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地方都市とレーベル(further platonic)


最初のライブが終わってBassを弾いてくれてる斎藤君(aoni)から経由しつつfurther platonicからシングルをディストロさせて欲しいと連絡が来て、その後すぐ都合つけて沼津のローソンの駐車場で落ち合ってソノシートの受け渡しをした。

本当に嬉しくて、有難かった。
なぜならビトル君(vo)と以前やっていたバンドでは知人以外からの周りからの何かしらの反響や求められる事はなかったからだ。
なんでもそうなんだけど0を1にするってのは本当に大変で、そこまで辿り着けず辞めてしまう事柄は本当に沢山ある。
だからこそこのfurther platonicからの連絡は本当に自分達にとって意味があって価値のある一歩だと感じた。

配信だけだったりCDRも悪くないんだけど、やっぱり自分達なりの言語と音を自分達なりに一つ形にしてリリースすると小さくではあるんだけど波紋が少しずつ広がっていくのが感じれて最高だ。

他にも斎藤君が繋いでくれた縁が他にもあってこれも形になったら書き記したいと思う。
いつもありがとうございます。

話を戻すとfurther platonicはstereotype/mogroの芹澤さん(gt)が主宰するレーベルだ。


stereotypeは周りだと自分よりも少し若いバンドやってる人達に熱い支持を受けてるバンドだ。
数年前たしかAGATHA/stereotypeのERAでの企画を観に行って、家に帰ってCDのライナーサイズのリリースインタビューを読んだ事を思い出した。
誰からの連絡も嬉しいが一方的に知ってる人からの連絡は更に嬉しい。

斎藤君のaoniが所属しているからレーベルはなんとなく知っていたがstereotypeの人とは認識していなかった。場所に関してはうっすら知っていたが改めて東京ではなく静岡の三島を拠点にやってるという事に驚いた。

自分は今まで時代は違うが地元の札幌と最近の東京の音楽やカルチャーしか知らなかったし、規模感もそこが基準になっていた。
でも4月から一時的ではあるが静岡の富士市という所に移り住んで地方都市で何かするという大変さを目の当たりにした。
ここまで政令指定都市ではない場所の閉塞感は分からなかった。

盛り上がってた時代も勿論あると思うし、昔のブルーハーブが掲げてた、地方対東京、地元でもやれる、やるやつはどこに居てもやる。場所は関係ないと自分も思っていた。だけど時代が移り変わって音楽が売れる時代が終わって、娯楽が増え、コロナが始まって、地方で何かをする、何かするだけでなく続けるっていうのは並大抵の事じゃない事が分かった。

なぜなら昔と違って地方都市には活気がないし、人が居ないし、場所も物も何もかもがない。
それにスタジオも気軽に個人練習入れない(22時か23時まで、スタジオ自体がない事も)
ライブハウスも営業は更にまばらで簡単にやれないし人もなかなか集まらない。

生まれた場所がここなら分からないが、正直に自分が今住んでる富士という場所で新しく何かを、開拓して始めていくってのは想像がつかない。

東京に居て当たり前になっていた人が居るっていう事、人がいるからこそ成り立つ有り難みが分からなかった。地方でバンドをやる、レーベルをやるっていう事の価値と気合いを自分は東京に居た時に気づけなかった。

(改めて今まで呼んでくれた地方の人達に感謝したい。青森、群馬、新潟、山梨、福井、香川、京都)



だけどそういう大変な状況でも地方都市でもお構いなしに地元の静岡の三島でイベント組んだりリリースしたりしてるのがfurther platonicというレーベルだ。
ここまでの前おきでも凄さが分かると思う。いや自分は静岡に住まなきゃそれが分からなかった。

しかも今でもずっと絶え間なく稼働させ続けてるってのがなかなか出来ない事だ。
音楽をやる事は簡単に出来てもそれを支えて拡め続けようとし続けるってのは並大抵の事じゃない。(勿論それもレーベルの仕事かもしれないが)金も勿論、色々な決定があるから想像以上に手間と時間はかかるし、リリースしても思ったより売れない/反響がないのもよくあると思う。正直好きだけで簡単に続けられる事ではない。

それに芹澤さんは自分と同年代で、自分らくらいの年代はどんなジャンルでも事柄でも仕事や生活、家族が出来たり病気だったり何かしらの理由でフェードアウトしたりするタイミングだ。続けられても一定の水準で違うようで実際は同じルーティンをぐるぐる周る活動を続ける事が多いなか(それでも続けてるだけ十分凄いが)

further platonicは失敗を恐れず今よりも踏み込んで今よりも向上させようとアップデートして冒険して活動しているように自分には見える。これに関しては見失いがちな問題だけど何かやり続ける人にとって重要な事だと思う。だからこういったアクションをやり続けていれば届く人には必ず届くと信じたいと自分も思ってます。

前置きが長くなりましたが静岡の三島を拠点にしているFurther Platonicというレーベルのディストロで先日から”sik”の音楽を取り扱いしてくれています。


前回のnoteでも書いたんだけど買ってくれた人の耳に届いて、扱ってくれてる人にもお金が届いて完結すると思っているので、これを読んでくれてもし興味持ってくれたらFurther Platonicで買ってくれると嬉しいです。


勿論今扱ってる場所どこで買ってくれても嬉しいです。



今も取り扱ってるお店やディストロを少しずつ増やしていけるよう動いてます。次のリリースまである程度増やしていく予定です。興味持ってくれるお店/ディストロありましたら連絡下さい。出来るだけ直接届けます。

Mail : burnmyselfrecords@gmail.com

Tel 09062657642

タカザワ


よろしくお願いします。

sik
#1 Revolting(Flexi+CD)
税込1800円


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