見出し画像

安田記念 最終結論

展開予想

逃げ馬はウインカーネリアンはいるが、ジャックドールが行ってしまうか。好位にソダシがつけるはず。川田Jを乗せているのも先行しての抜け出しを期待する側面が大きいと考えられる。先行馬が多いわけではないが、この2頭の攻防次第ではレースが速めに動いて差し馬にチャンスが来ることも考えられるのではないか。

全頭分析

1ナランフレグ(15人気想定)
スプリンターだが安田記念だけはマイルでもチャレンジするのは昨年と同じ。昨年は後方有利の展開に乗って9着とある程度は走っているが、今年も馬券まで期待するのは困難。
2メイケイエール(14人気想定)
そもそもマイル戦でレースにならず、スプリント戦で走っている馬。昨年京王杯SCで1400mで勝利するなど成長の跡は見られるが、一頓挫あった後の急な距離延長となるので、厳しいのではないか。
3ジャックドール(3人気想定)
ずっと2000mにこだわって使われてきた馬なのでマイル戦は400mの距離短縮で初距離。これが差し馬であれば有利に働く可能性はあるが、この馬は逃げ馬。テンが速くなると厳しくなるのではないか。また上述の通りソダシが速めに絡んでくる可能性が高く、終始恵まれた前走の大阪杯とは真逆の厳しい競馬になることが予想される。
4セリフォス(3人気想定)
昨秋は富士S、マイルCSといずれも上がり最速で差し切り勝ち。そもそも春に敗れていたNHKマイルC、安田記念もバイアスが向いていなかった。そう考えると昨秋の段階でこのマイル路線のトップにいたと考えられ、あとは新興勢力との比較およびドバイ帰りなのがどう出るかの2点になる。
5ソダシ(2人気想定)
常に人気先行する馬だが、前走のヴィクトリアマイルでは僅差の2着と人気だけでなく実力も兼ね備え、かつ衰えがまだ見られないことがわかる。週中の記事にも記載した通り持続力が問われる安田記念の方が適性が高く、人気でも軽視するのは無謀。
6ダノンスコーピオン(7人気想定)
昨年のNHKマイルCではセリフォスを破って優勝している通りマイルの王者になるはずだったが、セリフォス比較で差は開く一方。香港はともかく京王杯SCで11着は驚いた。ただ、スローの瞬発力勝負で今回の安田記念とは真逆のレース質ではあるので、そこをどうとらえるか。
7ガイアフォース(9人気想定)
前走のマイラーズCが初のマイル戦でシュネルマイスターとクビ差。600mの距離短縮の厳しさと直線で外に出すのに苦労したことを考えると、シュネルマイスターとの逆転は可能と判断。昨年はクラシック路線でセントライト記念では菊花賞馬アスクビクターモアを差し切る実力の持ち主であるので、一気にマイル路線の王者になってもおかしくない。
8ドルチェモア(18人気想定)
昨年の朝日杯FSの勝ち馬だが、3歳になってからは全くいいところがない。NHKマイルCは12着だったが、勝ち馬のシャンパンカラーも通用するか怪しく、さすがに厳しいと判断。
9シャンパンカラー(12人気想定)
前走のNHKマイルCは後方の馬が上位を独占したバイアスのきついレースだったので恵まれた勝利ではあった。連続好走していたNZT→NHKマイルCといずれも稍重で、1分33秒を切ると思われるスピード勝負に対応できる下地はなく、軽視が妥当では。
10ソウルラッシュ(6人気想定)
昨年の安田記念は前が詰まる不利があり13着なので度外視は可能。その後の富士Sではセリフォスの2着に入っており、東京マイルで走る力はある。ただ、前走のマイラーズCでは上位2頭とは差を感じたのと、時計勝負になると分が悪い。ここは強気にはなれない。
11イルーシヴパンサー(16人気想定)
前走の中山記念は内に閉じ込められて思うようなレースができなかったので度外視可能。それでシュネルマイスターと0.1秒差なので力は見せてきた。昨年の安田記念は1人気に推されたくらいの馬でもあり衰えもないので、相手としては拾ってもいいのではないか。
12ナミュール(8人気想定)
同コースの東京新聞杯で2着。ただ、ウインカーネリアンに逃げ切りを許したのはレースレベルが低かったからに他ならない。ヴィクトリアマイルではは向こう正面で不利を受けたのはあるが、勝てたかというと疑問。牡馬の一線級が集まるここでは軽視が妥当ではないか。
13レッドモンレーヴ(11人気想定)
前走は前哨戦の京王杯SCを勝利。ただ、前述の通りこのレースは瞬発力勝負であったので安田記念とリンクするとは考えにくい。ダービー卿CTでも完敗しており、マイルの王者になるには厳しいのではないか。
14シュネルマイスター(1人気想定)
前走のマイラーズCは完勝だったが、2着のガイアフォールの方が不利があり勝負付けが済んだとはいえない。昨秋からなかなか力を発揮できておらず、ハマった時は強いが凡走の可能性も十分ある。過信は禁物。
15マテンロウオリオン(16人気想定)
ずっとマイル路線を走って来ており、善戦はするが勝ちきるまでには至っていない。基本的には厳しい。ただ、相手なりに走るので3着に入っている可能性は完全には否定できない。
16カフェファラオ(10人気想定)
昨年の安田記念以来の芝のレース。昨年は先行有利だったにもかかわらずバテてしまったので、切れ味不足は顕著。海外帰りでもあり、無理に今年狙う必要はない。
17ウインカーネリアン(13人気想定)
昨夏の関谷記念、今年の東京新聞杯の覇者であり力は衰えていない。ただ、いずれのレースもスローを先行して速い上がりを使っての勝利となっているので、展開が厳しくなるのではないかと想定。
18ソングライン(5人気想定)
言わずと知れた昨年の覇者ヴィクトリアマイルの勝ち馬で東京1600mへの適性は現役馬の中でもトップクラス。実力は言うまでもないが、週中分析の通り後半に11秒台で走り切るレースに向いており、今回のハイペースがどう出るか。もちろん無印にはできず。印は回したい。

最終結論

◎7ガイアフォース
○5ソダシ
▲4セリフォス
△3ジャックドール
△6 ダノンスコーピオン
△11イルーシヴパンサー
△14シュネルマイスター
△18ソングライン
新興勢力のガイアフォースを本命にしたい。対抗に脚質的に軽視しづらいソダシ、単穴に昨年のマイル王者セリフォス。
単複だけでも期待値が取れそうだが、馬連も少し押さえたい。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
皆様の予想の参考になりますように。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?