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【AIアニメ】ComfyUI AnimateDiffでSDXLモデルを試す(HotshotXL)

【2023/11/10追記】AnimateDiff公式がSDXLに対応しました(ベータ版)。ただし現時点ではHotshot-XLを利用したほうが動画の質が良いようです。

  • Hotshot-XL」は、Stable Diffusion XL(SDXL)モデルを使ってGIF動画を生成するためのツールです。

  • ComfyUI-AnimateDiff」が、最近この「HotshotXL」に対応したようなので試してみました。


留意点

  • ちょっとややこしいですが「AnimateDiff」と「HotshotXL」は別物です。「ComfyUI版のAnimateDiff」が独自に機能拡張し、HotshotXLを使えるようになったものです。

  • HotshotXLは推奨される動画の長さがフレームと短く動きも不自然になりやすいため、性能面では通常のAnimateDiffに及びません。

必要な準備

ComfyUI本体の導入方法については、こちらをご参照ください。
今回の作業でComfyUIに追加しておく必要があるものは以下の通りです。

1. カスタムノード

2. モーションモジュール

3. 画像生成モデル

  • ただ個人的にはアニメ系SDXLモデルを試したかったので、以下のワークフローでは「Animagine XL」を使っています。

  • 保存先はいつも通り"/ComfyUI/models/checkpoints/"です。

ワークフロー

  • 今回使用したワークフローはこちらです。ComfyUI-AnimateDiffの公式サンプルではHotshot-XLのワークフローは未掲載なので、試作的なものです。

  • デスクトップにこのJSONファイルを保存し、ComfyUI画面にドラッグ&ドロップするとワークフローを読み込めます。

  • なおプロンプトは「Animagine XL」の作者サンプルからそのまま借用しました。

  • "AnimateDiff Loader"の「beta_schedule」は「linear」にします。通常のAnimateDiffとは違うので気を付けます。

  • Hotshot-XLは8フレーム/秒の動画で学習されているので、バッチサイズ(=フレーム数)8に設定します。

  • アスペクト比については以下のサイズが推奨されています。

https://github.com/hotshotco/hotshot-xl#additional-notes

アウトプット

  • 「Queue Prompt」で実行すると、サイズ512x512の1秒間(8フレーム)の動画が生成し、さらに1.5倍にアップスケールします。倍率はGPU環境に合わせて調整してください。

  • Hotshot-XL公式の「SDXL-512」モデルでも出力してみました。

SDXL-512出力例

関連記事

  • ComfyUI AnimateDiffについての記事は、以下のnoteにまとめています。