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ジャコウアゲハの毒を紡ぐ~コロナ騒ぎの敗戦から~

負けっぱなしの情報戦

2023年5月8日。新型コロナは5類感染症になる。
私は2020年の4月から「新型コロナを指定感染症から外せ」「せめてインフルエンザと同じ5類に分類しろ」と言ってきた。呑気だった私は2021年1月には指定から外れるんじゃないかなんて思っていたくらいだ。

2021年に「新型インフルエンザ等感染症」に分類されたときは「正気か?」と思ったが、それからしばらくは「5類に」と言い続けてきた。2022年の後半には「5類も要らない」と思い始めた。今年は「5類でさえ違法」と言う意見に賛同してきた。
でも、今になってようやく5類。
「お医者様連中がずっと反対してたのに(ってか今でも反対してるみたいだけど)」という枕言葉だけに救いを求めてしまう自分が情けない。

https://www.mhlw.go.jp/stf/corona5rui.html

だってこれは別に私のような人間の主張が通ったわけじゃないんだから。
権力者たちは最初からこのペースでやるつもりだったんだ。2021年3月の記事でビル・ゲイツは「収束は2023年以降」と言っている。

米国が「平常に戻る」のは2023年以降に、ビル・ゲイツが指摘https://forbesjapan.com/articles/detail/40059

そして2022年12月にテドロスが「コロナは2023年に収束する」と言った。すべては彼らの思惑通りに動いたってこと。

コロナは2023年に収束? WHO、緊急事態の終了に期待
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2022/12/2023-who_2.php

自粛に反対したから宣言やまんぼうが無くなったわけじゃない。
マスクの有害無益さを訴えたからマスク推奨がなくなったわけじゃない。

「みんなが自粛に協力したから」
「みんなが我慢してマスクをつけたから」
「大多数がワクチンを打ったから」

恐ろしい死病である新型コロナは5類感染症になったのだと、市民は思うのだろう。

正直、虚しいばかりだ。
 
これ以上、何かを書いたり調べたりすることに意味があるのか?

ジャコウアゲハの毒は、仲間と子孫を守る毒

ふと思い出したことがある。
ジャコウアゲハの毒のことだ。
ジャコウアゲハの蛹は「お菊虫」という名前でちょっと有名。
姿かたちが「後ろ手で縛り上げられた着物の女性」に似ていると言う話からだけど、私が思い出したのはその姿ではなくてね。毒の方。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%82%B3%E3%82%A6%E3%82%A2%E3%82%B2%E3%83%8F

ジャコウアゲハという蝶には毒がある。
ジャコウアゲハを食べた動物は中毒をおこし、捕食した個体を殆ど吐き出してしまう。一度捕食して中毒を経験したものは、二度とジャコウアゲハに手を出さない
 
しかし、一度捕食されたジャコウアゲハが生き返るわけじゃない。
幼虫の頃から我が身に蓄えた毒は、我が身を守ることはできない。
 
じゃあ、その毒は無意味だったのか?
それは違う。
 

この3年間で集めてきた情報、積み重ねてきた考察、見て聞いてきた経験を後世に残すことができる。
 
感染対策の意味、免疫の働き、医療行政のいびつさ、死亡診断書や統計、そしてワクチンや医薬業界のこと、管理社会への誘導など、今まで知らなかったこと、これから知りたいこと、知らなきゃいけないことは山ほどある。
 
今後、為政者や専門家たちはまた同じことを繰り返すだろう。
「みなの努力で克服した」と言う連中は、次も意味なく市民を削る「努力」を求めてくるだろう。
 
この3年間「非常識」「自己中心」なんなら「人殺し」の誹りをうけながら、考え貫いてきたことを、今後少しずつでも発信し続け、今後も学び続けよう。

 
それがいつか、敵を苦しめ仲間を助ける毒になると信じて。
 


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