わしがはなしはじめると、いつでもそれは「昔話」、という感じも

しないでもなくはないが、ちょっとする。

楽曲を作ったり弾いたりするための準備運動として、多くの人がそうで

あったようにわしも誰に言われるわけでもなく、まあラジオのオンエアーを

聴いていたり、なんかの付録の歌本なんかでギターのコードとってみたり

していたことがあった。それで、「うーん、みんなおんなじ様なコードに

なっているなー、日本の歌謡曲って。しかも、簡単！」などと、テンション

とかをかなりはしょって、すぐストロークで弾き語りしやすいようにコード

を表記されているのをおよそは感づきつつも思ったりしたもんぢゃったよ。

ところが、スコアを見ると時々やけに難しい押さえ方をするコードなどを

弾く佐橋さんとかがポップスのスタジオ・ワークとかでやっていたりして

結構刺激になったものぢゃったっけ。