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日本スポーツ協会公認(JSPO)バドミントン指導者コラム(9):『期待』とは何か

日本スポーツ協会公認(JSPO)バドミントン指導者コラム(9):『期待』とは何か

こんにちは!

今回は『期待』と言う言葉について情報共有して行きましょう!

・期待しているよ
・彼には期待を持っている
・期待していたのに
・彼は期待外れだった

期待と言う単語を使う時には、上記の様な言葉が多く使われると思います。

文章から受ける『期待』の意味は、他者を応援する時や頑張って欲しい時に対して使う言葉。と言う所でしょうか。

私が考える『期待』とは、他者が定めたハードルの高さだと思っています。

そもそも『期待』する。と言う事はその子に対して今よりもっと結果が出せる。もっと大きくなれる。と言う希望を持った声掛け。これはとても良い事だと思います。

一方で、指導者がこの期待と言う言葉を使う際には気を付けなければならない事がありますね。

期待していた通りの結果が出なかった時の寄り添い方です❗️これが大切だと思っています!

熱い指導者の中には、教え子が期待と言うハードルを越えられなかった時に失望感を持ってしまう方もいます。これは期待した結果なので当然なのです。しかし、この感情が上手くコントロール出来ずに教え子に強く当たってしまう場合があります。

・もっと良いプレー出来ただろう
・お前に求めてるのはそんな事じゃ無い
・期待してたのに残念だった

『期待』が時に牙を向く。

私はこの現象をこう呼んでいます。期待と言うものがいつの間にか本人の為では無く、周囲の人が越えたいハードルとして設定されてしまうのです。

これは本人からすると望んだ状況では無いですね。期待されていると言う事が本人のプレッシャーや不安要素となって行きます。

期待🟰不安やプレッシャー 

この構図は避けなければなりません。

監督やコーチ、親御さんなど周りのみんなが、一緒にハードルに向かい飛び越えようとしてくれている。これを実感して貰う事が大切です。

みんなでやった結果は受け入れやすく、素直に反省出来ます。更に次に繋げようと本人も必死に考える前向きさも得る事が出来ますね。

主体性を持って勝負に向かって行って欲しい。勝負はこの子の成長の為にあるんだ。この気持ちを、指導者側が強く持つ必要があると感じます。

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