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【新ステートメントインタビュー】社員に意識してほしい3つのこと・あるべき姿の金融の姿とは?―代表取締役社長 伊藤清―

こんにちは、広報の志村です!
 
ブロードマインドは今年迎えた創業20周年を節目として、ブランドステートメント※¹やロゴ、HPなどを全面的にリニューアルし、理念体系を刷新しました。
そこで今回は新たなブランドステートメントのご紹介と、経営層へのインタビュー第一弾として代表 伊藤への取材内容をリポートします。
 
※¹ブランドステートメントとは、企業の社会的な役割や価値、企業姿勢などを明言化・表現化したものです。

新たなブランドステートメントのご紹介

■なぜブランドステートメントについてのインタビューをするのか

ブロードマインドは、「社会や目の前のお客様をより良くしたい」という想いをもった人たちが集まった会社だと日々感じています。
「お客様により良い人生を歩んで頂きたい」「金融とお客様の情報の非対称性を解消したい」という想いや姿勢がリニューアルしたステートメントにどう反映されたのか、より多くの方に伝えたい・知ってほしいと考え、今回のインタビューを企画しました。
また、社員一人ひとりが会社をつくりあげているので、会社がさらに成長していくには、社員への浸透が必須です。インタビューを通じて会社のリーダーである経営層が、ブランドステートメントをどのように捉えて、活動に反映しているのかを社員も知ることで、ブランドステートメントの深い理解につなげてほしいと思います。

■ブランドステートメントの位置づけ

ブランドステートメントとは、一般的に企業の社会的な役割や価値、企業姿勢などを明言化・表現化したものです。

ブロードマインドでは、4月のリニューアルで新たにパーパスを策定し、その他既存のステートメントも再定義。そして各ステートメントの位置づけを以下のように整理しました。
 
・パーパス:ブロードマインドの存在意義・ミッションを達成することで社会に与えたい影響
・ミッション:ブロードマインドが掲げる使命・目指す姿
・アイデンティティ:自分たちは何者か・何者であるべきか
・バリューズ:パーパスやミッションを実現させるための行動指針

■新しいブランドステートメントのご紹介

・パーパス:⾦融の⼒を解き放つ
⾦融の⼒。それは、⼈間の未来を前進させるもの。
保険、証券、不動産などを束ね、「あるべき姿の⾦融」を社会に実装する。
そのために、わたしたちは存在しているのです。
 
・ミッション:⾦融に倫理を、⼈⽣に⾃由を
⾦融に倫理とは。
はじまりは「誰のための⾦融か」を問い直すこと。
そして、情報の⾮対称性を解消し、相⼿の価値観を重視したコンサルティングを⾏うこと。
⼈⽣に⾃由とは。
⼀⼈ひとりが⾃分らしい夢を描けること。そして、その夢に向かって⽇々の⽣活を楽しめること。この使命の先は、誰もが未来に希望を抱ける社会につながっています。
 
・バリューズ:背景にこだわる、想いで語る、経験から学ぶ、循環を⽣む
背景にこだわる
真の課題解決や理想実現のために、表層的なコミュニケーションだけで判断するのではなく、「なぜそれを言うのか」という文脈を大切にします。
想いで語る
その道のプロフェッショナルとして知識と論理は持ち合わせた上で、それを超越したところにある熱意によって人や組織を動かします。伝わるのは、話している言葉ではなく想いなのです。
経験から学ぶ
より多くの人をより良い人生に導くために、全員が自由に意義のある挑戦を繰り返し、失敗を共有することで学び、実践します。
循環を⽣む
AからB、BからCの貢献が、組織を強くし、全員が高いパフォーマンスを発揮できる環境を作る。やがて社会を巻き込むムーブメントになると信じて善循環の創造にコミットします。
 

前置きが長くなりましたが、本題の「新ステートメントインタビュー」第一弾は、代表取締役社長 伊藤へのインタビューです。

新ステートメントインタビュー第一弾

■社員から見た姿

まずインタビュー前に、数人の社員に「社員から見た伊藤さんはどんな姿なのか」を聞いてみました!
 
・慎重だが決断が早い
決断をしなくてはならないタイミングや、今ここだという時に思い切りアクセルを踏むことができ、決断してからの行動力がある方だと思います。(企画職Mさん)
 
若手社員の案件相談も対応
医師のお客様の案件相談を快く受けてくださり、置いてきぼりにならないように理解できているか都度確認しながら丁寧に説明して頂きました。また伊藤さんのお客様にも医師が多く、開業する上で起こりうるお客様のリスクや、対策しておくべきことなど「金融面以外での知識が豊富」で、金融知識はもちろんそれ以外の知識を身につけて初めて本当のFPになれると感じました。(コンサルタントKさん)
 
・ホスピタリティに溢れている
お客様をはじめ、社員の様子をよく見ていて元気のない社員がいたら、すかさずフォローを促すなど気配りをとても感じます。(管理職Mさん)

■プロフィール

代表取締役社長 伊藤 清

・趣味:ゴルフ・スキューバダイビング・スキー

― ゴルフの最高スコアが73と聞いていたので一番得意だと思っていましたが、前職でインストラクターをしていたこともあり、スキューバダイビングとスキーが一番だそうです。

スキューバダイビングの様子①
スキューバダイビングの様子②(この写真は水深35mほどだそうです!)

・性格:人を喜ばせるのが好き・教えるのが好き・できないと言われていることをできるようにするために長く考えられる

― 新卒採用や固定給など金融業界の中では未常識だったことを様々取り入れて会社が発展してきたので、できないと言われていることをできるようにされてきた結果が今の会社をつくりあげているのだと思いました。

・ブロードマインドの好きなところ:
やはり文化だと思います。例えば、相談をされたら手を止めてとことん付き合うとかそういうところは非常に好きなところです。

― 伊藤さんが大事にされてきて、それを社員が受け継いでいっている大事な文化ですね。

■インタビュー本編

Q.ブランドステートメントをなぜ新しくしたのか、背景について教えてください。

会社のステージが変わり、良い文化を残しつつさらに一丸となるきっかけを作りたかった
上場をして会社のステージが変わる時だったからこそ、そこは非常に意識しました。以前のブランドステートメントに「信条」というのがあって、信条を日々意識して活動している人ももちろんいましたが、本当に会社全体に浸透したかというとそうではなかったと感じています。
年に1度、信条賞の表彰を行っているだけだと浸透しにくいと思っていましたし、上場をして新しいステージにもなり、ここからまた会社がどんどん発展していかなければなりません。そこで、ブロードマインドの良い文化は残しつつ、さらに一丸となるきっかけを作りたいと思ったからです。

社員が基本に立ち返る機会を作りたい
私の場合は、年に1回開催されるMDRTの大会に行くと、「何のためにこの仕事しているのか」「自分は何のために存在しているのか」と、ニュートラルに戻れる機会がありますが、社員みなさんにもそのような基本に立ち返る機会があった方がいいなと思っていました。
ブランドステートメントは「この会社は何のためにあるのだろうか」というものですが、会社のブランドは社員一人ひとりが創るものなので、行動する時のひとつのベースとして意識をすると自ずと変わると思いますし、それが循環してくれば会社もさらに良くなっていきます。

ー 仕事をしていると上手くいくことばかりではないので、気持ちが落ち込んでしまう時もありましたが、そういった時にブランドステートメントを思い出して、気持ちが戻った瞬間が多々あったので、おっしゃる通りだと思いました。

Q.会社の価値を高めていくために、社員にどういったことを意識しながら活動していってほしいですか?

社員のみなさんに意識してほしいことは大きく分けて3つあります。
①   ブロードマインドの良さをきちんと理解していること
ブロードマインドは、社会やお客様に対して貢献度の高い仕事をしていると私は思います。
保険や投資信託などそれぞれの金融商品をひとつの側面だけで判断せず、フラットな視点で見ることや、お客様の想いが実現するように、幅広い知識や金融商品を生かした「トータルコンサルティング」ができているか、今一度意識して活動をしていってほしいです。
 
②   人間は成長を楽しむ生き物。成長のために自分の中に課題を常に設けること
成長ができない、先が見えないと思ってしまう人は、仕事がマンネリ化してしまっていることが多いです。会社も当然環境づくりをしますが、「もっとより良くできることはないか、もっと成長するにはどうすればよいか」と模索して自分で課題を作っていくことを意識してほしいです。具体的には、「今世の中がどのような動きになっているか、それを解決するためにどのように金融商品を活用するか」や「仕事が上手くいかなかった時は何が問題だったのか」などと、考えて行動できる人は成長すると思います。
 
③   自分の力を世の中や人のために使うこと
世界平和を目指して、三重県の市民病院で働く院長を取り上げたテレビを観た時に、院長が小さい頃におじいさんに言われた「自分の力は自分勝手にするためにあるものじゃない。世の中のため、人のために使いなさい」という言葉を聞いて、当たり前だけど非常に必要な感覚だと思いました。お客さんをはじめ、仲間や家族といった人たちのために自分がいるという感覚です。
日々追われていると視野が狭くなってしまいがちですが、このような言葉が出てきて立ち返ることができれば、人間力をアップすることにつながりますし、楽しくいきいきとした仕事になっていくと思います。

インタビュー中の様子

Q.伊藤さんご自身はどういった想いで、お客さんと面談をしていたのか改めて教えてください。

契約を取りに行くぞという気持ちで仕事をしていない
どういうことかというと、より良い状態になってもらうために、まず徹底的にヒアリングをして、「本当の課題は何だろう」と追究していました。金融商品による解決だけではなく、場合によってはお客様の家庭環境も配慮したアドバイスもすることでお客様の本当の課題を解消することができると考えています。

― 伊藤さんが幅広い知識を身につけるために、意識したことや、努力したことはありますか?

分からないことを分かるまで聞く
「お客様へ中途半端に提案をしたくない」という想いから、色んなことをよく知っている先輩や、弁護士、税理士といった専門家に話を聞いて「なるほど、そういう考え方があるのか」ということを何度も体験してきました。話を聞きながら、応用の仕方を考えて、色々なパターンとしてインプットされてきたのかもしれません。分からないことは分かるまで聞いたので、先輩にこいつうざったいなって思われたと思いますが、徹底的に教えてもらいました。

― 自分の腑に落ちるまで徹底的に聞いていたとのことですが、状況によっては、年下や後輩にも質問することがありましたか?

後輩でも、年下でもどんどん質問をする
もちろん、今でも分からないことがあれば質問しに行きます。
ブロードマインドは、生命保険・損害保険・住宅ローン・資産運用・不動産・相続など各分野のプロが在籍していますし、
改定頻度の高い社会保障については、毎年新入社員が研修でみっちり学んでいるので、その場合は素直に聞きに行ったりすれば良いと思っています。
後輩だから、年下だからと質問することや相談することに対して躊躇をする必要はなく、むしろ「頼る」姿勢が私は大事だと思います。
 
弱みを見せられる人は信頼される
分からないことを素直に分からないと言えることも1つの弱みを見せることだと思います。
先輩が後輩に対して自分の失敗談を話したり、「ここが苦手で、ちょっと教えてくれる?」などと聞けたりする人の方が、信頼をされて自然と色々な情報が上がっていきやすい環境づくりができていると思います。反対に、全く弱みを見せずに俺は完璧だといった感じの先輩や上司がもしいたとすると、その人には相談も少ないと思いますね。

Q.伊藤さんの考えるあるべき姿の金融とは?

これは昔から思っていますが、「お客様の前ではなく、お客さんの横に座っている状態」があるべき姿の金融だと思い、将来的に実現を目指しています。

― 横に座るとは具体的にどのようなイメージでしょうか?

売りたい人は前に座ります。それに対して横に座るというのは、企業の顧問弁護士みたいなものです。企業サイドの人間ですから横に座りますよね、それと一緒です。不動産屋や保険会社、証券会社などが提案をする時に、ブロードマインドの社員が一緒に同席をしてお客様の隣に座り、正しい判断をするために質問をしたり、アドバイスをしたりというようなイメージです。
金融(金融商品)は生活品や嗜好品と違って日常的に触れる機会が少なく、複雑性も高いので、どうしても情報が事業者側に偏りやすくなっています。だからこそ、商品知識に限らず幅広い知見をもとにアドバイスをする人が私は必要だと思います。

インタビューに同席をした採用チームとの一枚

■採用チームの感想

長谷川:インタビューを聞いていて、伊藤さんの「その人の役に立ちたい」という想いと「できないと言われていることをできるようにする」という探求心の両方が原動力になっている印象を受けました。「人の役に立ちたい」と心から話す姿を見て、伊藤さんの人間味をとても感じました。

野間:インタビューを通して、伊藤さんの想いは一貫していると改めて強く感じました。様々な変化によって気持ちがブレてしまうこともありますが、立ち返れる場や機会を設けておくことで、高いパフォーマンスを維持できると思いましたので、今回のステートメント含めそういった場を設けていきたいと思います。

関口:採用活動をしている中で、自ら課題を設定することは大事だとまさしく感じていました。成長することは大変ですが、同時に楽しいなと感じることも多いので、「自分に何が必要か」「成長するために今足りていないことは何か」と、今後も意識して活動していきます。

吉川:私が就活していた時に最終的に大手とブロードマインドで迷った経験をしていますが、 社長自らが社員とちゃんと関わっている、いい意味での距離の近さを改めて感じることができて、ブロードマインドを最終的に選んで良かったなと思いました。

■編集後記

あるべき姿の金融とはという問いに対して、「お客様の横に座り、商品知識に限らず幅広い知見をもとにアドバイスをする」と聞いて確かにその形こそ、我々がアイデンティとして掲げる“フィナンシャルパートナー”だと思いました。
今回のインタビューを通して、組織の拡大・世の中の変化・顧客の変化にこれからも対応していくために会社が強く前に進んでいくことが求められており、それには全社一丸となって会社の価値を高めていかなければならないという強い想いを感じましたし、伊藤さんのお客様や社員に対してより良くなって欲しいという人想いな一面をより感じることができました。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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