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【BAL】オリオールズ9年ぶりの地区優勝おめでとう!!!

皆さまこんにちは。
BAL担当のもくろーです。

現地時間9月28日、地区優勝のマジックを1として迎えた我らがオリオールズはレッドソックスとの一戦で見事勝利を収め、2014年以来9年ぶりとなるア・リーグ東地区優勝を成し遂げました!

激戦区ア・リーグ東地区にて開幕から順調に勝ち星を積み上げてきたオリオールズですが、シーズン最終盤までレイズと競り合う展開となりました。
しかしながら7月に首位に浮上すると、9月に一度はゲーム差0で並ばれたものの首位の座を開け渡しはせず、ついにシーズン159試合目に優勝を決めました。

2018年のManny Machado放出から始まった再建期、2018年から2021年までの4シーズンで100敗以上が3シーズンと苦しい時期が続きましたが、本日をもってそれは完結を迎えたと言っても良いでしょう。

さて、この優勝に貢献してくれた選手は沢山います。
再建期真っ最中からチームを支えてくれたJohn MeansAustin HaysCedric MullinsAnthony SantanderそしてBrandon Hyde監督。
勝利の方程式として圧倒的な安定感を誇ったYennier CanoFelix Bautistaの岩山コンビ、ロイヤルズから移籍して覚醒したRyan O`Hearnに後半戦大活躍のRyan Mountcastle、更には鉄壁のリリーフ陣など・・・
本来であれば全員を余すことなく紹介したいのですが、それはとても無理な話です。

そこで本日は、再建期の真っ最中に獲得し、着々と成長し主力に育った
2019年のドラフト全体1位指名、扇の要であるAdley Rutschman
同年2巡目指名、今年の新人王筆頭候補のGunnar Henderson
2018年ドラフト1巡目指名、後半戦大活躍のGrayson Rodriguez
2019年にトレードでエンゼルスから加入し、大幅に飛躍を遂げたKyle Bradishの4名を紹介したいと思います。

Adley Rutschman

Rutschmanに関しては先日投稿したnoteに記していますので、やや簡易的な説明となりますが、彼がデビューした22年から今シーズンまで、チームは91カード連続でスイープされていません。これは長いMLBの歴史の中で3番目の記録となり、この事実だけで彼の凄さを表すには充分ではないでしょうか?
負担の多い捕手でありながら20本塁打を放ち、更にはア・リーグで5位の出塁率.374、4位のBB%(13.4%)と上位打線の役割を充分に果たし、WARも4.9とまさに今やリーグを代表する捕手といっても過言ではないでしょう。

Gunnar Henderson

Hendersonも5月までは中々成績が上がらずに苦しんでいましたが、6月に入ると調子が上向き始め、今ではチームトップの28本塁打を放つなど立派な主力打者へと成長を遂げました。
序盤は打席で自分の思うストライクゾーンと審判のゾーンが噛み合わないような姿が目立ち、やや消極的で四球も見逃し三振も多いような印象を受けましたが、調子が上向き始めてからは積極的に強いスイングを仕掛けるようになりました。HardHit%(95マイル以上の打球速度を記録した率)が51.8でMLB全体上位5%入り、長打率.492はア・リーグで9位にランクインするなどそれは数値にも表れています。
また、彼の闘争心溢れるプレースタイルは1打席、1プレーで試合の流れを変えるような魅力があり、プレーオフでもその姿に期待がかかります。

Grayson Rodriguez

Rodriguezは4月のデビュー以降、甘く入った球を痛打されるケースが目立ち、45.1イニングで被本塁打13、HR/9は2.58と非常に厳しい内容で5月26日のレンジャーズ戦を最後にマイナーでの再調整に入ります。
しかしながら、再昇格した7月以降は13試合で5勝2敗、防御率2.58と大幅に改善を見せ、HR/9も0.35とエース級の活躍を見せてくれました。
中でも圧巻だったのは9月のTBとの一戦です。2連敗してゲーム差0、最悪の流れの中で先発したRodriguezは自己最長の8回を投げ無四球無失点と圧倒的な投球を見せ、完全にTBに傾いていた流れを一気に引き戻しました。間違いなく今シーズンの天王山であり、負ければ首位陥落という大一番であの投球ができるメンタルはポストシーズンでも活躍が期待できそうです。

Kyle Bradish

Bradishは22年も先発投手として23試合に登板し、4勝7敗で防御率4.90とデビュー年としてはまずまずの数字を残していました。
そして迎えた23年は22年に殆ど投げていなかったシンカーを投げ始め、(4.4%→20.3%)直球の割合を減らした(44.5%→22.6%)ことが功を奏したのでしょうか、HR/9が1.30からア・リーグ2位の0.76へと大きく改善され、それに伴い防御率は3位の2.86、WHIPはリーグを代表する投手へと成長しました。そして7月以降は3ヶ月連続で防御率2点代前半と更に安定感を増しているのも素晴らしいです。
やや先発陣が弱いと言われてきたオリオールズですが、この2枚看板はポストシーズンで当たる強豪とも充分に渡り合えると感じています。

最後に

激戦が予想されているポストシーズン、オリオールズはア・リーグ東地区チャンピオンとして10月7日から試合が始まります。
最後にポストシーズンに進出したのは2016年であり、今チームに所属している選手たちの殆どは経験したことがありません。初めて戦う舞台で、彼らはどのような姿を見せてくれるのでしょうか。
また、肘の怪我で戦列離脱中のBautistaがつい先日、打撃練習に登板したとのニュースがありました。当然無理をしてほしくはないですが、もし彼がポストシーズンに間に合うようであれば、チームにとってはこれ以上ない補強と言えます。

これからも躍進を続けるオリオールズの姿に、今からワクワクが止まりません。是非皆さま、オリオールズへの熱い声援をよろしくお願い致します!!


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