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「トロイヤ戦争」の英雄たち

「トロイヤ戦争」の発端となる「パリスの審判」は少し"お休み"で、トロイヤ戦争で登場する重要な英雄(自分が話せる人のみ)について書きたいと思います。

「トロイヤ戦争」で一番活躍した英雄は、「アキレウス」で、「イーリアス」の主役です。

ラテン語読みだと「アキレス」、靴の会社にありますね。

それから「アキレス腱」は足の後ろの腱のことですね。どちらも「足」に関連していますが、これには理由があります。

アキレウスはとても足が速かったらしく、「イーリアス」では枕詞のように「俊足の」が前に付きます。なぜ「アキレス」が靴の会社名になったかはここらからきているのだと思います。

それから「アキレス腱」はよく"弱点"としても例えられますね。

これにも理由があります。

アキレウスは人間の王と海の女神「テティス」との間に生まれた「半神」です。
半分は「人間」である彼を、母親の女神は「不死」の身体にしようとして冥府の川である「ステュクス」に足首を持って逆さまに彼を浸けました。
その時足首まで身体を浸けなかったので、"そこだけ人間の要素"が残ってしまいました。

後に、彼は"そこを射抜かれて"亡くなってしまいます。

また、彼女は彼がこの戦争に参戦すれば死んでしまうことも予め知っており、彼を女装させてある館に女官の一人として匿ったそうです。(絶対"顔がいい"ということが伺えますね。😊)

しかし、アキレウスを参戦させるためにオデュセウスがその館に来て、その館の女官たちに武器を見せつけると、みな怖がって後退りするのですが、アキレウスだけは、"はっしと"武器を掴んだために「変装を見破った」そうです。😆

なぜ、「足首まで浸けなかったのか、仮に神は"その川の水には触れられない"としても、何か考えようがあったのでは?」とか、「なぜ掴んじゃうかな?」とか、少しツッコミどころもありますが、この後の「悲劇性」を高めるにはとても"効果的"ではと思います。

「なぜあの時、ああしてしまったんだろう」という「後悔」は誰でもあると思いますので。😊


追伸

アキレウスは本当は、「自分の名誉の為」に"敢えて"掴んだのかもしれませんね。




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