた。
ヨットがたくさん停泊してたので、私船舶免許とろうかな?とか意外と現実的に思いました。

海カフェが終わったら、帰る予定にはしてたんだけど、母としては近くにできた桟橋にどーしても行きたかったみたいで、仕方なくお供することに。

桟橋からは観光クルージングができる。
タイミングよく工場クルージングルに参加できるそうなので、申し込みを。

50分の船旅。
意外と寒い。

船は走り出したはいいものの、あれ?なんか寒くないか?となってまだ冬でもないのに寒すぎて縮こまったよね。
しかも夜の海は怖い!
あまり経験しない黒い海と足のつかない深さに怯え出してきた。
怖すぎて動けなかった。

それでもだんだん慣れてきて、工場や船の写真を撮った。

でも、一番綺麗なのは、黒い海に月の光が反射しているもの。

これなら船に乗らなくても出会えるからいいね。

結構楽しめた1日だったかな。