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WEEK 47 愛してるゲーム・テクテクライフ

テクテクライフが好き!

テクテクライフは位置情報ゲームです。GPSゲームの代表「ポケモンGO」など華やかグラフィック百花繚乱の中、テクテクライフは、キャラ育成も、陣地合戦も、レア画像集めもない地味〜なゲームで、ひたすら地図上に表示される住所の番地区画をクリックするだけなのですが、この3年間えんえんと、もしかしたら毎日?やっているゲームです。

ゴールは99%不可能なゲーム。

どんなゲームかというと、例えば、47個ある県庁所在地に行くと、それぞれの県のかたちを塗ることができて、日本列島が全部塗れたのでゴール!というゲームがあったとします。これは達成できそうですよね。日本の駅全部を訪れたら100%達成!だとしても趣味人なら達成できそうです。ところがテクテクライフはこのゴール設定が絶妙なのです。なぜなら、塗るものが県でも駅でもなく「街区」だから…!街区は何千万とあるので、どう考えてもだれも達成できないだろう…と思う一方、街区は無限ではなく有限なので、誰か一人ぐらい達成できるのでは…?、スマホがある限り一生楽しめるんでは…?と思わせる、いい温度感なのです。

街区を塗る楽しさ

この街区内に一歩でも入ると(電波をつかむと)その街区全体が塗れます。簡単!塗った街区が一定数集まると、どーんとポイントがもらえます。嬉しい!そして、そのポイントがたまるとレベルがあがっていきます。

街区を塗る楽しさは始めるとすぐにわかります。誰もが自宅周辺からゲームを始めるんですが、歩き出すと秒で街区が塗り広げられるので、それなら足をのばして、もっとポイントもらえるところまで歩いちゃおうかな〜という気持ちになります。特におもしろいのは、近所なんてさんざん歩き慣れた道のはずなのに、「え、こんな道あるんだ?」「こんなところにお地蔵様が?」などの発見があることと、自然と決まった道しか歩いていなかった自分の行動範囲の狭さに愕然とすることです。近所って生きてるんですねえ。新しいお店ができていたり、逆になくなっていたり、空き家があったり、ハッとする花があったり、ぎゃー、蜂の巣がある!など、徒歩移動でしか感じられない、街が生きている証拠を体験できるのがテクテクライフの楽しさだと思います。

でも、そんな自然の変化に目をむけていられる時間は意外と短くて、すぐに画面に夢中にさせてくれるのが、さすがゲームというか、よくできてるなあと思います。なにしろ、ひとつの街区に一歩入るたび、携帯がてぃろりんてぃろりんと「1街区塗りました!」「1街区塗りました!」と教えてくれるのが快・感!小さい街区は1ポイントしかもらえないのですが、駅前にでもいけば、街区に一歩入っただけで100ポイントもらえたりします。より遠く、より広く塗ってみたいわ〜と思うようになると、多くのユーザーが徒歩から自転車、電車と乗り換え、自宅から職場やお出かけ先へと塗り広げていくんですね。長距離移動をお楽しみ時間に変えてくれたテクテクライフはほんと「ライフ」革命だなーと思います。

家にいても遊べる!

移動が肝心のテクテクライフですが、家から一歩も外にでなくても、もしくは海外在住でもゲームを続けられます。多分この機能がなかったら私はテクテクライフやってないと思うんですが、テクテクライフには「9時間(多分…)放置しておくと自動的にたまるポイント」というものがあり、これを使って実際に訪れていない場所でも塗っていけるモード「となりぬり」があるのです。もちろんちょっとずつしか塗れないのですが、9時間ごとにバケツの中のインクを空にするイメージで、そのインクポイントでちまちまと塗り広げていくと、川まで辿り着ければ、一気に県外に出れますし、港まで辿り着けば、航路を使って沖縄や北海道といった離れた島を塗ることもできます。(↓の動画は航路の例です。きれいなんですよねえ。青い稲妻にのってどこまでも…!)

部活テクテクライフ

遠出したついでにテクテクライフしようという遊び方が普通なんですが、だんだん「遠回りして帰ろうかな」とか、「どうせなら山手線一周しようかな」となってきたあたりで、外出の目的が変わってくるんですね。友達と「ちっちゃい島、塗りつぶしてみたいですよね…江ノ島とか!」から始まって「箱根に行くロマンスカーの速さでどれだけ塗れるかやってみたい!」になり、「高尾なら始発から座っていけるし、この万単位のポイントもらえる街区を塗ってみたくないですか…!」になりました。なにしろ、テクテクライフやっていない人と遠出すると、話しかけられたり観光しなきゃいけなかったりで(それが遠出なのでは…)、集中できないのです(笑)部活で遠征するほうがはるかに安心…!

奥多摩をめざして!

次の遠征は秩父方面

前回は奥多摩湖にいったので、そのちょい北部にあたる埼玉県の秩父なら東京方面から日帰りで攻略できるのではないかという推測で遠征を企画してみました。新宿起点で反時計回りに秩父に行き、30分テクテク塗り滞在したあと、池袋に戻るルートです。なるべく始発で打線を組んでみました。ひたすらテクテクライフするだけの部活、楽しい〜!

テクテクライフは無料で遊べます

ここまで人生を充実させてくれているのにテクテクライフは無料です。もちろん課金制はあって一時期入っていたのですが、留学中は日本国内を移動できなかったので自然に辞めてしまいました。今は遠征のときに時間単位で課金している派なんですが、より多くのお金が交通費JRに落ちちゃっているので、あれをテクテクライフを作っているスタッフの人たちに還元できたらいいのにねえ。

そんなわけで、テクテクライフが好き!という話でした。あったかくなったらオフ会でもやろうかしら。埼玉県の山側かほぼ0%の千葉県を攻めたいんですよねえ。

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