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ジュリアンに突撃インタビューしてきた

Berunレースの2日前、5月12日の昼下がりに、日本でもお馴染みのジュリアンショリエとカフェで話をさせてもらった。

待ち合わせは現地のショッピングセンターになり、辺りをウロウロしていると、バケット片手にモグモグしながら歩いてくるジュリアンを発見。声を掛けたらちょっと照れ臭そうにしていて、チャーミングだった。

彼の住んでる場所はレース会場のエクス=レ=バンから10km付近だということがわかり、要するに彼にとってはおらが町トレイルレースだということが、後で分かった。どうりでまったりした雰囲気なわけだ。

今回のインタビューで聞きたいことは主に3点だった
①Berunのコースに関する見解
②今年のレーススケジュール
③100マイルのトレーニングについて

簡単に挨拶を済まし、飲み物を注文してから、軽く世間話。昨年はニーズのアイアンマンに出場しスイムで出遅れるもバイクで1800人ごぼう抜きしたとか、標高3000mまでの山岳ガイドの試験が来週あるとか。トレイル以外のアクティビティも総じてレベルが高い。

さてエスプレッソがきてひと段落したところで、本題のひとつ目の話。昨年優勝した彼からコースのアドバイスをもらう。

ちなみに、Berunのコースは、前半37km付近までに600〜1000mほどの登りを三回繰り返す。特に最初の2つが大きく、20kmで約D+(累積標高)2000mになる。コース全体の累積標高はD+4000mなので、その急登っぷりはご想像頂きたい。残りの37-60kmは緩やかな登り〜フラットなパートでラスト18kmを一気に下るようなコースレイアウトだ。

ジュリアンからのアドバイスは、
①最初のエイド(20km地点)まで登りはキツイので抑えめにいくこと
②ひとつ目と、特に2つ目の下りはテクニカルでスリッピーなので、グリップのあるシューズを
③後半はフラットで走れるよ
ということだった。

昨年は走り出しが重目で、後半尻上がりに調子を上げていったとのこと。確かに2つ目のエイドまでに徐々に順位をあげていったようだ。

なお、シューズについては、グリップのあるウルトラトレイルスピードと、走れるロードシューズ的なレプルュージョントレイルを、それぞれ持ってきたのだけれど、結局後者にすることにした。確かにグリップは前者の方がいいけど、練習でひたすら後者を履いてたからだ。結果的に十分対応できたので良かったけど、それでも事前に話を聞いておくのと聞いておかないのでは大違いだったのではないだろうかと思う。

しっかし、自分も走るはずなのに色々と教えてくれるなーと思っていたら、今年はペア40kmに出場するとのことだった。ちょっと拍子抜けしたのと、彼と走ったらどのくらい差が離されてしまうのだろうか(はたまた一波乱も!?)というのは少し気になっていたので残念。

でもなんで、80kmじゃないんだろう?ということで2つ目の質問。今年は何を狙ってるの?と。

するとLAVAREDO、UTMB、レユニオンに出場するということだった。本命はやはりUTMBだそうだ。さらに今年のUTMBはキリアンやデンヌなど有力選手が多数出場する。彼でも10-20位に入れれば御の字ということだった。やはり今年のUTMBは大変なお祭り状態になるに違いない。

そして、個人的に最も聞きたかった100マイルに向けたトレーニングの話を。僕は来年春開催のUTMFを狙ってるんだけど、ジュリアンならどういう年間トレーニング計画を立てる?という質問をぶつけてみた。

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