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鴨なんば

蕎麦のメニューで一番好きなのは鴨なんば。あるいはせいろの鴨つけ蕎麦。
ところで、皆さんは鴨なんばをどう言いますか?

A 鴨南蛮、鴨なんばん
B 鴨なんば、鴨難波
C 鴨葱蕎麦

僕も若い時は「鴨南蛮」なのか「鴨なんば」なのか、どっちもメニューで見かけるので、歴史ある蕎麦なのに専門店でさえ表記を迷うようなメニューがいまだに存在するのか!?と思っていたこともあった(笑)

大阪の歴史みたいな本で、昔難波駅あたり一体はネギの一大産地で大阪人はネギのことを「なんば」と呼んでいたそうで、その難波のネギが京都にいったのが「九条ネギ」、そして鴨とネギの蕎麦を「鴨なんば」と言うようになったと。

では「南蛮」は何か?
南蛮という言葉自体が曖昧で、その昔は「舶来の」「外人好みの」というようなばくっとした使われ方をしていたみたい。
玉ねぎがまだ日本に無かった時代に、在日の西洋人がなんばネギを好んで食べてたから「南蛮」なのか?

とにかく、全国的には「鴨南蛮」が一般的だが、大阪、兵庫や京都、四国あたりでは「鴨なんば」が優勢のようです。

写真は私の出身地神戸市の岡本にある「甲南そば」の「鴨なんば」。
僕が子供の頃からある老舗で同級生の二代目が継いでます。

ということで鴨なんば蕎麦を今日は食べよう!

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