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「作り手」は、しんどいけど、誰よりしあわせ【授業企画コーディネーターの裏側】

去る2021年3月27日、スタッフとして携わっている福岡テンジン大学(以下テン大)で、初めて私の企画した授業が行われた。

▼告知ページはこちら(既に終了したイベントです)

▼福岡テンジン大学では、誰もが先生にも生徒にもなれるのです

そもそものことを言うと、私がテン大のスタッフになったのは、授業を企画したかったからなのだ。

テン大を毛嫌いしているところから始まり、きっかけがあって先生として授業をさせていただき、テン大おかたづけ部を始め…としているうちに、私は自分の中のいろいろなハードルを乗り越えることになった。
いうなれば、テン大に関わること自体が私のターニングポイントだった。

あまりに多くのあたたかいものを受け取りすぎて、そろそろお返しするか、次の誰かに渡さないと持ちきれないな…という気がしてきて、スタッフになり、授業企画コーディネーターという「作り手」を目指すことで、それを果たそうと思っていたのだ。

…などと美談のように話しているが、曲がりなりにもおかたづけ部では小さな企画をたくさんやってきていたし、自身のサービスやセミナーのコンテンツ構築なども行っていたこともあり、「私って、企画作るの好きだし、むしろ得意かも☆」みたいなイージーモードでいたことを告白する。
実際に、授業を作り出す前まではね。

ところがどっこい、取り組みだすとなかなか。
何がどう難しかったかは書き始めると止まらないので省略するけれど、「生みの苦しみ」みたいなものを存分に味わったわけだ。
自分でやりたいと言って始めたことなのに、勝手にプレッシャーに押しつぶされそうになって泣いたりもしていた。

とはいえ、授業でお話をするのは、私ではなく、先生。
先生をお願いした吉村さんへは全幅の信頼を寄せていたし、準備段階からしっかりと丁寧にやり取りをしていただけていたので、コンテンツに関しては申し分ないものになっていた。
(だからこそ、ちゃんと必要な人に届けられるかとか、魅力を十分に伝えられるかなんかが一層不安になったりしたわけなんだけどね…)
いつも肩を貸してくれる岩永学長も、「地域ってテーマはねえ…難しいよね…」とうなりつつも、参考書籍やキーワードなどをサクサクっと提供してくださった。
(岩永さんは謎のイージーモードの私とは量も質も圧倒的に違う企画のプロなので、その思考の流れのあれこれを観察しているだけでも、勉強になりすぎて頭パンクしそうだったよね…)

当日は当日で、想定外のことも多く、ただでさえ落ち着きのない私はわちゃわちゃしていたが、抜群の安定感を誇るメンバーがスタッフとして入ってくださったお陰で、大きな事故もなく、無事に授業を終えることが出来た。

授業後のアンケートや、個人的に頂いた感想、そしてこの後ご紹介する授業レポートからも、「それぞれの参加者に、確かに大切なものをお渡しできた」ということがしっかりと伝わってきた。

▼授業レポートはこちら

この授業レポートがホームページに公開されて、ようやく本当の意味で授業を終えたような感じがした。
執筆してくださった麻記さんだからこその、あたたかくて、確かで、それでいてスケールの大きい、素敵な授業レポートになっているので、ぜひぜひ一度、いや何度でも読んでいただきたい。

改めて、何かを作りだすことの尊さを噛み締めた。
人を巻き込めば巻き込むだけ、しんどさも責任感も感じた。
でもその何十倍もの、喜びや達成感や感謝の気持ちを感じることになった。
買ってでもするべき苦労だったと確信を持って言うことができる。
今は、「受け手」でいるだけでは経験できなかった、とびきりのしあわせを味わっているところだ。

…というわけで、懲りずにこれからも「作り手」として、誰かのきっかけになる場を作り続けていこうと思う次第である。
(今回の授業づくりに関わってくださった皆さん、本当にありがとうございました!!!)


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