「でもブスじゃん」という呪いはe-Sports業界に蔓延してない

「女性ゲーマーは上手くても、ブスなら認められない」らしい。
現場を見ていない感想である。

上記の記事では、格ゲーコミュニティが話題になってる。
残念ながら、そこで女性ゲーマーは大会上位に入ってこない。
「ブスだから認めん!」ではなく、
「ヘタだから認めん!」の男性が多いわけ。

多くの鉄拳大会で入賞してきた"ゆうゆう"、
ストIVでマゴに勝った頃の"チョコブランカ"、
割と動けるようになってきた"倉持由香"、
戦えてる女性ゲーマーには「やるやん」と認める男性も当然いる。

それを「ブスだから評価されないeスポーツ業界」と評すのは、
さすがに被害妄想が過ぎる。

結果を残さないゲーマーを、コミュニティが認めるわけもない。
ただそれだけの話なのに、ルッキズム(身体への差別)の問題にすり替える。
それがおかしいわけ。

たくさんの人に拡散され、ゲームに関係ない層にもこの業界の民度の低さが知れ渡って本当によかったと思います。

つくづく「民度」を使う奴にロクなのはいない、と思う。
視野が狭い癖に、自分がイヤな思いをしたら「コミュニティが悪い」と結論付けたがる。
悪評、それも被害妄想を含む悪評を広めてしまったら、
格ゲーコミュニティにとって何も良くない。
負のレッテル貼りだ。

残念ながらこの業界では、あなた方のような紳士も、カメラの前に立てば見ず知らずの人間から「デブ」とか「ハゲ」とか「チビ」とか言われます。

時代は令和。ウソみたいな話ですが、そんな世界がまだこの世にあるんです。

筆者の視野が狭いってのは、こういう文章に表れている。
男性の毛髪をネタにする、女性に性的コメントを投げる、
容姿をイジる人間ってのはどこにでもいる。
eスポーツ業界に限らない。

人間が動物である以上、異性を品定めする奴はいるし、
理性や良心でそれを抑える奴もいる。
100年経っても変わることはない。

勝負の世界、ここで言うe-Sports(別にこの呼び方を認めているわけではなく、楽なのでこう言います)の世界は、「強いやつが勝ち」です。

お前が認めるとか、認めないとかではない。
e-Sportsは既に定着した言葉だし、
日本人はe-Sportsという言葉を輸入してる立場だ。

この筆者は色々言ってることがおかしいが、
この段落については正しい。
eスポーツ業界は実力がすべてだ。

だから、差別があるとしたら実力面だ。
つまりランク絶対主義。
試合や攻略について語る際、ランクが上でなければ説得力が生じない。
「でもお前低ランクじゃん」と。

プレイヤーのランク、結果がすべて。
性別によって差別することはない。
実力によって差別するのみ。


今ここにある幼稚な思考を正さない限り、才能のある選手が消え続け、一般層から人気を得ることもできず、すぐに限界が訪れると思います。

わかるわかる。
イヤな思いした時、感情的にこういう物言いをしたくなるもの。
League of Legendsの世界大会で、よく見るチャットだ。

日本代表のチームが惨敗

「泳いで帰れ」「プロやめろ」「(助っ人外国人に対して)反日ムーブ」

「チャットの民度が低いからeスポーツは流行らない」

実際は日本でeスポーツが流行ってる。
面白ければ流行るのであって、チャットの柄が悪かろうと関係ない。

自分が気に入らないからって、「そのままだと世間に認められないよ?」
「一般層に人気出ないよ?」などと警鐘を鳴らすのは、ただの感情論でしかない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?