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【第42話】「『高嶺の花』になってはいけない時代なのです」

神楽坂というとまだだま芸者や料亭と古いイメージを持たれるみたいですが
最近は神楽坂でも人気になるお店は大手のチェーン店だったりして、実は個人のお店が少ない街だったりします。神楽坂は高嶺の花で敷居が高いんだろうニャぁ~

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ママ:「いらっしゃい♪ 彼の転職は決まったのかい?」

ハナ:「いや~もう、それどころじゃないって言うか。時代はもう転職なんて言ってる場合じゃないですよね!! とりあえずパフェ!」

ママ:「甘いものを欲してる時はイライラしてる時だわね」

ハナさんは美人なのに気性はさっぱり男性で、付き合ってる彼がデリケートなタイプだからなかなか結婚も進展しなくてイライラしてる~
前回のお話↓↓
https://note.com/babacafe/n/nc0b6849911be

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ハナ:「今日はワタシの事じゃなくて、友人のA子の事で相談に来たんです」

ママ:「A子ちゃん知ってるわ~、神楽坂の大きな病院の娘さんよね」

ハナ:「そう、A子は超ウルトラお嬢様だから親がいいお見合い話でも持ってくるんだろうと昔は話してたんだけど、そんなA子も私と同じもうすぐ40歳じゃないですか」

超ウルトラお嬢様!? なんか強そうな響き。。。

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ママ:「お嬢様も40歳じゃ困るわねぇ~」

ハナ:「親は絶対に医者と結婚しろ!ってうるさく言うのにどう頑張っても医者となんか出会わないわけですよ」

ママ:「医者の男性はすぐ狙われてゲットされちゃうけど、女医はなかなか結婚出来ないらしいよ~」

お医者さん同士で結婚ってぴったりなのに女医さんだけ売れ残っちゃうの?

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ハナ:「男の医者は周りに美人な看護師もた~くさんいるし選びたい放題。身近な所にいる女性に惹かれちゃうもんなんですよね。。。」

ママ:「医療関係以外の女子は接点がなくて厳しいわね~~ただでさえA子ちゃんは“高嶺の花”だから.....」

ハナ:「A子は家柄も良くて美人だし、性格もいいのに普通の男性からは“医者の娘”ってだけで敬遠される!それってヒドイと思いません?」

ほう、お金持ちで美人で性格がいいのに“医者の娘”は敬遠されるのか!これは女性差別?

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ママ:「問題はさぁ~、A子ちゃんにあるんじゃなくてその周りでしょ」

ハナ:「というと?」

ママ:「まずはA子ちゃんの親が“医者と結婚”という固定観念を捨てる“高嶺の花”は結婚市場においてもう人気がないの!
A子ちゃんの幸せは何か?って考えたら“医者の妻”というブランドよりも誠実で気の合う男性だったら認めてあげなきゃ。A子ちゃんも自分が“高嶺の花”になってるんじゃないかと自覚して敷居を低くしていかないと出会いがないまま月日が経つよ

ハナ:「確かにこのまま月日が経ったら“高嶺の花”も枯れちゃいますよね~」

花は枯れる...ええっ、ハナちゃん!自分も「ハナは枯れる」だよ~。
女友達の世話よりも自分じゃない!!
リリーは心配です。

「『高嶺の花』になってはいけない時代なのです」

byリリー
次号につづく

#婚活  #エッセイ  #漫画  #ネコ  #ご縁


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