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ソノシートと入稿作業


2nd Flexi Disc”#2 Burning”が発売されました。
3LAが先行です。
追って他の店舗も告知していきます。

http://longlegslongarms.jp/music/products/detail.php?product_id=2536

“#2 Burning” 曲作りと録音とギター



2枚目の”Burning”は今年の6月頃にRecordingしました。
前回のリリースとレコ発が8月でそれが終わってすぐ今回のソノシートの入稿に入った。

バンドに限った話ではないが、2回目の録音だが新しく何かに着手した時の不安と期待が入り交じる感覚は何度やってもとても良いです。

年齢を重ねる毎に何かをやる事が様々な事情が重なって段々出来なくなるから、まず録音まで辿り着けた事を噛み締めて、前よりも少しだけでも向上したいと思い録音しました。

今回は2回目のRecordingで前回よりも少しずつ出したいギターサウンドやアレンジや進め方、前回の経験を踏まえて少しだけ前より進めれたと思うが前回は完全に手探りだった。

曲作り自体は去年から定期的にジャックさんとリハに入り形を作っていった。
曲作りの最初のリハは毎回緊張して上手くいくか毎回不安だが終わる頃には充実感を感じている。

去年は色々なトラブルが起こった経験を踏まえ、先にレコーディング日程を決めて自分のケツを叩いて進めた。
曲の骨組みのギターに関して少し話すと、

My anger still burningは通常の拍子に聴こえるけどどこか足りなく感じる7拍子?や15拍子?のリフで曲を構築したいと思って製作した。さりげないがよくよく聴くとアレっ?みたいなギターリフが好きだ。

Neurosisは”Throw”の次には完成していて、一人で弾いてる時は変拍子混じりのポストメタル的な感じかなと思って弾いていたが、やはりメンバー各々のバックグラウンドや音楽的言語が違うと自分が思っていた感じにならないのが自分は面白いと思ってる。
絵の具を沢山混ぜると汚い色になるように、その汚い色で何かを描きたいと思ってる。   

もう一曲のHeavy Metalは次回のリリースのラフな状態のデモです。
ここからちゃんとした形にしたマスタリングしたやつは音も追加されて、かなり違うので今回収録しました。気に入った方は次回の別verも聴いて欲しいです。

それと今回からBassは自分ではなく齋藤君(aoni)が弾いている。
1st singleで少し自分のbassに物足りなさを感じていたので彼に弾いてもらった。
気の利いたフレーズがベーシストらしくて格好良い。それに自分達の意図も汲んでくれて弾いてくれて良い仕上がりになっています。

マスタリングと自分達の軸



マスタリングは前回と変わって録音してくれてるShuhei Noritakeです。
一回目手探りで録音を依頼して感じたのは、自分がどういうサウンドで聴かせたいか、どういう音が自分自身好きなのかがはっきり言語化出来なかった。勿論その時のベストな形でリリース出来たが次はもっと良い物を作りたいと思い、彼とディスカッションと録音を重ねながら最終的な理想のサウンドに近づけようと思ってる。やってみて初めて分かる事は本当に多いように思う。

この活動やnoteにも似たような事を何度も書いたが、

このsik/Burn Myself Recordsの活動はまず下手でもなんでもその時のベストを形にして経験を積んで最終的な山に向かっていくっていうのが活動の核だ。
“いや、こうじゃない。” ”クオリティが低いから高くなってから出す。””納得いかないから出せない”っていう一般的な正しい意見で何も形にならず終わってしまったりする事が沢山あるから、自分達はまずアクション、行動を核にやっていこうと思っています。
下手なりに三歩進んで四歩下がって二歩進むように、少しずつ積み重ねていくその過程を見ていてくれと思っています。

下手でもどんどん積み重ねて、打席に立って経験を積んで最終的に良いものにしてこうと思ってる。何か優れた物を持つ訳じゃ無いから積み重ねだと自分は常々思っている。

何の媒体でプレスするのか?


本題に戻すと、録音が終わりマスタリングが終わり、前回の1stのレコ発を終わってすぐFlexi Disc(ソノシート)の入稿をしました。

スケジュールやプレス期間の都合一個終わってから、次っていう風に出来ないのが大変ですが今出来るやり方でやれる方法でやっています。

まずなんでソノシートなのかはこれを読んでもらえればもしかしたら少しだけ伝わるかもしれないです。

やっぱり今回届いて個人的にソノシートの儚さとサウンドの荒さが好きだ。
昔はパンクバンドが無料配布してた時代があるようだけど今は昔と状況が違うように思う。
ソノシートに同封してるzine(Burn Myself Magazine)に関しては別で書こうと思いますが、zineもソノシートと同様な事を思います。


ソノシートはレコードよりはプレスが安いがCDに比べると費用がかさむ。利益だけで言えばCDには勝てないんだけど、勿論利益はかなり重要なんだけど、それでも自分は出来るだけアナログ媒体で出したいと思ってる。
やっぱり自分にしか出来ない表現、自分の世界、自分の選択でチョイスした自分だけの物を作りたいし、今一緒にやってる人達と自分達でしか作れない物を作りたいと思ってる。
日常生きてると何気なくこうだからこうだよね。って、皆が通る道に知らず知らず乗せられて歩いてる事が多い。
その道をチョイスして歩いてるなら良いと思うけど、自問自答すると、これは自分は違うなって事に乗せられてる事もあり思う事が多々ある。
なんの媒体でプレスするに関してもそうだ。なんとなくCDにしてプレスってのはなんか違うなと思ってる。
CDが駄目じゃなくて自分の中での意義がなくては駄目だと思ってる。(sikでこれからCDにするという構想がある物もある)

もうCDは買わないで配信で済ましてる人がCDをプレスとか、カセット聴いてないのに、レコード聴いてないのに雰囲気で曲をレコードやカセットで出すのはどうなんだと思ってる。ラッパー的にいうならリアルじゃない気がする。
面倒くさいやつだなと我ながら思うが、様々な事を改めて思うとアレ?って事が世の中に溢れている。
年を重ねる毎に世の中に対しての”?”が大きくなるし、出来るだけ”?”に抗っていきたいと思ってる。

脱線するが例えばTwitterだと文字数の制限があるなか、皆要約したり、工夫して写真にしたり最適化してると思う。勿論自分も仕事で使うんだけど、最近自分の個人のアカウントで発信しようと思うと文字数が足らないしそれを要約して発信する気にはもうなれない。残らないし流れていくし。
それに自分のそのままの気持ちをなんで140字以内にまとめなきゃいけないんだと思ってる。
(それはTwitterだからなんだけど)
だからそうまでしてTwitterに書く事はないよなと思ってる。
ただの言いがかり的ではあるんだけど、Twitterでの発信は今の自分にとってはあまり良い方向じゃないように思っている。(最低限の告知はすると思うが)

だから毎回noteに長文を書いてるし、これがzineにも繋がってくる。
これはどんどん便利になっていく世の中に対しての逆張り野郎のカウンターだ。
似たような言葉の使い回しのライブ前のツイートに終わったあとのツイート。
少し自分に疑問を抱いてしまった。一から十まで要約したくないなと思う。
あと断っておくとこれは他人に対しての否定ではない。
自分自身に対しての”?”だ。

何のフィジカルで出すかの意義について書いたんだけど、次にソノシートの入稿作業の話についてです。

ソノシートの入稿作業


もう既にソノシートを何枚もリリースしてるインディーレーベルは結構あると思うんだけど、あまり自主レーベルでソノシートのリリースをしてる人は居ない気がするので参考までに書いていく。

今回は入れたい曲の収録時間の関係上、片面6分半を越えるため、両面でプレスしました。

最初の8月のライブが終わり次第すぐプレスするつもりでアメリカのプレスにメールでやりとりをしていたが途中メールのやりとりが途切れたりして、プレス会社を変更したりして結局入稿が8月中旬になった。  

ライブまでにリリースを間に合わせたいと思うと納期が8週間から12週間だが、近年コロナだったり戦争だったりでずれ込む場合も想定すると出来るだけ早く入稿したかったのですぐに会社を変えた。

ここからは実務的な話で音源を聴く人には関係ないかもしれないソノシートの入稿から届くまでの話をしていきます。

興味がある人は買ってみて下さい。 
次回のプレス代に回します。


次回のレコード発売記念ライブです。

学生証提示で1000yen + 1D

Mail
burnmyselfrecords@gmail.com

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