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Legion Doujou Cup:VTuber編を見て感じたゲーム分野におけるvtuberの成長

とある大会を見て

3/29にLegion Doujou Cup:VTuber編というPUBGの大会が開かれた。

大手PCメーカーのlenovoが主催しているLegion Doujou CupというPUBGの大会のvtuber限定バージョンということらしい。

僕が知らないだけかもしれないが、この大会にも解説として参加しているvtuber、渋谷ハル主催のvtuber最強決定戦等以外でこういったvtuberが大勢参加してわちゃわちゃするような大会は久々だったような気がする。

この放送を一通り見て色々感じたことがあって、それはvtuber界隈のゲームという分野における成長と、やっぱりこういうみんなが集まって熱量たっぷりで競う大会って良いなぁ、ということだった。

この成長という部分に関して、超わかりやすい昔と今の比較画像があるのでまずそれを見てほしい。

コメント 2020-03-30 021541

上の画像が2018/06/29に行われたOPENREC.tv公式番組「PUBG PARK」の一幕。次元の壁を越えた本当に良い画像だ…

コメント 2020-03-30 021820

そしてこちらが今回の大会画像

この二つを見比べただけでも色んな変化が見て取れると思う。一番わかりやすい部分で言えば、みんなバーチャルになったというところだろうか。

これってつまり、バーチャルというものが文化として発展して需要が生まれるとともに、技術も発展して供給もできるようになっている、という証だと思う。2年ほど前は生身の参加であった実況のOoodaさんやlenovo japanの社長のデビット・ベネット氏というびっくりするような人がバーチャル化して他のvtuberたちと次元を同じくして生きているってのが本当にvtuber界隈も大きくなったんだな…という気持ちにとてもなる。


振り返って考えてみると


そして、いろんな出来事が折り重なってできたものがこの画像なんじゃないだろうかとも思う。PUBGがvtuberの中で大きなゲームジャンルになり、こういったesports大会が開催されるようになったと考えるならば、今回の大会に出演している電脳少女シロが一番最初にバズったのは確かPUBGのプレイ動画だったというのも大きなきっかけだったのかもしれない。

また、今では当たり前に行われているvtuberのコラボが一時期自粛してしまったときに、vtuber同士のコラボの形を提示したあっくん大魔王とぜったい天使くるみちゃんという二人のvtuberがやったゲームがPUBGだったことで、コラボはPUBGでするという流れが作られたということもあったと思う。この流れというのは実際大きなものだと思っていて、PUBG以外でも度々流行ってきたようなゲームの中で、例えばAPEXやマインクラフト、MHW等のゲームを通して気軽にコラボをする、という流れがつくられたのではないだろうか。

他に人との出会いとしてはPUBGPARKでの実況者Ooodaさんとのvtuber界隈の邂逅があるだろう。PUBGPARKにはにじさんじや.LIVEの所属vtuberがよく呼ばれていたが、毎回楽しい放送になっていてvtuberとesportsスタイルのゲームイベントがうまく融合できたのは確実に実況のOoodaさんが力がすごく大きかったと思う。vtuberに対してのエピソードやプレイスタイル等の下調べが本当にすごくて、vtuberは少々扱いが難しいところもある文化だと思うがそのあたりを本当に理解してくれているので、視聴者として見ていてとても安心できる。

そのほかに思いついた中で大きな出来事だろうと思われるものとしては、

・旧にじさんじゲーマーズ、叶の出現
・個人勢出身、渋谷ハルの躍進

の2つがあるのではないだろうか。


旧にじさんじゲーマーズ、叶の出現

言わずと知れたバーチャルライバー集団「にじさんじ」のゲーマー叶だが、彼の出現は確実にデカかった。叶がいなければこのような大会が開かれるような未来はなかったといっても過言でもないかもしれない。
2018年デビュー当時、vtuberでゲームがうまいと言えば電脳少女シロくらいだったという記憶があるが、ここでにじさんじのゲーム特化グループ「にじさんじゲーマーズ」から初配信がPUBGを9時間プレイするという怪物が放たれる。
また他のゲームの上手いvtuberとのコラボも多く、vtuberにおけるゲーム実況配信の濃度が変わったのは言うまでもなかった。またPUBGPARKしかり演者としてではなくゲームプレイヤーとしてesports系の大会にゲスト参加したのは叶が初めてだったと記憶している(2018/06に行われたRAGEはゲームイベントに演者として参加しているとして、ここでは除外しています)。


個人勢出身、渋谷ハルの躍進

今大会でも解説を務めた渋谷ハル。特に渋谷ハルがここに立っていることはすごいことだと思っていて、ゲームの上手いコンビニの従業員系vtuberから専業vtuberを経てvtuber最強決定戦(最協)大会等の運営やesports大会の参加実績を持つまでになったのは本当にすごくて、単なるゲーマー系vtuberという枠に収まらずにvtuber界のトップFPSゲームプレイヤーとして滅茶苦茶努力してるんだと思う。叶がvtuberにおけるゲーム配信の下地を作ったというならばそれを数々の大会で盛り上げ、よりesports的にレベルを底上げしたのは彼だといえるだろう。
今後どうなるのかはわからないけれどプロゲーマーになる方向性で行くのかもしれないし、そうなったらvtuber界隈初のプロゲーマーになるんじゃないかととてもワクワクしている。間違いなくvtuber界におけるFPSゲームの最前線を走っているvtuberだ。今後の活躍からも目が離せない。


そして今後に望むこと


やっぱりゲーム大会はたのしい。
大会を見たことがある人なら大いにわかると思うが、esports大会等で自分の推しが参加しているチームを応援したり、どのチームが勝つか予想したりするのはとても楽しくて、願わくばいろいろなゲームでvtuberが渋谷ハルが催したPUBGのvtuber最協決定戦のような大きな大会を催すようになってほしい。
あとはvtuberからのプロゲーマー輩出されて別の界隈でも活躍するようになったりしたら滅茶苦茶アツいし、vtuber以外の人がメインで参加しているような既存の大会にもバーチャルな人間として当たり前のように参加しているような未来もぜひ来てほしいと思う。

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