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noteはじめました。森道市場のことなど

最近長文を書くことが多くなってきたので、この機会にnote始めました。つらつらと思ったことなど書いていきたいと思いますので、お付き合いいただけたら幸いです。

昨日は蒲郡で行われた「森道市場」という野外フェスに、サポートで参加しているceroチームで久しぶりに遠征しました。遠征自体が久しぶり過ぎて現地に到着してもフワフワした気持ち、引きこもっていた時とあまりにも違うたくさんの人で賑わう「いつものフェス会場」が何だか夢の世界にいるような気持ちでしばし佇んでましたが、ステージから大音量で響いてくるギターの音を文字通り身体で感じていくうちに、じわじわと覚醒していきました。

その時はラブ・サイケデリコが演奏していて、自分にとっては懐かしいな〜という単なる懐古的な気持ちもあったんだけど、めちゃくちゃ玄人なミュージシャンたちと今の時代じゃ滅多にお目にかかれないギター3本の厚みに、ここはウッドストックか?と錯覚しました(知らないけど)。そうやってたくさんのお客さんたちと一緒に良い音楽に身体揺らしてると、え、何これ、めちゃくちゃ気持ちいい、嬉しい!という喜びが満ちてきて、その気持ちの純粋さに自分でびっくりしました。なんだかんだこういう場を求めていたんだな、そしてここにいる人たちみんなそれぞれに喜びを噛み締めてるんだろうなと思って一人胸熱くなっていました。

そういう喜びを感じられるくらい自分の心に余裕を持たせてくれる「森道市場」はとても好きなフェスの一つですが、その理由の一つはとにかく出店者さんの顔ぶれがすごい。全国のセンスあるいいお店が一堂に会して、何を食べてもうまいし、何を見ても素敵。そして自分が嬉しいのは色々な場所でお世話になった人たちに会えること。大阪の雑貨とカフェダイヤメゾンの寺脇さん丸尾さん、京都のかわいい紙の楽器を作っている岡田路子さん、尾道のホホホ座かめちゃん、またたびでお手伝いしてたなっちゃん、キッチュで可愛いイラストのnuttsponchonさん、久々に会えて元気な顔を見れてとても嬉しかった。またそれぞれの場所に遊びに行けますように、いや必ず行きます!

ceroの演奏も、生憎の雨だったけど最後晴れ間が差し込んで、野外フェスならではの自然の演出も味方してよかったです。個人的にはコーラスとトランペットが続くところで、いつもトランペット吹けなくなる現象が起きてて、トランペットだけ練習しても普通に吹けるからなんなんだろうと思っていたけど、単純にコーラスで息を使いすぎてるだけなのかもという気付きがあったり(これはブレスコントロールの話だけど、最近ようやく歌で使う筋肉の感覚と管楽器で使う筋肉の感覚を分けて考えられるようになってきました…)まだまだやれることはたくさんある。本番を通してそう思えることもつくづく幸せだなと思います。

今年はありがたいことにceroで8月のフジロックにも参加する予定です。この規模のフェス開催に対して賛否両論あるかと思いますが、コロナ禍を通して新しい目線で丁寧に作られて楽しむフェスはきっとお客さんにも演者にも今まで以上に(今までも確かにそうだったけれど)豊かなものになるんじゃないかなと思った一日でした。

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