こんにちは、30歳で起業し32歳でFIREしたBAGUSです。サーフィンと旅行と家族中心の生活を30年近く送っています。もうすぐ60歳になりますが、サーフィンを含め数種のスポーツを楽しみイケおじを目指しています。Instagram

最近「FIRE卒業」という言葉を耳にするようになりました。FIREを目指したけど諦めた人が「FIREなんて要らない」と発言するわけです。おそらく一般的な”貯蓄型FIRE”においては生活を切り詰める厳しさもあったのだと思います。自分のみならず家族や子供のやりたいことが出来ない生活だったらFIREなんていらないという訳です。確かに自分だけではなく、育ち盛りの子供のやりたいことが出来ないのはキツイかもしれません。そういった意味で元祖FIREは日本人には向いてないのかもしれませんね。しかし貯蓄型FIREではなく、私がいうところのFIRE2.0、簡単に言うと起業してFIREを目指すのであれば倹約生活を強いることは無いと思います。

逆にFIREを良く言わない人もいます。主に意識高い系サラリーマンに多いのですが、FIREしたら暇で退屈だからと言う理由で、仕事出来る人＝FIREは向いてないという考え方です。もう15年ほど前ですが、私など「BAGUSさんは実業されないんですか？」と実業していない意識高い系サラリーマンに言われました（笑）ちなみにFIRE以前の私は、商社では海外を飛び回るトップセールスだったのです。だから仕事頑張ってる人がFIREしないとはいえないと思います。ただ、私の場合は商社での出世の先に自分のライフスタイルがなかったのです。だからFIREを目指したわけです。当時はFIREではなく自由人と呼んでいました。

そして、いったんFIREしつつもビジネスを伸ばそうと頑張りFIREしてから2年後に次の目標達成しました。元々（今も）庶民なので、起業当初はそこまでの成功をイメージしていなくて、ぶっちゃけ満足してしまいました。すぐに飽きたのが高級車とブランドモノ、今でも飽きないのが飛行機で行くサーフィンと世界の鉄道の旅です。かわいい娘の送り迎えも毎日やってました。参観日や運動会も欠かしたことがありません。結果的に見てFIREしなかった自分とFIREした自分、どっちが今までの人生で良かったかと言えば、明らかにFIREと言い切れます。そして遊んで暮らして楽しいかと訊かれれば即答で楽しいと答えます。それに、ビジネスオーナーはサーフィン行く道中でも飛行機の中でもビジネスの発想が浮かんだりしますし、実は１００％遊んでいるわけではないのです。

前出の意識高い系サラリーマンがどうなったかですが、今は60歳前後で役職定年を迎えています。収入も激減しますし、特にエリートサラリーマンの方は結構贅沢していたので今後の生活をどうしようという相談が来ます。また友人の経営者でも長年経営してきて引退や売却を考える人もいます。理由はさまざまですが、加齢の問題、会社経営自体に鮮度を失った、今まで我慢してきた好きなことをしたいなど様々で、月に100万円ずっと入るなら会社たたみたいという友人もいます。FIREは成れたらいいなという願望から、成る必要があるものにさえ変化しているのです。ですので、FIREしたい人は周囲に影響されず目指されたらいいと思うのです。

最後に、FIREチャレンジ中の方「FIREブルー」にならずに頑張ってください。くじけないでください。元祖"貯蓄型FIRE"が辛い方は、是非起業型でFIREを目指してください。起業は初めてのことをするわけですから、すぐにうまくいくものではありません。初めから質を高めるのは難しいです。質はあっさり捨てて量をこなすことを心がけてください。その際大事なことは量をこなすスピードです。サーフィンに10年で100回行ってもちっともうまくなりません。1年で100回行くのです。つまり週2ぺースですね。そうすれば周囲からも目に見えて上手くなったと評価されます。これは起業でも同じ。最低2年はスピード上げてみましょう。スピードは信頼を得ます。

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