30歳で会社員の傍ら起業して32歳でFIREしたBagusです。

さてFIREという声も最近下火になってきましたね。下火になってきて理由は流行らなくなったからです。たまごっちもあれほど流行りましたが数年で聞かなくなったものです。FIREが廃れた理由はFIREを志したものの結局出来ないと思う人が増えたからです。

趣味や旅行に生きる生活なんて所詮夢の夢のそのまだ先なんだと思ってきちゃうんですよね。でもその反面FIREした人達はイッパイ居る。私もその１人という訳だ。そしてFIRE手段を模索している人は今も尚いるのである。

その方法の一つとして新NISAでFIREは出来るのでしょうか？新NISAの非課税限度額1800万円まで積み立てたとしよう。もちろん生活しながらなので平均的収入の人だとあっという間に貯まる金額ではない。仮に60歳までに貯めたとしよう。

そして貯蓄額の４％を1年間に使っていいといういわゆる４％ルールで使っていくとしたら、非課税の1800万円をそのまま25年で使い切ると1年間で72万円。つまり1ヶ月6万円使える計算になる。ただ実際は月に6万円＋年金ではFIREできない可能性が高い。なぜなら年金がそれほど期待できる額が無くなってきているからだ。それでも田舎の自給自足なら可能なもしれない。

しかし、実際は毎月平均33万円支出があると言われているから、33万円×12ヶ月×25年で9900万円の貯蓄が必要となる。しかも新NISAの1800万円枠を超える投資は約20%の税金がかかるので、余分に2000万円用意しておく必要がある。1億2000万円貯蓄すると25年間にわたり月33万円使える計算だ。

それでも月33万円で生活出来ても、FIREして海外旅行にも行けない。新NISAや投資信託ではFIREは難しいのである。

そもそも新NISAをやっている人でFIREしようとか考えてる人は少ないだろう。サイドFIRE、つまり仕事をしながら生活費の足りない分を補填するといった使い方をしようとしているのだと思う。その場合は本業を持ってることが条件なのでFIREは出来ないことになる。私はFIREしか頭になかったが、最近ではサイドFIREの方がハッシュタグ検索が多いようだ。

新NISAは意味がないのかと言うとそんな事は無い。貯金がわりに大いに若い時からすれば良いと思うのだ。無駄遣いの防止にもなるしきっと将来役に立つ時が来る。くだらない自己啓発への投資より絶対良いと思う。ただ新NISAだけではFIREは難しいという事である。

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