2023/11/13 さあ始まるザマスよ。行くでガンス。

昨晩は結局4時前くらいまで起きていたんじゃあないか。このまま眠らずに生きていけるんじゃあないかと思ったが、なんだかんだ眠っていて起きたら11時頃だった。

小学生か中学生くらいの時だっただろうか、世界のびっくり人間的な番組か番組のコーナーで数十年眠っていない人、というのが紹介されていた。
白人のおじいさんであった。
記憶はあいまいだが、このおじいさんは若い時に比喩表現でなく、物理的にカミナリが体に落ち、それ以降は夜になっても眠たくならず、ずっと眠っていないということだった。
いくら子供とはいえ、疑り深い私はテレビにかじりついてそのおじいさんの情報を見ていた。その番組では、おじいさんの脳波の動きを計測していた。
脳波って言葉をよく聞くが、よく考えてみたら何かわからないな。

その脳波形を見てみると、おじいさんが深夜にやることがなく読書や新聞を読んでいる時間に眠りについている波形が現れた。その波形が現れた時、カメラが納めたおじいさんはうたたねすらすることなく、老眼鏡をかけて確かに読書をしていた。
ふしぎだなあ!というテレビ番組であった。
子どものころに見たこの番組のこれらのシーンが印象に残り、受験勉強や趣味のアニメ鑑賞、現在のネタ作りの際などはこのときに見たおじいさんをうらやましく思い続けている。

さすがに昨日頑張りすぎたことにより疲れがたまっていたのだろう。その後ネットサーフィンなどをしてまた眠りにいていた。16時ころに起きて西日暮里ガストに向かった。今日は17時から恒例のめろんぱん稲倉、ネタ作り会である。

先日もやった気がするが、あれはネタ見せ後に作家さん、マネージャーさんから頂いたアドバイスを基に作り直すための会合で、今日はネタ見せ前に作り始める会だ。今回はライブからネタ見せが近いため、このようなことになった。

今日の私は10分ほど遅刻して到着した。へとへとなんだからこれくらい許してもらいたい。というよりかは、この遅刻については稲倉さんは許さざるを得ない関係性である。このあとわかる。

一応、この会はお互いに新ネタをつくるため、ネタをブラッシュアップするために話し合うという理由で始めた。私はこれまで、自分一人で考えてつくって来ていたのだが、稲倉さんがコンビ活動休養となり、ひとりで作るのはたいへんだろう、助けられるところがあればと思い始まった。

ひとまず席に着く。稲倉さんは「やばいよ~。時間がないよ~。」と弱音を吐いていた。言ってもやらないといけないことは変わらない。やるしかない。
ひとまず私は、ネタを作るための情報収集を始める。ネットニュースやラジオ番組などを見聞きしながらノートにメモをとる。これらがネタの種となるから大事な作業である。
私はイヤホンを片方の耳だけつけて、稲倉さんが何か話し始めたら聞こうと言う姿勢で作業に入る。おおよそ私の作業が終わる。

稲倉さんはさきほどまでう~んと悩んでいたことを言ってくださった。これこれこういうのどうかな、という。私はその発想自体は良いと思うが表現の仕方が笑えない気がしますねえ。と伝えると、0から考え始めるようであった。
さすがにこのペースでは私が今日、帰宅できなくなってしまう。どんどん意見を言うようになってしまった。
私の悪い癖が出てしまった。私は相手の意見を尊重するふりをしながら、ああだこうだと自分の思うことを言ってしまう癖がある。
「それは悪いとは思わないんですが、私はこう思うんです。」「う~ん。なるほどですね。でも、こうこうじゃないですか?それが良いと思うなら、それでいいと思うんですが」こういうことを言ってしまう。
これを言われてしまうと、相手としては困ってしまう。少なくともこの場では私の意見が優位になってしまうことが多い。これはずるい話し方だ。悪い癖であらためなければいけない。

結果、稲倉さんのネタを徹頭徹尾つくってしまった。これは稲倉さんのためにもならない。ああ、いけない。
いいや、言い訳をさせてもらえば、21時ころに起承転結の起承転くらいまで作ったところで、終わろうとするそぶりをしたのだが、稲倉さんが粘り腰、土俵際で粘って、22時すぎまで残って結まで私が言ってしまった。
稲倉さんがそれを望んだのだと許してほしい。

なんとかネタを最後まで完成できた。ガストを出ることにする。店を出て、一旦ネタのことは忘れて世間話をする。
稲倉さんはネタ見せまでにバイトがたくさんある、youtubeの動画を撮らないといけない、練習をする、小道具を揃える、忙しすぎる〜とまたも弱音を吐いていた。
でも、ネタの台本がほぼできているだけいいじゃないと思っていたが言わなかった。

私はまだネタを一行も書けていない。ガストはワリカンだった。

今日面白いと思ったことは「どんな人も皆自分が一番も忙しいと思っているとあらためて気づいた。」

別に稲倉さんを責めたいわけではないので、これを読んだからといってあまり責めないようにしてあげてください。
そして、ネタがつまらなかったからと言ってワタシにクレームをいれるのもやめてほしい。



こんなつらい人生。ここに空き缶を置いておきます。