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【第37話】「消費経済に慣れてしまうとご縁のパワーが失われてしまう!」前半

baba cafeの超お得意さんの大宮さんは近所に住んでるから週の半分はお茶を飲みに来てくれるありがたいお客さん。フリーライターという仕事柄、時間も自由に使えるのでついついママとの話が長引くのが欠点なんだけど。。。。

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大宮:「この前、取材したやつで面白い話があったんだけどさぁ~ママ、聞きたいでしょ」

ママ:「なによ、勿体ぶっちゃって!早く話しなさいよ」

大宮:「オレは経済が得意分野だから婚活に参考になるネタはないと思い込んでたのに、その経済が今の独身を増やしてるっていう話」

大宮さんから「経済」とか「お金」ってイメージ出来ない~。一番遠くにいる男性かと思ってましたニャ~。

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ママ:「そんなのわかってるわよ、男性の年収が低くなってるって事でしょ!」

大宮:「それは確かに現実の話なんだけど、違うのよもっと深い理由があるの」

ママ:「もっと深い理由??」

ふむふむ、経済と言えば「お金」。お金がないから結婚出来ない!そういう話じゃないのかニャ?

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大宮:「オレ達、団塊ジュニアの世代は消費経済で育っているから「等価交換」に慣らされてるわけよ」

ママ:「とうかこうかん?何よ、そんな難しい言葉使っちゃって!要するに何かと交換するっていう話ね」

大宮:「そうそう、消費経済では「等価=同じ価値以上のものと交換」って判断するから「100円出したら何が一番価値があるものと換えられるか」って考えちゃう」

難しい言葉を喋りだした今日の大宮さんは何だかちょっとインテリに見えてしまう。

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ママ:「そりゃぁそうでしょ。同じ100円だったら価値が高いものを選ぶに決まってるじゃない」

大宮:「そうそう消費っていうのはそもそもそこで競争してるんだからね」

ママ:「それと婚活は何が関係あるのよ?安い相談所がお得っていう話?」


お得、安い、ああ~~~リリーの大好きな言葉だわ♪安いっていい響き。

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大宮:「お店と消費者はそういう関係で成り立っているんだけど、考えてみてよ。お金は払うけど病院は高い医者にかかれば絶対治る!とは限らないでしょ」

ママ:「そうね~、それはそうだわ」

大宮:「あとは高いお金を払ったから英語がペラペラになる教材とか。高い資格を取ったから高収入の仕事につけるとか。そう宣伝したら詐欺でしょ」

あのママを説得してる大宮さん!今日の大宮さんはなんとなくイケてる男に見えるのは気のせい?経済の話なので後半に続きますニャ!

「消費経済に慣れてしまうとご縁のパワーが失われてしまう!」前半

byリリー
次号につづく


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