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ハゲの詩 『ハゲニモメゲズ』

突然の大雨にあっても

僕は堂々と進む

突然の突風にあっても

僕は堂々と進む

階段を降りている時 

後ろから笑い声が聞こえても

僕は堂々と降りる

ハゲニモメゲズ

僕は堂々と生きる

そんな堂々とした僕であっても

心がビクビクすることがある。

そのビクビクは、だんだん重くなり

心にのしかかる。

そんな時でも、僕は堂々と

進めない。

進める訳がない。

心が重く

悲しんだり、

苦しんだり、

前を向けなくなったり、

ビクビクは、

恐怖で僕を支配する。

だったら、どうしたらいい?

泣いたらいい?

笑えばいい?

ビクビクの恐怖に怯え

どん底に

ただ、呆然と。

悲しみにくれる。

そんな時、何を頼りにする

そんな時、助けてくれるのが声である

誰かのはげましの声

その声が、そのビクビクを風船に変えてくれる

惜しみのない、その声が、

どん底から、浮き上がらせてくれる

浮き上がった僕が思う

決して一人じゃないと

突然の大雨にあっても

僕は堂々と進む

突然の突風にあっても

僕は堂々と進む

階段を降りている時 

後ろから笑い声が聞こえても

僕は堂々と降りる

僕の心には

みんなの声でできた

励ましの風船がある

ハゲニモメゲズ

僕は堂々と生きる


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