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別居嫁介護日誌

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記事一覧

ようやく、あの方に会えるわね( #別居嫁介護日誌 67)

義父の肺炎による緊急入院によって、義母は急遽、有料老人ホームに一時入所することとなった。…

「何かあったらと思うと心配でたまらないんです」( #別居嫁介護日誌 66)

突然降ってわいた、義父の緊急入院。義父が長期間留守にするとなるとその間、義母は一人暮らし…

熱さえ下がれば大丈夫なんだと思ってた(別居嫁介護日誌 #65)

不調の原因はわかり、薬が処方され、自宅療養をするための往診や訪問看護、訪問介護との連携も…

息子にしてはちょっと年をとりすぎよね(別居嫁介護日誌 #64)

病院に向かう……といっても、どこに行けばいいのか。着けばわかるのか。よくわからないまま、…

ご自宅の鍵がどこにあるかわかりますか?(別居嫁介護日誌 #63)

「おふくろから電話があったんだけど、親父の調子が悪いらしい。『体の左側にしびれがある』っ…

義父母と正月4連戦( #別居嫁介護日誌・お正月スペシャル )

あけましておめでとうございます。 2018年9月14日にスタートした「別居嫁介護日誌」も、コツコ…

ご近所の小さいお子さんたちがね、遊びにいらしたの(別居嫁介護日誌 #62)

介護が始まった当初から常に、義母とともにあった「お二階さん」に変化が現れた。 「あの方ね、最近お引っ越しされたらしいのよ」 義母がそう言い始めたのは、何がきっかけだったのか。何食わぬ顔で「そうですか」とあいづちを打つと、「でもね、困ったことに未だにちょくちょくうちにやってくるの」と義母がため息をつく。 「ああいう性癖っていうのはなかなか治らないものなのかしらね……。かわいそうに」 どうやら義母は「お二階さん」の盗癖に心を痛めているらしい。訪問介護を導入し、定期的にヘル

ひとりで行っても大丈夫なんでしょうか(別居嫁介護日誌 #61)

半日デイに通う話は義母の巧妙なる“嫁ブロック”に阻まれたまま、なかなか進展せずにいた。と…

歩いて行けるところがいいんだけど(別居嫁介護日誌 #60)

スポーツクラブ通いを再開したい。できれば、社交ダンスにもまた通いたい。 義父がひそかにそ…

スポーツクラブではダメですか(別居嫁介護日誌 #59)

「そろそろスポーツクラブに復帰したいんですが、通い始めてもよろしいですか。まずは先生にご…

おかあさん、言葉が違っていますね(別居嫁介護日誌 #58)

夫の実家の台所の電球が切れていた。近所のコンビニに電球を買いに行き、新しいものに交換する…

あの電球って、あの子が買いに行ったの?(別居嫁介護日誌 #57)

義父母のたっての希望で、取り替えることになった玄関の鍵。 「誰かが自宅の鍵を持っていて、…

ああ、そのカギのことだったの(別居嫁介護日誌 #56)

もの忘れ外来の定期受診は毎月1回ぺース。夫婦そろっての受診で、診察時間は約30分前後。混ん…

最近、楽しいことはなんですか?(別居嫁介護日誌 #55)

「おふたりとも、機嫌良くデイにお出かけになりました」 ヘルパーさんからそう連絡が入ったときは心底ホッとした。前日、鍵交換の業者さんがやってきたときは寝込んでいた義父も、翌朝には元気を取り戻していたようで、しっかり朝食もとり、送迎ワゴンに乗り込んだという話だった。 懸念していた「鍵の紛失」も、なんとか回避できたらしい。 鍵交換時に作成してもらった合鍵が、そのまま想定通りの引き出しにしまわれているかどうかはわからないが、「鍵が1本もないので、外出できません!」には至っていな