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ヘンな音楽レビュー

ディストピアな音楽が好きなんです。別に示唆的だとか、危機感があって行動の源にしているとかじゃなくて教訓的に捉えています。理屈抜きで、宗教的に好きではありますが、狂信するまでではない...といいたい(笑)

映画『パプリカ』に登場した劇中の歌ですが、この華やかで雑多な行列が街に繰り出す映像と難解な歌詞が読み解き甲斐や深そうな雰囲気が好きなんです。なんやかんや、初めて聴いてからこの映画監督の今 敏による作品をいくつか観るきっかけになりました。

ラップ好きが高じて色々なものを聴くようになって、頭から離れなくなったものの1つ。まぁ、PVが映画の引用で幾つか観たことがあったというのもありますが、こんなにも上手くつながってて感動しました...あ、音楽の方をないがしろに...

『パレード』と同じように抽象度の高い言葉の羅列で、難解ですが歌う際に韻をたくさん踏んでるんで口に出した時に心地いいし、記着心地もイイんです。しかし、表現がエグイです。この歌で描かれている未来では核戦争後で人類が洗脳されているといった内容ですからね。

しかし、今も偏った報道や語られない情報が世には多くあってこれに近い世界観の上で生きているようにも感じています。洗脳対策は大事に思えます。

これに関しては遠い未来でなく、現代的な歌詞と触れる機会の多いネットやファストフードについて歌われています。生活は便利になったが、何か失っているんじゃないかと考えてしまった。

ラップって「名のない人間がことが出来る音楽」と形容されていることを何かで知りました。物書きは文章という視覚情報で主に届けるから注意を惹く必要があるんですが、韻を含めた耳触りのいいラップは言葉を届けることが容易でいいなぁと思います。ラップへの憧れ。

#音楽 #ラップ #趣味 #HIP -HOP 

主に旅費、活動費になります。たまに、映画の観賞にもなったり。