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【BAL】2023開幕前戦力分析〜野手編〜

皆様こんばんは。もくろーでございます。
本日は2023年シーズンを前に我らがBALのスタメン野手をご紹介できればと考えております。
なお、投手編につきましては同じBAL担当であるLet's5Gさんが担当されていますので、そちらも是非ご覧頂けますと幸いです!

【捕手】

【Adley Rutschman】

22年成績: .254/13HR/42打点/.806

球界最高峰の有望株は昨年5月にデビューを果たすと、チームの流れをガラッと変える活躍を見せ、世界にその名を知らしめました。本拠地のレフトを拡張した影響か、MullinsやMountcastle、Santanderなどほとんどの主力選手が2021年よりも打撃成績を落としているのにも関わらず勝利数を大幅に増やしたという結果は、投手陣が頑張りも勿論ですがRutschmanという存在が如何に大きかったかを示しているでしょう。真価が問われる2年目、彼の活躍がチームを左右すると言っても過言ではありません。
今年のSTでは.310 4HR 9RBI OPS1.015と上々の成績を残し、MLB公式からも飛躍を期待されています。

とはいえ、開幕から1シーズン戦うのは彼にとって初めての経験です。彼の前後を打つ打者がいかにマークを分散させられるか、そして控え捕手となるBemboomやILスタートとなりましたがMaCannが彼をフォローして1シーズン戦い抜くことができれば2016年以来のポストシーズン進出も見えてきます。

【James McCann】

22年成績:.195/3HR/18打点/.538
CWS時代の19年にはG118で.273、新型コロナウイルスの影響で短縮シーズンとなった20年には.289と打てる捕手として活躍し、21年からはNYMに4年契約で移籍しましたが故障に悩まされ、放出されてしまました。
今シーズンはRutschmanの控え捕手としてのポジションを担いますが、McCannがそのポジションを全うすることがチームとしては非常に重要かと思われます。

【内野手】

【Ryan Mountcastle】

22年成績:.250/22HR/85打点/.729
RutschmanやHendersonの影に隠れがちですが、実はルーキーイヤーの21年にCalvin Ripken Jr.以来39年ぶりにチームの新人本塁打記憶を塗り替えた山城さん。
2番のRutschmanが大暴れするためには、1番のMullinsとこの3番Mountcastleがいかに爆発して負担を軽減できるかにかかっているかと思われます。
statcastを見ると弱点は明確。多い三振数と少ない四球数から分かるようにコンタクト率の低さです。この弱点を克服すれば、不動の3番打者になれるでしょう。

【Gunner Henderson】

22年成績:.259/4HR/18打点/.788
新人王の最右翼に挙げられる超有望野手です。
昨年はMLB初ヒットが初ホームランという鮮烈すぎるデビューを飾った彼ですが、SP序盤は打率1割代前半と苦戦を強いられました。
その中でもずっとスタメンを張っていたことから、チームが彼にどれほどの期待をしているかが伝わってきます。
序盤から爆発というわけにはいかないかと思われますが、5月中旬〜6月頭頃には本領発揮して、最終的には.280 15ぐらい打ってもらえると本当に助かります!

【Ramon Urias】

22年成績:.248/16HR/51打点/.720
UT的な立ち位置から一気にNevin等とのレギュラー争いを制しレギュラーを獲得すると、16本塁打にGG賞と一気に飛躍した一年となりました。残念ながらWBCは不出場となり、弟のRuisと兄弟で出場とはなりませんでしたが、
その弟に負けない活躍を今年も期待したいですね。

【Adam Frazier】

22年成績:.238/3HR/42打点/.612
SEAから1年800万ドルで加入したセカンドです。21年のPIT時代に.324をマークしてASに選出されてからずっと下がり調子ですが心機一転、新天地での復活に期待したいです。Statcastを確認するとK%、Whiff%は共に95とバットコントロールは非常に優秀なため、上手く噛み合えば.270〜.280あたりは狙えるのではと考えております。
ですがSTで好調だったVavraも虎視眈々とレギュラーを狙ってきているため、調子が上がってこない場合は早々にレギュラーを剥奪されるかもしれません。

【Jorge Mateo】

22年成績:.221/13HR/50打点/.646
昨年はショートのレギュラーを獲得するとチームメイトのMullinsとの争いを制し、35盗塁で見事盗塁王を獲得しました。
statcastで確認すると、走力を示すSprint Speedは99と圧倒的な脚力を誇ります。また、脚力を活かし守備力にも優れセンターラインを支えました。

ですが、打撃部門に関しては軒並み真っ青であり打つ方は殆ど期待できません。。。とは言え昨年も13本塁打を放っており、最低限のパワーはあるため下位打線でブンブン振り回してもらうのが良いかもしれません。
Hendersonが夏前にショートに定着するようだと守備走塁要員でバックアップに回る可能性も充分あると思います。

【Terrin Vavra】

22年成績:.258/1HR/12打点/.677
STでは.348/2HR/6打点/.957と打撃好調で見事開幕ロースターを掴みました。19年、21年ではマイナーで出塁率4割越えと選球眼に優れており、Frazierの調子次第では一気にレギュラーを奪取する可能性もあります。

【外野手】

【Cedric Mullins】

22年成績: .258/16HR/64打点/.721 
我らが切込隊長Mullinsさん。
WBCにはアメリカ代表として出場し、日本との決勝戦ではKyle Tuckerの打撲もありスタメンにも抜擢されました。
残念ながら決勝戦では無安打に終わりましたが、準決勝のキューバ戦では途中出場でホームラン、1次ラウンドのカナダ戦でも3ベースを放つなどスター揃いのアメリカ代表の中で確かに存在感を放っていました。
チームでは切込隊長として期待されていますが、22年の出塁率.318は寂しいというのが正直な気持ちです。
今年は最低30盗塁、出塁率は.350を期待したいです。

【Anthony Santander】

22年成績:.240/33HR/89打点/.773
ベネズエラ代表として挑んだWBCでは昨年のサイ・ヤング賞投手である
サンディ・アルカンタラから豪快な一発を放つなど5試合で.353(17-6)2HR 5RBI OPS1.332をマークしました。
再合流後のSTでは少し勢いが落ちてしまいましたが、彼がどしっと4番に君臨してくれるとチームとしては幅が出てきます。
ちなみに前述のドミニカ共和国戦では終盤にファインプレーも魅せましたが、もともと守備力は低くそこには期待しない方がいいでしょう。。。

【Kyle Stowers】

22年成績:253/3HR/11打点/.724
RutschmanとHendersonと同じ19年ドラフト組で、ドラフト3巡目で指名されました。上記の2名があまりにも目立ちすぎているために相対的に影は薄いですが、彼もかなりの有望株です。
昨年MLBデビューを果たすと同年8月26日の試合でSWSの守護神であったヘンドリクスから9回2アウト2ストライクという絶体絶命の状況でセンターにHRを放つという素晴らしいデビューを飾りました。
最終的にはG34で.254 3HR 11RBI OPS.724とまずまずの成績を残しております。
RutschmanとHenderson、そしてこのStowersの19年ドラフト3人衆が大爆発してくれる日が楽しみで仕方がありません。

【Austin Hays】

22年成績:.250/16HR/60打点/.719
強肩プルヒッター。21年は22本塁打をマークしましたが、Mountcastle同様レフト拡張の影響を受け昨年は16本塁打と数字を減らしてしまいました。STでは.333/4HR/10打点/1.073と絶好調であり、Mullins、Santanderともうひと枠を掴み取ることができるのでしょうか。

以上、23年のBAL野手の紹介でした!
激戦区のア・リーグ東地区、まだまだ勝ち抜ける戦力が整ったかと言われると、少し厳しいかなと感じてはおりますが、この若いチームは勢いに乗ったらどこまでも勝ち進んでいきそうです。是非期待しましょう!!

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