筆文字イラストを習い始めたママ。ママの性格に合っていたのか
あの飽きっぽいママには珍しく続いています。問題は仕事中でもずっと
描き続けちゃうこと。ママ、仕事ですよっ！

ママ：「ハナさんも習ってみなよ～。絶対に楽しいって」

ハナ：「いやぁ～もうすぐ40歳が目の前ですから筆文字は結婚が決まったら考えますよ」

ママ：「例の乙女な彼氏とは上手くいってるの？」

ハナさんは外見は可愛いけど内面は男前でサバっとした性格。
女友達は多いけど異性の恋人となるからっきしダメで交際が進展しないらしい。
前開の話　https://note.com/babacafe/n/nd7df7185ef79
【第9話】「理解しないといけないのは男心ではなく乙女心だっ たとは！」

ハナ：「ママのアドバイスはちゃ～んと聞いてますよ。男はデリケートってね。だけど、もう何か面倒臭くなっちゃって」

ママ：「出た出た‼!　二言目には『面倒臭い』って。そこを超えなきゃ信頼関係が出来ないわよ」

ハナ：「わかってますけど今は自分の転職の事で頭がいっぱいって感じで、もう結婚なんて1ミリも考えられない感じなんですよ～」

ハナさんの彼は転職したいみたい。男が43歳で転職するって大変だなぁ～～。

ママ：「それを聞くと、年内の結婚なんてとても無理ね」

ハナ：「でしょ～～～！もうグズグズしてるからこっちがイラッとしちゃう」

ママ：「彼はかなり女子度が高いわ。納得するまで待ってあげるか、スパっと別れるか」

ひゃぁ～、ママったらせっかくハナさんが気が合う男性なのに「すぱっと別れる」なんてアドバイスしちゃって。

ハナ：「そういうわけで、中間をとってまったりと待ってるんですけど私も大台にのっちゃいますから」

ママ：「まるで母親か姉だわね～。ますます甘やかしちゃう」

ハナ：「そうとも言えますワ」

大人になると若い時と違って向こう見ずな行動が出来ない。慎重になりすぎれば縁を逃がす。難しいところだわぁ～。

ママ：「ただひとつ言えるのは「婚活の極意は『待たない』にある」

ハナ：「えっ？「待たない」？」

ママ：「そうよ！自分から仕掛けるの。相手が納得する時期なんていつになるかわからないじゃない。年内に入籍しないなら別れようって言うのよ。それで決められないなら待っても無駄。彼は転職も結婚も出来ないよ！」

ママは筆文字でコースターに「待たない」。
わぁ～やっぱり「別れろ」って事？!　ハナさん、このアドバイスを聞き入れられるのかな。

「婚活の極意は『待たない』にある」

ｂｙリリー
次号につづく

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