2023/1/12に面白いと思ったこと

今日はマセキの事務所ライブ、ジャンピングイエロージュニアとジャンピングイエローだった。

ライブは色々と思うことがあるので面白いと思ったことはたくさん湧き出てくる。
漫才ってなんだ。思ったよりも良かった。でも、もっと時間が欲しかった。どうせ時間があってもできないんだろう。お客さんは優しかった。なんでこんなの見てくれるの。人にやさしく生きよう。でも優しすぎて見くびられてるな。てか、もっと面白い漫才できるだろう。無限である。

そんなたくさんの気持ちの中で今日だから言える話がある。私とツバの関係だ。
私はめちゃくちゃツバが出る。いまは年を取って少し減ってきてるくらいだが、平均的なツバの量(平均的なツバの量は知らないから想像の域を出ない)は多い。
というのも、水分をめちゃとるからだ。朝から晩までで水分を3リットルは最低取るはずだ。そして、夜は酒を飲み、酒の後には水分を取っておかないと、と水をがぶ飲みする。結果的にツバもでる。

そこでライブシーンで恐れているのは、最前席の人にツバがかかっているのではないかと心配になる。いや、かかっている。
今日も奇声を発するシーンがあったのだが、ここで大粒が飛んだ。うわ!最前席の人にかかりそうと思いながらもなんとか感情を押し殺して最後まで漫才をした。

このツバ問題は意外と根深い。私は大学生のときに素人のお笑いライブで少し漫談をしていた。これも時事ネタ的な漫談だった。
初めてやったのはビートたけしさんのような毒舌を喋りまくるという内容だった。今思えば本当にレベルが低いものをやっていた。
この初めてやったライブを見てくれていた琉球大学落語研究会の方が大学祭で漫談をしないかと誘ってくれた。そこで人生二度目の漫談となる。

この学祭でも私は時事ネタ漫談をやった。内容は2100年の東京オリンピックを実況するというもの。
2100年になると、男子100m走なんて馬鹿らしくなって、男子100mセグウェイが始まるのではないかと思ってこれを実況した。
また、未来は義足が発展し、走り高跳びなんてのも馬鹿らしくなり、健常者の記録を余裕で超える義足高跳びが始まる。なんてのも実況した。
いま思い返しても随分とヒドイ内容だった。でも、初々しさがあってかわいいじゃないかとも思う。男子100mセグウェイでは、最初はアメリカが最先端の技術でトップを走るのだが、後半に北朝鮮、ロシアが核燃料を使って他国を追い抜きデッドヒートするというものだ。
義足高跳びでは、足にロケットがついているので宇宙に行ってしまうなんてとんでもない話だ。そしてここでも北朝鮮とロシアが核燃料でデッドヒートをする。

あらためて書いてもやばいものだ。

もちろんウケなかった。このライブはお客様アンケートがあり、これを終演後確認した。いまではとても恐ろしいことだが、自信満々の私はアンケートも見ることにした。
そこには、「話は面白く、おしゃべりも美味かったが、ツバが飛んでいた」と書かれていた。
めちゃめちゃ落ち込んだ。体はどうしようもないじゃん。と。今思えばあんな幼稚な芸を見てちゃんと感想を書いてくれた方には感謝の気持しかない。しかし、あの無邪気なコメントは今もなお私にツバ恐怖症を植え付けたままである。

いまだに水分が口から飛んでいくことにとても恐怖心がある。自分がお客さんだったら一生行きたくないと思う。
でも、今日も明日も雨にも負けず風にも負けず、夏の暑さにも冬の寒さにも負けず、芸人のツバにも負けず、ライブに来てくださるお客様には本当に感謝の気持しかない。

本当にありがとうございます。ここまでありがとうございますというと、ありがとうございますの価値が下がっていく気がするので、ここらへんでありがとうございますは打ち止めにしておこうと思う。

僕はツバを飛ばさないようにするのでみなさんも飛ばされても気にしないメンタルをつけてください。

今日面白いと思ったことは「三つ子の魂百までというが、芸人の3回目のライブまでの恐怖、死ぬまで」ということだ。あのときの酷いネタを思い出すときの恥ずかしさ。あのときのスベリ方はたぶん死ぬまで覚えているんだろうなあ。

今日もお酒を飲んでるので何を書いてるかわからなくなってきたので、風呂入って読書して寝ます。※今日の日課のカレーは昼、夜と食べました。

こんなつらい人生。ここに空き缶を置いておきます。