氷河期を生き延びる~崖っぷち団塊ジュニア家庭の子供大学進学

皆様初めまして。Sugamonと申します。

こういった文章をネットに書くのは初めてですが、しっかり継続して書いていきたいと思います。

私は50になったばかりの会社員で、妻と子供と都内で暮らしています。

2008年のリーマンショックをきっかけに会社をリストラされ、それから10年ほど生活を安定させようとがむしゃらに生きてきました。中堅企業の管理職としてそれなりの収入を得ていた自分が、激減した収入を補おうと副業を含めて様々なことにチャレンジしては失敗=>方向転換を繰り返してきました。

そのため、他のご家庭に比べて貯蓄額がかなり少ないのではないかと思います。念のため公的なデータを見てみると、金融広報中央委員会令和4年版「家計の金融行動に関する世論調査」によると、50歳代の2人以上世帯の平均貯蓄額は1,253万円と遠く及びません。平均ではなく中央値(意味説明)で見ても、350万円でした。これでも、まだ下回っています…。子供の教育に使えそうな貯金は、その中で100万円強しかありませんでした。

どうしよう…子供はもう高校3年生。年明け2024年には大学受験が控えています。しかも、学費の比較的廉価な国立大学を目指すほどの学力はなさそう。
こうなったら、現在の貯蓄と奨学金や利用できる制度を駆使して、何とか大学進学をかなえてやろう、と決意しました。

真っ先に思い浮かんだのが、日本学生支援機構(JASSO)の奨学金です。
私の時代と違い、今は低所得世帯向けに給付型奨学金制度が創設されているので、これを貰う資格があるのか調べてみました。
要件は大きく2つあり、1つは世帯年収が一定額以下であることで、これはクリアしているようです(住民税非課税世帯及びそれに準ずる世帯:~年収380万円)。リストラされて低所得になったことで、初めてメリットを感じましたwww。

もう一つは受験生本人の「進学先大学等で学ぶ意欲があること」というものです。具体的には、「高校3年間の評定平均値が3.5以上またはそれ以下でもレポート等で学ぶ意欲が認められる生徒」、というもののようです。
評定平均が3.5未満でも、レポートを提出して認められれば良いそうです。が、受験勉強の合間に要領よくそういったことが出来る子供ではありませんので、ハラハラしていましたが、3年1学期までの評定平均は3.6でした。
3.6では指定校推薦などには応募できるところはないので、来年2月の一般受験に臨むことになりました。

日本学生支援機構(JASSO)の給付型奨学金は、夏休み前に学校で取りまとめて申請しました。もし貰えなかったら、入れそうな国公立の3教科入試の大学・学部を選ぶしかないなあ、と考えていましたが10月に無事奨学生への採用通知が学校経由で届きました。

さあ、これで思う存分受験勉強に専念させられる、と思ったのですが、やはりここでも一つ壁が…。今の私大入試制度は多様化していて、シンプルな英国社の3教科一般入試のほかに、全学部入試、共通テスト利用(併用)入試、英語4技能利用入試、得意科目2科目入試、等々はじめて大学の入試ガイドを見たときは全く理解ができませんでした。そして、入試が細かく分かれれば分かれるほど入試が情報戦の様相を呈してきて、「チャレンジ校」「相応校」「抑え校」などをしっかり受けておくことが必要、つまりある程度受験校数を受ける必要がある、とわかりました。

今度は受験費用が馬鹿にならないなあ、と悩んでいたところ、住んでいる自治体のホームページで有益な情報が。
受験生チャレンジ支援貸付事業(受チャレ)サイト (jukenchallenge.jp)
というものです。
受験を控えた高3・中3生に、塾代と受験料を貸し付けするもので、受験して合格し入学すると、返済が免除となります。
高校3年生には、塾代20万円、受験料8万円貸し付けを受けられます。受験に失敗すると返済しないといけないのか…、と不安になりますが、そうならないように何とか合格してもらいたいです。
塾代20万円の貸付は、予備校の夏期講習代と冬期講習代に消えました。定期的に受ける模擬試験代は日々の生活費から出すことにしています。
参考書や問題集は学校で支給されるもののほか、卒業した先輩からもらったものを活用しています。幸い、同じ高校の先輩が志望する大学・学部に進学されていて、赤本をはじめ、その大学・学部用の参考書をいくつか譲って頂けました。大変ありがたいです。

現時点で確保できた教育費
貯金(Jr.NISA)100万円
受験生チャレンジ支援貸付 塾代20万円、受験料8万円
日本学生支援機構(JASSO)第Ⅰ区分 
 入学金/授業料免除 上限20万円/上限70万円
 給付型奨学金(私立大学自宅通学生) 月額38,300円
 第1種貸与奨学金(私立大学自宅通学生) 月額54,000円
 入学時特別増額貸与奨学金(有利子) 300,000円
※給付型奨学金だけでは不足することを想定し、無利子の第1種貸与奨学金と特別増額貸与奨学金(有利子)も借りることにしました。

既に使用した教育費
予備校夏期講習・冬期講習代 20万円
※少しオーバーした分は、一般費から支出

これから毎月1回月末更新で、その月に使った教育費などを書き連ねていこうと思います。あわせて、今であれば、受験校選定のプロセスや入試状況、入学後は大学生活や単位取得状況なども適宜書いていければと考えています。

日本学生支援機構(JASSO)の給付型奨学金は、成績が悪い、取得単位数が少ないなどで支給停止となる可能性あるので、この記録は途中で終わりになってしまうかもしれませんwww。そうならないように家族総出で受験から入学・卒業までをサポートしたいと思います。

人は他人の成功よりも失敗から学ぶことが多いと思いますが、なかなか面と向かって大人が自分の失敗談を語ることはないと思います。
果たして、貯蓄額わずか100万円で、受験と大学入学、卒業までたどり着けるのか?私も不安な中歩き出している状況ですが、少なくともキャッシュフローを正確に把握することで、不安を一つ一つつぶしていけたらと考えています。ひょっとしたら、受験に失敗してあっさり記録終了してしまうかもしれませんが、温かく見守って頂ければ幸いです。
どうかよろしくお願いします。

会社名や仕事、家族、高校・大学の詳細については、明かせないところもありますので、その部分は若干ぼかして書かれていることをご了解ください。

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