見出し画像

軌跡11 ~闘病の果て~

誰しも1人1人
それぞれの歩いてきた軌跡や
それぞれのドラマがある。

これはクソだらけの私の軌跡のページ。

クソだらけの人生を歩くつもりは無かった。
だけど、いくつもの選択肢があった中選択し
自分が決めた道はほとんど全てクソ過ぎた。

どれだけ泣いたかも分からない。
どれだけ後悔をしたかも分からない。
ただ目が覚めたら全てが夢だったと思いたい。

“ 娘に会いに行こう”
“ 娘を取り返して2人で生きよう”

ふとそんな思いで目が覚めた。
しかし体は正反対で異常な寒気と怠さ等で
体を動かす事がとてもしんどかった。。

疲れているにしては違う感じの感覚。

無理矢理体を起こして
体を見渡したら至る所に赤い斑点があった。

そう、“麻疹 ”にかかっていた。

だが私は小さい頃に麻疹にかかった事がある。
1度かかったらもう一生
かからないものだと思っていた。
だから疑問に思い、しんどい体にムチを打って
流石に助けを求めた。

「助けて」と。

その言葉に母が来てくれた。
驚いたようにしていたが私の姿に驚き
文句も無く流石に病院に連れて行ってくれた。

診断でも、やはり麻疹。

ただ2度目のケースは極めて稀で
病院行ったのにわざわざ写真撮らせてください等
見世物状態だったのを覚えている。

だから、どこかの医大にまだ
その写真麻疹の写真は残っているだろう(笑)

麻疹で赤い斑点が至る所にあり
私は働くことすら出来なかった。

すぐに会えるはずだった娘に会えず
まともに食事すら取れずに1ヶ月闘病が続いた。

この時1ヶ月で10㌔痩せたよ( *˙ω˙*)و グッ!

ただ大人になってから麻疹にかかり
完治しても色々な後遺症が出るみたいだが
幸い私は体温が高くなると
時々斑点が出るくらいだった。

食事が取れない分水分すら辛くても
無理矢理流し込んだし
痛む体にひたすら耐えてきた。

それは“娘 ”だけが私の生きる希望で
逢いに行く、取り返す意思が強かったからだ。

世の中は残酷だと思う。
これらが決められたレールだとしたら
なんて残酷なレールだろう。

麻疹との戦いが終わり
“ 飲み屋”の仕事をして
手っ取り早く稼ごうと意気込んだ私。

しかし「あなたの子供養子になったから」
と母から衝撃の言葉を聞かされたー・・・

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?