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Re:揚子江のカツカレーから何学んだの?

理屈ではわかっていても実践できなかった事柄が理論が明確化した1ヶ月。手探りでたどり着いたこの環境が、底辺にいたキートの練習にどう影響するだろう。

膝の痛み・オスグッドや整体のズレなどでキートが週に1度通っている整骨院の先生から学んだ事が多くって、すんごいからご紹介します。


「そもそも」

元はと言えば、キートの膝の痛みを訴え始めて大学病院の整形担当医に相談したのが始まりでした。夜中に足がつったり、両脚の筋肉の張りが治まらず、24時間硬直した脚と付き合って約4ヶ月。診断では「オスグッド」と告げられ、スイミングの練習でもバタ足やターン後の壁キックも痛くて出来ない状態にまで至りました。

半年から1年以上(もしくは一生)、運動を低減させたり過度に膝に圧がかかる事を控えるように言われ続けて、本人も全く腑に落ちない毎日。僕自身の同級生も同じような症状で悩んで、一線から離脱したのを知っているだけに、では!海外はどうなんだろう?と様々な実績論文などを検索したけど、結局行き着くところは、「安静にね」という返し。

不満足。

それでいながらキートは黙って練習会場へ向かう日々。キックができないから上半身だけの練習や、プールサイドでストレッチや体幹を鍛える種目をこなす。チームメイトが目の前で自由に泳いでいる姿を見ながら、彼は一体何を想っていたんだろう。

土曜日、キラの体操練習を見学しながら必死になって調べ続けること10分。仕事柄、検索への根性とgoogle依存は高いので様々なキーワードで調べたら市内にございました。

直ぐに電話をして症状を伝え、同日の午後に予約をとりキートをつれて医院へ。道中、この展開はまさに僕にしか解らない「直感」が正しく動いていると確信。過去の経験や実績はサブエンジンとしか考えていないので、こういった直感は40歳を過ぎてくるとメインエンジンになる事も知っている。


「ご対面」

なかがみ鍼灸整骨院の、なかがみ先生は1度〜2度程度で重傷のオスグッドを治してしまうゴッドハンドの持ち主なのです。

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安静にしてください、過度な運動はしないでください、痛みがなくなるまでは走ることも禁止です、など以前の先生達は予防線をはるような説明しかなかったのに、なかがみ先生は「大丈夫です。すぐに治りますよ」と微笑んでキートに語りかけてました。

終始笑顔で対応してくれた、なかがみ先生は、キートの状態を俯瞰から診てくれました。現状と今後必要になるであろう身体の歪みの補正などを説明頂きながら、この初診だけで90%の膝の痛みが緩和されたのです。

自宅で行うマッサージやストレッチもこなし、2回目の施術時には、長い間付きまとうであろうと想定していたオスグッド症状がなくなり、膝以外の部位についても様々な指摘と指導を頂きました。

先生ご自身がアスリートだった事もあり、スポーツ選手に対する思いが熱く、「一人でも多く世に出る選手のケアをしたい」という理念で診療しているとのこと。


「診療はアートだ」

先生への印象は「真面目、実直、人との距離感が絶妙、アーティスト」であると思う。

施術後、「キート君、ジャンプしてごらん」と先生が依頼した時に、「すみません、できません」と返答するキート。過去に経験した痛さがトラウマになって、1センチすら自ら飛べない。そんな強ばるキートの表情をみながら涙ぐむ、なかがみ先生。

手先は豚骨系でも心はとても繊細。


「アーティストから学ぶこと」

膝の痛み・オスグッドや整体のズレなどでキートが週に1度通っている整骨院の先生から学んだ事が多くって、すんごいからご紹介します。

図にしてみました。上下に3段階あり
■底辺は一番大切な柔軟性
■その上はパワー
■一番上はスキル

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理屈ではわかっていても実践できなかった理論が明確化した1ヶ月。手探りでたどり着いた環境は、これからあがっていく事しかない。
なかがみ先生は究極にロジカルであり、たまに雑な隙間があるのが心地よいなと思った。


続く。

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