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8/6 1st Liveとreleaseを終えて

昨夜のライブは本当にありがとうございました。
今静岡に縁あって自分は住んでいるのですが帰りの車内で満たされた気持ちになって深夜高速で帰りました。

langの時に観に来てくて予約してきてくれたお客さん本当にありがとうございました。
ジャンルも違うのにSNSに感想書いてくれたり、本当に嬉しいです。ライブ当日はバタバタであまり長く話せないのが悔やまれるのですがわざわざ時間作って足を運んでくれて嬉しいです。
あと当日で入ってくれた方挨拶出来なかったんですがありがとうございました。

20代色々やってた活動やビトル君とやってたバンドは身内以外の人に拡がる、拡げる事が出来なくて、ひたすらお金払って誰もいないフロアで音を鳴らしていたから、これがとても尊い事だと感じていて、連絡をくれて足を運んでくれる事が本当に大変な事だと分かっているので嬉しいです。
この経験を噛みしめる事こそが人生をよりよい物にする為に重要と思っています。

観に来てくれたバンド仲間も色々感想くれて嬉しいです。バンドやってる側だと色々視点が違うからそういうの含めて棘のないように伝えてくれてありがとうございます。

あと受付やってくれた吉澤君(careless,disk union)、カメラ撮ってくれた水谷さん(3LA)、録音してくれてるドムスタスタッフのノリタケくん、ヒデヨシさん、新宮氏もありがとうございました。

ノリタケ君、ヒデヨシさんは去年の準備段階から前向きな言葉をくれて後押しされました。
新宮氏も久しぶりに会って話して色々ヒントになる言葉も会話に見つけました。

それとメンバー、ビトル君、斎藤君、ジャックさんありがとうございました。
一回recとライブをやると以前より近づけた気がして嬉しいです。
去年から準備してライブとリリースが出来て、ようやく0から1にする事が出来て本当に嬉しいし、ひとまずホッとしてます。
最初の一歩、最初の車輪、エンジンを入れてアクセルを踏んで、0から0.00001くらいの踏み込みですら1から2や10から100と比べて数字は小さいはずなのに恐ろしくハードルが高い。
ここを越えらず世の中に触れる事が出来ず、存在する事が出来なかった事象が沢山あるから一つの山を超えられて嬉しい。

これだけで終わらないで次の山(10月の2ndと11/12幡ヶ谷Heavy sick)も修正して越えていきたいです。

それとライブ以外でも前回、前々回記事購入してくださった方、3LAでソノシートを買ってくれた方本当にありがとうございます。

重複しますがバンドとか何かをスタートして、知り合いじゃない人に届いた嬉しさは本当に計り知れないです。
この最初の気持ちは長くやっていくと薄まっていく事を知っていますが、この気持ちを大切に維持させ続けてくのが今回の活動では重要だと思っています。

それとここで得たお金やレコードの売上はメンバーや関わってくれた人のギャラ、諸々の諸経費に使わせて頂きます。

その場しのぎのよくある”感謝しかない”って言葉だけではなく(自分もよく使ってしまう)
形と行動と対価にして払っていきます。

今回の活動で最も大切にしたいとも思ってるのはこの部分で、音楽に限らず、社会の話でもあるし、日本の話にもなるかもしれないですが書いていきます。

昔からバンドのフロントマンや作曲するメンバーが様々な権限を握って私物化する事、曲作ってるやつが正義、人気あるやつが偉いって価値観がある。
アートや芸術は犠牲がつきものっていう価値観。
割とこの世界では常識的になってるかもしれない。これはおそらくその犠牲になっているメンバーもしょうがない、仕方ないっていう認識だと思う。その他ものづくりにおいても関わる人や支える人が使い捨てや雑に扱われる事や犠牲になってしまう事がやはり多く感じる。
犠牲になるっていうのは金銭的な部分は勿論、気持ちの部分もだ。

これってよくあるボランティア活動に熱心なブラック企業の社長がやりがい搾取する事や一部の起業家みたいで、この価値観が芸術関連だとありになるって価値観に自分は違和感を覚えてしまう。

自分はギター屋をやっていて音楽もやってるから表向きにはなってない皆が支持するヒーローのバンドの悲しい内情を耳にする。

やはりは成功体験を重ねると”誰でもやれば出来る” “俺はやってきた!”モンスターになってしまうのも理解できるし、悪気なく人にそれを押しつける暴力を振るってしまう事も理解出来る。

ピース謳ってるけどバンド内では力関係、パワーバランス、縦社会でフロントマンが威勢の言い格好良い事いうけど、メンバーも同じ事本当に思ってるのか?力関係出来て思っても言わないだけじゃない?なんて思う。

アーティスト、バンドマンが性格が良い必要はない。

だけど弱い物いじめや搾取、立場を利用したパワハラモラハラは別に側からみる分には何とも思わない人も多いかもしれないけど、身近な人がそれをされたら聴く気も失せると思うし、厳しい。

“アートや芸術は良い物作る為に犠牲は必要”ってのは大きい物の為に小さい物が犠牲になる政治みたいだ。

大なり小なりバンドやその他音楽、サブカルチャーにまつわる事で、表向きには知られてないけどそういう事って無数に存在してる。

自分が感じているこの違和感はこれからも音楽においてはずっと表立って扱われる事はないかもしれないが俺はこの価値観を否定したい。

少なくとも自分の周り、この活動においてはそこを大切にしたいし、音楽と同じで大切にするべき事だと思う。”関わる人に損はさせない”

とはいっても皆音楽はお金になり辛いと知ってるからお互い遠慮し合って、痩せ我慢し合って、タダでやるよ!タダでやってよ!が成り立つのも理解してる。自分も行為に甘えた事も勿論ある。それも十分理解してる。わかる。わかるわかる。痛いほど、でもこれも先がないように感じている。
それよりもやはりちゃんとお金を払えるようにする仕組みを考えたい。皆威勢の良い事言っても金の話になると声が小さくなるからこそこの問題とは戦っていきたいと思う。

音楽に関わる人は金ではない部分で動いてくれてる人が本当に多い。今もそうだ。お金じゃない。だからこそ、お金を払いたいんだ。
意味不明かもしれないが伝わると幸いだ。
関わる人に損をさせないってのはやはり永遠のテーマだ。


今回の活動はまさに、それを音楽やそれに関わる事に自分の感情、主義主張、曲、にギターにつぎ込むこそが自分なりのハードコア、パンク、オルタナティブ、アート、芸術なんじゃないかと思ってる。
完全に偏った自分の解釈なのは理解してる。

ファッションや雰囲気や上っ面の言葉でイアンマッケイやill bostino気取るんじゃなくて、今の自分自身が感じている違和感に向き合って晒して闘っていく事の方が本質的には今挙げた人達に近いはずだ。

関わる人に損をさせず(金銭的にと気持ちにおいても)今やれる自分の表現をして皆で良い物を作り、時間をかけて勝つのが自分なりの表現で闘いだ。

言うのは簡単でやるのは難しい問題なのも勿論分かってる。

そういう思いもありソノシートは少し高くしてるしnoteも値段をつけています。

それと次のリリースには自分が興味がある事についての冊子/Zineを製作しようと思っていて今動いてます。もし可能ならリリース毎にやりたいとも思ってます。

一個の軸はこういうマニアックな音楽を支えて拡げてくれてる人のインタビューにしようと思っていて最初は昔からお世話になっている3LAのインタビューをしていこうと思う。
その他にも東京以外のシーンの事やライブレポートやkillie / envyのyOshi氏の海外ツアーや海外のバンドについてインタビューをする予定です。

これは紙でもnoteでも書いて、webでは海外向けに英語版も作っていきたいと思います。

長くなりましたが引き続き宜しくお願いします。

ありがとうございました。

sik / Burn Myself Records
高澤

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