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安い人間

高校生の頃から日記を書こう書こうと思いながら、思いを寄せるだけだった。いつもなら思いを内に留めておくのが僕なのだが、友人が書き始めたというのを見て始めてみた。なんと影響されやすい人間なのだろう。今まで流行りや周囲に影響される人間を馬鹿にしていたが、過去を顧みると自分が一番影響されやすいのではないか。分かりやすい世間の流行りだけはいっちょ前に批判しておいて、一本映画を見るだけで感化されている。なんと安い人間なんだろう。鏡を見て自分だと気が付きもせず馬鹿にしているなんて醜すぎる。

初の投稿から自己否定癖がでたが、きっとこの先もずっとそうだろう。

ここでもう一つの卑下。クリープハイプのバイトバイトバイトをバイトもしていないくせに聴きたくなりYouTubeで検索したら、素人が歌っている動画が出た。普段素人の動画など見もしないのだが、かわいい女の子だったという不純な理由でクリックしていた。すぐ消すつもりだったが、普通に上手く、最後まで聴いてしまった。よく見れば登録者は10万人以上。自分の歌を見てもらい、お金を稼いでいる。こんなものはもうアーティストだ。というかメジャーデビューするぐらいの人らしい。素人などと言ったことを謝りたい。同年代の女の子が自ら発信してアーティストになっているのに対し、こちらは家に引きこもり髪と髭を伸ばし、自慰によって一日を消費している。涙がこぼれそうになったが、何もしていないことに改めて気づいただけで泣きそうになるなんて烏滸がましいので堪えた。ちなみにバイトバイトバイトはYouTubeにはなかった。Apple Musicで聴いた。

ここまで読み返してまた一つ自分が嫌いになった。自分が嫌いだと周りに噛みついてしまうので、自分を好きになるために一投稿一褒めをしてやろうと思う。

髪を乾かすのが面倒で今日は洗わないことにしたが、湯船につかり汗をかいたので結局洗った。臨機応変な見事な対応だった。あっぱれ。


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