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Re:2wink

2winkのクライマックスイベント後半も公開されましたね。進捗どうですか。ストーリー読まれましたでしょうか。
すごかったですね…。
以下、感想文(という名前の読みたてほやほや脳みそで吐き出した滾り文の吐き出し)です。主にというかほぼ子供の路上・十三話の話しかしてない。
ゆうたくんの推しのアイドルってかっこいいね。

ひなたとゆうたの感情・理想の乖離、そのぶつかり合いは、キャラクターとしてすごく魅力的であたしはそこが大好きだけど、アイドル2winkにとってはもったいない枷だと思っていました。それはふたりが意見を擦り合わせ、妥協できるラインを見つけて、それを最善として精一杯努力することが『普通』だと思っていたから。葵家のカレーライスみたいに。
そんな考えをぶっ飛ばすような、ふたりの『答え』、教科書に載っていない方程式を持つ2winkだからこそ出せる答え、そのブレイクスルーはアイドル2winkの魅力をさらに高めて、そしてふたりの気持ちも殺さない、壊さない。そんなやり方があること、ふたりがそれに辿り着いたこと、その先にある未来。その全部を一気に浴びていちファンとしてあたしはメロメロのヘロヘロになりました。だってこんな素敵なことがあるか? 返せって言われても返せないぞ。2×2はあたしの宝物だ。2winkのふたりがくれたんだもん。

ふたりがかりなら誰にも負けない最強の個人だった俺たちから片方が抜けたら、その分が傷として残った欠けた個人になる。そんなんじゃ戦えない。ふりたりでひとりの最強アイドルは、ひとりとひとりのユニットになる。目的は、目標は、向かう方向も方法もバラバラでも。殴り合うしかないなら、殴り合えばいい。それがふたりの新しい答え。
一方的に折れたり黙らせたりすることは、どちらかの痛みの上でしか成り立たない正解で、癒着した皮膚をはがしては溢れる膿を啜り合うことでしかお互いの形を確かめられなかった。その姿を、その傷を、潰れた足を舐めては笑顔でステージに立つアイドルを愛していた。でも、ふたりがその向こうに行くのなら、こんなに嬉しくて誇らしいことはない。

ひなたの理想とゆうたの理想は相容れなくて、譲り合うこともできない。お互いに、自分の目指す先に俺たちの幸せがあると信じているから。
愛と優しさで満ちたひなたの明るい光。そこにいればひなたも満たされるし、ゆうたはもう誰も恨んだり傷つけたりしなくていい世界。レモンキャンディー。甘酸っぱい幸せ。
ゆうたはそれを傲慢だと笑った。楽しそうに踊りながら。嘲笑じゃない。バカにしてるわけじゃない。アニキの理想は高尚で傲慢で、人類の優しさを信頼しなければ成り立たない、誰も彼もゆうたみたいにひなたを好きな世界じゃない。でもそんな世界であんたは生きたいんだよね、という。そして。
ひなたが残酷な現実ですり潰されていよいよ折れてドロドロの化け物になっても、ゆうたがいる場所まで堕ちるだけ。そうしたら一緒に戦ってあげると、絶望と怨嗟を喰らって美しく成長した澱は、真っ黒のまま笑う。全部呑み込む、綺麗な闇。

勝負だね、とゆうたは言った。どっちの未来が先に実現するか。そして先にたどり着いた方が、望む未来のためにもう片方を、同じ場所に立たせる。俺の方が君を幸せにできるからと幸せの型に嵌め込んで、絶対にふたりで一緒に幸せになろうねと。

呪いみたいで、祝福みたいで、ねえこれってアイドルの産声ってやつだ。

例えばお互いの理想が相容れないことを呑み込んで、お互いが勝手に世界一幸せに、最高のアイドルになろうね、その幸せをお互いに見せびらかそうね、という落としどころもあったと思う。途方もないけど明るくて眩しい夢だ。でもふたりはそれを選ばなかった。自分の幸せの横には、君がいるということを譲らないから。光の中に引き摺りあげる、堕ちた地の獄で化け物になって戦う、どちらか、どちらかの未来で幸せになろうねって、それってめっちゃ無謀で愛で萌えだよねと思った。オタク出ちゃった(ずっと出てるよ)。

ゆうたが、ひなたに俺のところまで堕ちて一緒に化け物になろうよって言わなかったのもすごく好きだなあと思った。もちろん堕ちてきたら抱きとめて傷を舐めて血を拭って、化け物になっちゃったことをふたりで笑い合って一緒に戦うことを覚悟はしているけど、明るい場所でがむしゃらに藻掻いてるひなたを止めることはしないんだ、その光を、ゆうたもきっと好きなんだろうな、と。そしてひなたは、そんなゆうたくんをこっちに引き摺り上げたいと思っている。ゆうたがひなたの意思を尊重するみたいに、ひなたがゆうたの意思を尊重するとは限らない。それがやりたくないことなら、やらない。
ひなたがゆうたくんを尊敬してるって言ったのすごく良かったな~。やっとちゃんとゆうたを見てくれて、ほしいものほしいって言えるようになって嬉しかった。
2winkのファンとして、このイベントに参加できて良かった。これから先、ふたりがどんな素敵なアイドルになるかすごく楽しみ。

あと、これはオタクのお気持ちなんですけど、プロデュース対決のボールにしたくせにプロデューサーが手ぇ抜いたらプロのアイドルのふたりに失礼なんで山田Pはこう、なんか2winkのこともっと重用してほしいです。なんかこう、こう、ボルケーノアイランドの司会のアシスタントとしてレギュラー起用するとか…。


え! エピローグ②ですか!? 怖い話しないでください。
ゆうたくん、いよいよ「こっち側」に喋ってるのまったく隠さなくなって来てて笑っちゃいました。怖いね、怖いけど嬉しいね。
夢ノ咲の政治に絡まない双子が、その立場を、道化を自覚していたこと、あなた(=あたし)よりもっともっと、全部の外側にいたことを教えてくれてドキドキした。はじめましての日をずっと覚えてる。忘れない。こんなに素敵なアイドルがいるんだって。葵ひなたくんと葵ゆうたくん、『2wink』。

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