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b8ta出品企業へインタビュー #2 laboratory株式会社(アジャイルコスメ)

b8taへご出品いただいている企業のご担当者様へのインタビュー企画、第2弾🎉
お相手は、laboratory株式会社の宮本様と山中様です。
b8taからは羽田が参加いたしました。

羽田:本日は、b8taの日本オープン時から出品いただき、長いお付き合いをさせていただいているAGILE COSMETICS PROJECT(アジャイル コスメティクス プロジェクト)さんにお越しいただきました。まず、最初に自己紹介をお願いできますでしょうか。

山中様:アジャイル コスメティクス プロジェクトの山中と申します。日本市場のマーケティング全般を見ております。

アジャイル コスメティクス プロジェクト 山中様   

宮本様:宮本です。日本および海外の販売戦略を担当しています。よろしくお願いいたします。

アジャイル コスメティクス プロジェクト 宮本様

羽田:初めにブランド紹介をお願いできますでしょうか。

山中様:アジャイルコスメは2018年に設立された化粧品企画の販売会社です。設立4年目の若いブランドで、当初から効果を追求することを常に念頭においています。パッケージを華美にしたり有名なセレブリティを起用する形でイメージアップをはかるというよりは、私たちは肌への効果をしっかりと感じていただけるよう「効果に直結する成分」に集中してコストを投下しています。モットーは「肌と生きる。あなたと生きる。」で、心地よい肌作りのため、皆さんの肌に寄り添って、日々や人生自体がより前向きで心地よいものになるようサポートしています。

羽田:素晴らしいですね。「アジャイルコスメ」の名前の由来はいかがでしょうか?「アジャイル開発」という言葉は聞きますが、個人的にはIT系の言葉なのかなと思っておりました。

山中様:IT業界でよく使われている用語ですよね。ユーザーさんのご意見を製品の処方、成分、ブランド体験にどんどん反映させて、ブランド体験をアップデートしていくブランドでありたいと思い「アジャイル開発」をスキンケアに初めて取り入れました。私たちはただ物を売るブランドではなく、開発の部分も含む一連のプロジェクトというところから、「プロジェクト」の名前を付けました。

羽田:体験を売っていくということで、ユーザーさん参加型のイメージですね。

山中様:私たちアジャイルコスメが中心にいて、ユーザーさんが取り囲んでくれているイメージです。ブランド体験を良くする製品を生み出していくことで、ユーザーさんに再還元していく双方向のコミュニケーションを取っています。

羽田:従来の一方向のコミュニケーションではなく、常に一緒に成長していくということで、従来のマーケティング手法とは少し異なりますね。

山中様:まさにユーザーさんと一緒に成長していけるブランドでありたいと思っています。

羽田:ありがとうございます。商品についても教えていただけますでしょうか。

山中様: 一番人気は高保湿美容液「白いオイル」です。美容液、乳液、クリームを全て網羅した商品で、化粧水の後にこれ一本お使いいただくだけでブライトニング、保湿が可能です。その他の製品も含めると、全体で5製品のラインナップとなっております。

高保湿美容液「白いオイル」

羽田:すごくシンプルなデザインで、白を基調としてラベルもラボラトリーっぽいですね。アップデートを重ねることで、バージョンも上がっていくんですよね。

山中様:デザインとパッケージにおいては、ミニマルで中立的なデザインを意識しています。その中でもアイコニックなのが、バージョンです。例えば白いオイルだと今は「ver.1.49」とラベルに記載していて、これは製品改良が行われた回数を意味しています。
3年前に初めて発売させていただいた時は、「ver.1.23」でした。試作の1.00からスタートしたので、さかのぼると49回アップデートしてます。

羽田:歴史を感じますね。ちなみに「ver.1.49」で1の位が2に繰り上がることもありますか?

山中様:いい質問をありがとうございます。大幅な効果のアップデートが見込まれるときは、今後 1→2、2→3の形でバージョンを上げていく予定です。近日中にバージョンアップする商品を予定しているので、ぜひ楽しみに待っていてくださいね。
バージョンアップするときは、時代を先取りするような成分を入れたいので、世界各国から面白い原料を探し出してその中でも本当に効果のある最先端のものを取り入れるようにしてます。

羽田:お客様との繋がりはどう意識されていますか?工夫されている点を教えていただきたいです。

山中様:ユーザーさんの声やご意見を集める仕組みとしては、製品や商品サイト等至るところにQRコードを入れて、ダイレクトにアンケートフォームに飛べるようにしています。製品にまつわる、色々なフィードバックをいただきます。

羽田:どのような声が届くのか、すごく興味があります。QRを読み込んでまで伝えたいことというと、すごく満足されてるのか、意見があるかどちらかだと思うのですが、何か印象的なコメントはありますか?

山中様:「アジャイルコスメの商品を使用したら肌がイキイキした」「 使い始めて1週間後に友達に美容医療したの?って聞かれました」のような、変化を実感して満足されているコメントをいただくと、やっぱり嬉しいなと思います。
他には、近年のSDGsの文脈の中で梱包が多いというご意見をいただいたこともありました。商品への処方以外の部分も、皆さんのご意見に1つ1つ目を通して反映することを意識してます。

羽田:b8taへ出品を決めた理由を教えていただけますか?

宮本様:「アジャイルコスメをもっと多くの人に知っていただくには、何かしら今までと違う機会を作る必要がある」と考え始めたからでした。自社サイトでの販売を中心にビジネス展開していたので、商品自体を手に取って体験していただきたいと思っていたところ、当時社内のメンバーが西海岸のb8taの店舗に訪れたとのことで、感度の高いお客様がたくさんいると話してくれました。
日本ではガジェット以外の商品も展開されるということで、これ以上の機会はないというところで出店を決めました。

b8ta Tokyo - Shibuya出店の様子

羽田:ご出品いただいて実際いかがでしたでしょうか?

宮本様:これまで購入前のお客様のお気持ちを理解するという機会に恵まれなかったので、b8taテスターさんがお客様とのコミュニケーションを通して商品を気に入った理由や購入を見送った理由を詳細にレポートをいただけるのが助かります。お客様理解に非常に大きく繋がりました。

山中様:ロイヤルユーザーさん(定期便をずっと続けてくださってる方)のインタビューで、元々は全然ブランドのことを知らなかったけど、たまたまb8taに行った時にアジャイルコスメを知って使い始めてみたら、肌が圧倒的に違うから今もずっと使い続けているという声がありました。b8taさんがきっかけのユーザーさんが増えて、リアルな声を聞けて、新たな層の獲得ができてありがたいです。

羽田:ありがとうございます。b8taへのご意見も伺いたいです。

宮本様:今オフラインの店舗での展開はb8ta Tokyo - Shibuyaのみです。東京以外での展開ができると、非常に嬉しいので、例えば関西・大阪に拠点がありましたら活用したいと思ってます。

羽田:どうぞ来年をお待ちください。ぜひ、関西にも名を轟かせていきましょう。

山中様:b8taさんはまさに日々バージョンアップ、アジャイルにされている印象を受けるので、他のブランドさんの事例で「お客様にいい印象を持ってもらえる知見」みたいなものがどんどん蓄積されていったら、共有いただけるとすごく助かるなと思いました。 

羽田:ありがとうございます。これだけたくさんのブランドさんとお話ができて、オフラインの接点を持たせていただける会社ってないよということをb8taカスタマーサクセスのメンバーにも伝えております。生まれたてのブランドもあれば、ある程度マチュアなブランドさんもいます。それぞれ抱える悩みは違うはずで、ぞれぞれに対する打ち手を日々ストアで考えています。まずはb8taで消化して知見として蓄えて、ブランドさんにお返しできるように、一緒に事業を成長させていくために今後とも強化したいと思っております。

宮本様:b8ta日本展開の当初からお付き合いさせていただいて、最長記録更新中のブランドと思っております。いいことではありますが、マンネリ化したらいけないのでどんどん新しい試みをやっていきたいですね。ご提案をいただきつつ、新しいことにチャレンジができたら非常にありがたいです。

羽田:最後に御社の今後の展望をお聞かせいただけますか?

宮本様:常にこの先も優先第一として「効果を追求すること」に妥協することなく、製品の改良を続けていきたいなと思っています。
また今後はデジタルD2Cのみでなくより多くのユーザーさんに知っていただける場所を多く持っていきたいなと思ってます。日本市場だけでなく、国境も超えて積極的に特にアジアで展開をしたいと思ってます。

羽田:アジア展開も一緒にやっていきたいですね。アジャイルコスメ様の商品アップデートをこれからも楽しみにしていますし、効果の追求のためb8taが全力で貢献できるよう努めます。本日は貴重なお話をどうもありがとうございました!