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インドネシアに住んだことで得たこと-インドネシアの差別、各国に対する思いについて

慎重な話題を選んでみましたyo。
皆さん差別についてどうお考えでしょうか。自分は努力の外にある部分で差別することが嫌いです。見た目だとか生まれだとかですね。ついでに見た目、生まれで特をする人には「運を勝ち取ったな。活用しろよ!」と思うくらいで差別感情はありません。0からマイナスへの判断に対して嫌いです。まぁ差別ってそういうことですか。
自分はあくまで考え方、努力、人間性で見ます。なので努力を怠った故になるべくしてなった人が喚くのであれば差別といか哀れな目で見ています。例えば、高卒で工場で働いていて「低賃金だ!ふざけるな」とかいう人です。
「嘆いているその姿も含めて本当に愚かな人なんだな」と思います。日本の教育レベルであれば努力次第で平均を超えるラインまではいけるんですよ。自分は本当に努力と行動力で進んできた人間だからこそ、そう思います。

今日は日本の差別ではないので本題に移りましょう。

インドネシアの差別

インドネシアが他の国への差別はない
こちらの国の人も温厚な人が多く、受け入れる姿勢を持っています。そして歴史的には侵略側というより侵略される側という立ち位置だった為、そういった外部に対する見方で上から見るみたいなことはありません。ただですよ。
「インドネシアって良い人ばっかじゃん!」ってわけでもないんですよね。

自国内差別

これなんですよね。これなんですよーーーーー!!
大きく分けて2+1つですかね。ただ、どれも古い人がそういう考えをしており、若い人はそういう価値観ではなくなっています。差別をしない良い国に変わりつつある段階です。まぁ日本と一緒かな?こっちは若い人の方が多いので尚更、「若い人のイメージ」=「世の中のイメージ」みたいになりやすいです。

①職業差別
インドネシアには沢山の人がいます。そしてお国柄で何でもアリみたいな状態です。そうなると立派な職もありつつもそういった職につけない人も沢山いるわけですよ。ただ、食っていく為には働かないといけません。そうなるとシンプルな仕事をやることになるんですが、そういった職についている人への差別ですね。完全に下に見ています。本当に残念な人とかですと
「清掃員に仕事を与えるためにゴミを捨てる」
みたいな極みなことを言う奴もいます。極みですよね。ついでにそういった下に見られがちな職種は
・清掃員
・メイド
・乞食
・工場のブルーカラー
などの低賃金で働く方々になります。日本人としては差別って好きじゃないですよね。だからこそ、人を見て接して平等な態度を取り、そういった態度を取る人には時には厳しく当たるべきだと思います。

②人種差別
これは根深いですよ。話したら話しきれない内容なのでまずは結論から。
・華僑嫌い
これなんですよね。
「全人口の3%でありながら富の90%を保有する」
これが華僑なんですよね。ただ、不当だけでそうなったわけではなく彼らなりの努力をして勝ち取った富なんですよね。東南アジアの人って基本的に怠惰なんですよw。華僑からしてみれば「彼らが怠惰なだけだった」と口を揃えていうくらいです。そんな中で努力とコネとおそらく時には汚いことをして勝ち取ったものです。ただ、真正面でしか見ないインドネシア人にとってはその事実が妬み、僻みになり差別になります。自国内の人間であれば半分だけ中国の血が入っていたとしてもお構いなしに差別をします。人数の比率的にも数の暴力で一方的に虐げられる立場になります。今では血も薄れているところや若い人の価値観もありそういったのは消えつつありますが、古い人は残っていますね。

③見た目差別
私はこれを間近に見たことがないんですよね。簡単に言うと
・デブ:偉いやつ
・ガリ:貧弱でまともに飯が食えていないやつ
みたいな考えです。実にくだらないですよねw。最近の若い子で言ったらガリと言うかスレンダーな体型な方が好まれてますしね。日本人の感覚に合わせるとすると
ガリガリで自身なさげな人に「ひ弱な奴だな」
チビで虚勢だけの人に「しょーもなwwww」
みたいな見方をする人の感覚に近いと思います。

各国への思い


まずはこれですね。ご存知?の通り親日国家です。オランダからの独立で共に戦った日本人は戦友であり友です。なので日本人ではありません。調べれば腐る程出てくるのですが、簡単に親日な理由を言いますと
・インドネシアはオランダの植民地時代が100年くらいあった
・数年かけて日本と一緒に植民地支配を脱し、日本統治になった。
→植民地というよりは技術の指南など国の発展に寄与(ただ、少しえげつないこともしています)。日本は植民地という考えよりビジネスパートナーとして捉える傾向が強いため、「この国発展させて儲けるぞ」みたいなのが国の狙いですね。
・日本敗戦(アメリカに負けたやつです)
・その3日後にインドネシア独立宣言(またオランダ植民地支配になることを恐れたためですね)
・オランダが再度侵略行為をしにくる。
・残っていた1,000人にも満たない日本人とインドネシア人が手を取り、オランダ人を虐殺し追い払う。(映像見ましたが、「昔の日本人容赦なさすぎwって思いましたね」)
こんな感じで日本へのイメージは
「発展寄与に関わった国」
「敗戦したのにインドネシアに残り、戦ってくれた国」
という好印象が残っています。

まぁ本題に戻りましょう。
インドネシア人が嫌う国。それは
マレーシア、中国この2カ国です。

①マレーシア
これは日本と中国、韓国のノリですね。やはり隣国同士というのは面倒事も多いものです。そしてマレーシアさんはインドネシアの文化や商品をパクる傾向にあります。日本人にも馴染みのある話ですよね。嫌いな相手はその相手も嫌いに思っています。マレーシアもインドネシアのことが嫌いでして、サッカーとかそういう時は荒れます。
「InDog」という言葉がありましてインドネシアの先頭部分と犬の「Do」がインドネシアと上手く被り言われてます。インドネシアはイスラム教なので犬が嫌いなんですよ。なのでこの煽り文句は駆り立てるものがあるそうです。

②中国
これはどの国も同じことを思ってるんじゃないですかね。人民浄化的なやり方とルールを守らない、横暴な言動ですよ。インドネシアにも不法滞在している中国人が大勢います。それ故に入国審査が厳しいくらいです。そして華僑の存在もあり、中国人というのは嫌われています。ただこれも一部の過激な思想を持った人が声を上げるところがあり、若い人はあまりそういった感情はありません。職場にもいますが、普通に話していますしね。ただ、性格的な面でインドネシア人は陽気な人が多く華僑はどこか落ち着いた面があります。そういったところで仲が悪いとかではなく、合わない性格なところも少々見かけます。
日本人から見れば、「中国、韓国」の人は見分けがつきますが、インドネシア人には難しいです。なので良く間違えられます。というか聞かれます。その時はきちんと「日本人だよ」と言いましょう。結構大事です。

如何でしたでしょうか。インドネシアと日本は友好関係な為、特にそこで困ることはありません。ただ、インドネシア内での差別であったり仲が悪い国もあります。インドネシアで暮らしていく上で
「何でこういう事を言うんだ?」と思うところにはきちんと裏付けがあります。ただ、差別というのは事実として良いことではありません。なのでそういったことをする人には上手く話を進めて解くべきだと思います。「これは価値観だから」で終わらすべき案件ではないと思います。皆が仲良く暮らせる世界なんてのは訪れることのない世界かもしれません。それくらい難しいことだと思います。ですが、個人で周りを動かすことは出来ると思うのでこれに関しては積極的に動いて欲しいと思います。

それでは。

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