投稿者の特定ルート

X(旧Twitter)等で、一般の方が利用していると思われるアカウントが「発信者情報開示」について投稿していることもよくあり、なかには不正確な情報もちらほら見受けられます。そこで、少しでもお役に立てばと思い、微力ながら「発信者情報開示」について情報発信をしていきます。

ア IPアドレスからたどるルート
①コンテンツプロバイダ(CP:Meta Platforms, Inc.やX Corp.等FacebookやX等を運営している会社等)からIPアドレス・タイムスタンプ等の開示を受け、② ①のIPアドレスをWhois等で検索し判明したアクセスプロバイダ(AP:KDDI株式会社やソフトバンク株式会社等)から契約者の情報の開示を受ける方法です。プロバイダをいくつか経由していることもあります。この方法を採る場合、APのログ保存期間が短いことに気をつける必要があります。

イ 会員情報の開示を受けるルート
会員情報を登録して投稿するパターンのSNS等の場合、CPに対してアカウントの会員情報の開示を求める方法もあります。アの方法を試したけれどログ保存期間切れの場合にはイの方法を試みることが考えられます。

次回は発信者情報開示の際に消去禁止を行う理由について解説します。

2023年7月19日にセミナーで講師としてお話しましたが現在次のセミナーに向けて準備中です。日々知識をアップデートして対応していく必要を感じますね。
https://kuni-biz.jp/2023/06/22/seminar20230719/



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