3年目の保育士__1_

ベビーシッター利用支援事業って?詳細をざっくり大公開!!

10月から保育料無償化等、国がようやく子育てに関してお金を使い、
動き出してくれていますね!それに伴って、徐々に子育てに伴う制度に
関して関心を持ってきたママ、パパは多いのではないでしょうか?
しかし、調べてみてもよく分からなかったり、調べる時間もあまり
なかったり・・
そんな方にざっくりで良いので理解してもらえるよう記事にしました。

今回は【ベビーシッター利用支援事業】について。
こちらは平成30年度に作られた東京都の事業制度ですが、
知っている人も少なければ、使っている人もとっても少ないです。
しかし、最近は子どもの預け先の候補に、ベビーシッターを考えている人も増え、少しベビーシッターが身近になってきたかと思います。
そんな中で、少しでも検討している方に損がないよう、
この事業の実態について、まとめましたのでぜひ参考にしてみてください。

まず、この制度が使えるのは東京都に住んでいる全ての子育て世帯
ではないことを知っておいてください!
この事業は東京都が決定しましたが、導入するかは、各市区町村に
任されています。その為、自分の住んでいる地区が導入地区なのかを
先ず初めに確認することが大切です!
以下対象地区です!

参考:東京都福祉保健局
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/smph/kodomo/hoiku/bs/riyoukentou.html

『対象区』
新宿区、台東区、目黒区、大田区、渋谷区、中野区、北区、板橋区、
葛飾区、三鷹市、府中市、国立市、福生市、東大和市

『対象者の条件は??』
この事業は、上記に記載した対象区にお住いの方のうち、
下記の条件を満たし、通知を受け取った方が対象になります。

1. 保育所等の0~2歳児クラスに相当する待機児童の保護者
2. 0歳児で保育所等への入所申し込みをせず1年間の育児休業をした後、
お子さんの1歳の誕生日から復職する保護者(復職日以降、利用できます)

なんとなく分かりにくいですが、
3歳の学年に上がるまでの子どもが対象ということですね。
細かい要件は区市町村によって異なるみたいなので、利用する際は
電話でもいいので、きちんと問い合わせることをおすすめします!!

『どんな内容なの??』
これは、待機児童問題の対策の為に設けられた制度で、
保育所に入所出来るまで、
保育所の代わりとして国から認められた事業者のベビーシッター料金を
1時間250円で利用できるようにしたものです。

『利用可能時間は??』
月曜日から土曜日までの午前7時から午後10時までのうち、
<保育短時間認定の方>・・1時間8時間まで且つ月160時間まで
<保育標準時間認定の方>・・1時間11時間まで且つ月220時間まで

『どうやって利用するの??』

●手順1
市区町村が配布しているパンフレットを読んだり、電話で問い合わせたり、
直接聞いたり等して、この事業をよく理解した上で対象の方は
対象者である旨の通知を市区町村から受け取ってください。

●手順2
東京都のホームページに掲載されている認定事業者の一覧の中から、
希望の事業者を選択して連絡してみてください。
(その際、東京都の制度を使いたいことをきちんと伝えましょう!)

●手順3
事業者とのやり取り後、利用がスタート!!
事業者と接触してから実際に利用するまでの流れは
各事業者毎に異なります。
実際の利用の際は、事業者から利用者負担額(1時間250円)の
金額のみが請求されるので、それをお支払いして完了!!

基本的には、ベビーシッター利用の際の内容などは東京都が
決めるのではなく、東京都が認定した事業者のサービス内容に
よって異なるので、そちらは利用する際事業者の話を聞いてみてください。

『この制度には1つ大きな注意点が!!』
ここまで、事業のことについて書いてきて1時間250円で
利用できるめちゃめちゃ良い制度とお伝えしたいのですが、
1つ注意してほしいことがあります。
この注意点を踏まえた上で利用を検討してほしいのです。

通常1時間2,000~3,000円かかるベビーシッターの利用料金が、
1時間250円になり、かなり安くなるのは事実です。
しかし、安くなった部分の金額(つまり公費負担額)はなんと!!
雑所得になってしまうのです。
どういうことかといいますと・・
例えば、通常1時間2,000円のベビーシッターサービスをこの制度を
使って利用すると、250円まで下がるわけですが、その下がった分の
1,750円は利用者の雑所得として、確定申告してください、
と定められています。
その為、利用しなかった場合よりも所得が多くなってしまう為、
税金が上がってしまうのです。それでも、トータルで考えれば
この事業制度を利用した方がお徳になる場合のケースの方が多いかと
思いますが、後から大きな税金の請求が来るのは、知らないと驚きですよね。
その為、この制度はこれ等のことも全て理解した上で利用しなくては
なりません!都のHPにも書いてありますが、とっても分かりにくいので、
ご自身の所得額にプラスして、利用した場合の税額など計算してみた方が
いいですよ!

平成30年度からこの事業はスタートしてますが、
未だ利用している人はとっても少ないようです。しかし、現在様々な
ところでこの事業について触れた記事が出ています。
その為、今後利用を検討する人も増えるかと思います。

その際には、この記事を思い出してくださいね!
都の制度はややこしいことが多いですが、理解していないと
大きく損をすることもあります。その為、初めだけ面倒ですが
きちんと調べることをおすすします!

ちなみに私もベビーシッター事業運営事業者です。
(まだ、この事業の認定は受けていないのですが・・。早く認定取りたい!!)
このことに関しての質問はいつでも受け付けています。
質問するのはタダです!ぜひ、分からないことは聞いてください^^

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