IR(統合型リゾート)とは？成功事例はシンガポール
こんにちは。
Georgia Asset Management
(ジョージア アセット マネジメント)
不動産チームです。
IR(統合型リゾート)とは？
IR(統合型リゾート)とは、
国際会議場・展示施設などのMICE施設、
カジノ、ホテル、商業施設、レストラン、劇場、映画館、
アミューズメントパーク、スポーツ施設、温浴施設などと
一体になった複合観光集客施設のことです。
まとめると、
「エンターテインメントとビジネス要素が
合わさった複合型施設」です。
一大拠点を作って、
人を集客するということになります。
日本のIR実施法案と海外の状況
2016年12月に統合型リゾート(IR)整備推進法案、
通称「カジノ法案」が成立しました。
この時に「IR」というキーワードを
耳にした方は多かったのではないでしょうか？
ただ、IR=カジノという訳ではありません。
世界には、カジノのないIR施設というのもあります。
例えば、ゴージャスな観光都市という印象のある
ドバイですが、カジノはありません。
ドバイはイスラム教国であり、ギャンブルは禁止されています。
しかし、現在は世界130か国以上でカジノが合法化されており、
多くの国がカジノを観光と紐づけて収益化しています。
カジノは収益率が高いことから
カジノがあると他の施設運営にも余力が生まれやすくなるため
カジノを軸としたIR施設が多いです。
日本においては、コロナ禍以前は
候補地が正式決定するのは2022年前後、
オープンは2025年前後と予想されていましたが
新型コロナウイルスの影響で
IRに関する活動も一時停止せざるを得ない状況となっています。
カジノ誘致の候補地となっている主な自治体は、
東京、神奈川、愛知（名古屋、常滑）、大阪、和歌山です。
IR実施法案にて、日本人および在日外国人の
カジノ入場料は6,000円と定められました。
日本がモデルケースとしている
シンガポールでは約7,000～8,000円の
入場料を徴収していますが、
マカオやフィリピン、アメリカは無料です。
一方韓国では、原則自国民は
入場自体が不可となっています。
ちなみに、ジョージアの場合は
21歳以上であれば誰でも利用できます。
成功事例はシンガポール
IR施設の成功事例としては
シンガポールが有名です。
施設としては、特にマリーナベイサンズが有名ですね。
シンガポールは、2010年にホテルや商業施設を備えた
IR統合型リゾートを2ヶ所開業しました。
開業後４年で、国全体の観光客数が６割、
観光収⼊が９割増加しました。
また、宿泊施設については
客室供給総数は30％増加する中で、
稼働率は13%増加し、
客室単価も36％（富裕層向けは46％）増加しています。
ラグジュアリーホテルでいうと、
一泊あたり24,909円から36,413円に
平均単価が上がっています。
また、治安に関してですが、
カジノ設置後、⼈⼝10万⼈当たりの犯罪認知率（全体）に
大きな変化は見られていません。
ジョージアのバトゥミにできるIR施設
このように、IR統合型リゾート施設は
観光振興や交流人口を増やすために役立つとされています。
また、観光客の客単価をあげるためにも
有用とされています。
特に、国際会議や見本市などを開く
『MICE』施設に訪れるビジネス客は、
一般的な観光客に比べ消費額が2倍という試算もあります。
何度かご紹介をさせていただいている通り
ジョージアの第二都市である
バトゥミに2024年に
IR統合型リゾート施設ができます。
そして、そこには世界の主要都市で展開する
ワールドトレードセンターの展示場が入ります。
この巨大プロジェクトには
カジノ、5つ星ホテルの他、ショッピングモールに
MICE施設などが入り、まさにシンガポールにある
マリナーベイサンズのような施設になります。
そして、その巨大施設に併設される
ホテルアパートメントが区分で購入可能です。
下記の記事に詳細を記載しておりますので
ご興味のある方はご覧ください。
※記事はこちら※
ジョージア最大手デベロッパー会社より超大型の新プロジェクトの販売が開始されました
2025年のジョージアそしてバトゥミが
どうなっているのか？非常に楽しみです。
さいごに
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