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【デザインするときに気をつける事】

本日大阪市立デザイン教育研究所へ、学生さんのポートフォリオ指導会に行ってきました。
学生さんが試行錯誤しながらつくった作品を見るのはとても刺激になります!3時間を越える授業でしたがこちらも学ぶことが多く楽しかった!

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全体を俯瞰的に見たときに、デザインするときに気をつける事は共通する部分も多く、ポートフォリオを制作するにあたって、「こうしたらいいのでは」という部分を5つのポイントに言語化してみました。

1)情報の重要度・整理
情報の重要度・優先度とデザインを整合させる。

多分ポートフォリオだと
作品≧タイトル・コンセプト>本文>補足説明
載せる内容はこんな感じの優先順位になると思います。
なのでこの順位を、だれが見ても分かる程度に、きちんと差を付けてデザインすると見やすい。

本文の文字サイズに対する見出しの文字サイズの比率のことを「ジャンプ率」と言いますが、
ジャンプ率が低いとタイトルと認識されなかったり、読み飛ばされたり、みたいになってしまいます。

2)テキスト・文字組
テキストをもっと読みやすく、気を遣って綺麗に組む
全体的に行間が広く、文字間も開き気味(狭いよりいいけど)
テキストブロックを両端均等揃えにしてる人多かったけど、行毎に文字間のスペースが異なるので読みづらい
書体の種類は増やさず、ウェイトとサイズの使い分けで情報は整理できる

3)図面の表現

2Dの図面入れるなら単位や縮尺くらいは欲しい
外形線と寸法線と引出線が同じ太さ、同じ線種で読み取りづらいのできちんと描き分ける

4)仕様・体裁
裁ち落としするなら縁なしで印刷する
プリンタの仕様の白いエリアが、そのままなりゆきで出ているのはNG
ホッチキスと製本テープは手軽だけど、表紙のデザインと色味を合わせるくらいはしてもいいのでは

5)デコレーション

作品を見せるためのものなので、過剰(余計)な装飾はしない
適切な余白は、適切に視線を誘導するために有用
誌面を要素で埋めるより、きれいに余白みせるように

こうしてみると自分がワークをするときに意識することと、ほとんど変わらないなぁと思いつつ、、、
この箇所をどういう理由で修正した方がいいのか、といった理由がわかるように色々とその場で指摘させてもらいました。

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