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宝塚記念 展望

こんばんは、Balanchineです。
今回は宝塚記念の出走馬を考察していこうと思います。
※想定人気は某サイトのものを拝借していますが回避馬もいるので20人気とかいます。


アスクビクターモア(6人気想定)

菊花賞は勝利したものの天皇賞春は敗戦。菊花賞は前に厳しい流れを押し切って勝利。その後休養したが日経賞は痛恨の出遅れ。ここで巻き返しに行ったのがよくなかったのかもしれず、次の天皇賞春はゲートは出たもののカカってしまいリズムを崩しての大敗。本質的にはステイヤーには思えず、2200mくらいの距離が合うのではないか。人気落ちするなら狙いではないか。

イクイノックス(1人気想定)

昨年の有馬記念はとにかく強く、ドバイシーマクラシックも堂々の逃げ切り。もちろん能力は最上位だが、前走、周囲の出方もあったにせよ逃げたのは疑問が残る。おそらく折り合いを気にするくらいなら逃がした方が勝率が上がるという判断だったのだろうが、そこにつけ入る隙があるように思える。直前の調教でも口を割っており気の悪さを出していた。人気薄なら目をつぶるところだが圧倒的人気とあれば気になるところ。

カラテ(19人気想定)

基本的にはタフなレースで突っ込んでくる馬で、昨秋は天皇賞秋が6着、ジャパンカップが8着とある程度の走り。むしろ有馬記念の方がこの馬に合った気がしたのだが回避。仮に出走していたら、その2走以上の走りができた可能性もある。新潟で重賞を連勝。新潟の外回りは持続力が必要なコースなので今回のコースと親和性もある。前走は前が詰まったので参考外とすると、圏内と考えていいのではないか。

ジェラルディーナ(3人気想定)

今回と同じコースのエリザベス女王杯を制し、有馬記念でも3着に走った実績は評価。これは高評価を与えられる。一方、今年になってからは大阪杯はなし崩し的に脚を使わされて敗戦、香港のクイーンエリザベス2世カップは瞬発力重視となり、こちらも適性外。そう考えると今回はこの馬の適性に最も合ったレースとなる。イクノイックスが前を潰して差してくる展開は十分考えられる。ただ、オッズがつかないことがネック。

ジオグリフ(17人気想定)

ドレフォン×キンカメとくれば個人的には帝王賞に行ってほしかったが、そのダート戦を除くと昨秋の天皇賞秋が切れ負けの9着、香港カップも少し詰まっての6着。ダービーが距離が長かったと考えるとその前はイクノイックスを差し切った皐月賞となる。ただ、この馬の懸念点は休み明けで帝王賞と両にらみであったこと。どこまで信頼していいか疑問符が残る。

ジャスティンパレス(2人気想定)

この春は阪神大賞典、天皇賞春と連勝。もともと昨夏からの上がり馬であるので成長を続けているのだろう。ただ、2人気にしては距離実績が足りない点が気になる。菊花賞はアスクビクターモアに屈し、天皇賞は有力馬が力を出し切れない中での勝利であった。それに加えて有馬記念は完敗であったことを考えると思い印は回らないか。

スルーセブンシーズ(12人気)

今年に入って連勝中。初富士Sはハンデ戦で牝馬としては厳しい56キロを背負っての勝利。そして、その後の中山牝馬Sもラスト3ハロン12.0-11.2-11.3という好ラップで勝っている。ただ、破った相手は今回とは比べ物にならず、印を回すところまではいかない。

ダノンザキッド(9人気想定)

近走はマイルから中距離を使われてきてGⅠでも馬券内に来ているので衰えはない。ただ、阪神2200mは持続力が問われるコースなので少し壁がある印象。ただ、この馬は現代風「新聞を読む馬」的なところがあり、内枠を引けば馬群を割って差し込んでくる可能性もあり。印を回すかは考えたい。

ディープボンド(4人気想定)

基本的にスタミナの塊のような馬。昨年の宝塚記念で4着に入っているのが評価されているが、これはパンサラッサが逃げたのでスタミナ比べになったことが大きいのではないかと考える。よって距離短縮は今年はマイナスになるはず。あとは人気も見てオッズがつくなら印を回したい。

ドゥラエレーデ(11人気想定)

まず3歳馬での挑戦はかなり厳しいものである。芝でのレースを見てみると東京スポーツ杯はキレ負け、ホープフルSはドスローを番手で進み差し切り勝ち。ただ、このとき負かした馬も3歳馬で最上位とはいえず、ここは強気になれない。

ブレークアップ(5人気想定)

露骨な東京巧者でアルゼンチン共和国杯を制したが有馬記念はシンガリ負け。宝塚記念とつながりの深い有馬記念での大敗は痛い。今年に入って阪神大賞典3着、天皇賞春4着と力をつけてはいるが、いずれもジャスティンパレスに完敗しているのでここで狙う必要はなさそう。

プラダリア(15人気想定)

目黒記念を叩いての臨戦。叩いての上積みはあるだろうが、その前のレースを見ても一線級の馬には歯が立っておらず、無理に狙う必要はなさそう。

ボッケリーニ(7人気想定)

鳴尾記念は勝っているがメンバーはあまり強くなく、そもそも昨秋の天皇賞秋・ジャパンカップでは勝負になっていない。年齢的にも上積みがあるとは思えず、馬券内は厳しいと言わざるを得ない。

モズベッロ(20人気想定)

近走は衰えからか冴えないレースが続いている。さすがにここで突然覚醒とはならないのではないか。

ユニコーンライオン(13人気想定)

完全にノーマークで逃げられた時は好走できるが、今回はアスクビクターモアもイクイノックスも積極的に前にプレッシャーをかけにくるのでそれをこらえるのは難しいのでは。

ライラック(10人気想定)

強調ポイントは昨年のエリザベス女王杯2着だが、外差し馬が明らかに有利な馬場であったもの。あとはシンガリから行ってどこまで、というレースをする。ただ、唯一考えられるのはアスクビクターモアやイクイノックスにより先行馬が壊滅した時に差してくるシーン。個人的に絶対なしではない。

ヴェラアズール(8人気想定)

とにかく切れ味が持ち味の馬なので東京・京都では滅法強い。ただ、今回のコースはスピードの持続力が必要なタフなコースになるので適性は合っていないのでは、と感じる。

ここまで全頭解説をしてきました。
個人的には全てを出し切って書きました。
あとは前日に枠順・展開や馬場状態を含めた最終結論を出しますので、そちらをお楽しみにしていただければと思います。
どうぞよろしくお願いします。

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