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太田光「笑って人類!」刊行インタビュー・記事まとめ〈共感してもらいたい。その思いしかない。だからこそ、言葉を尽くすんです〉

2023.03.11 幻冬舎plus
▽爆笑問題・太田光の注目小説『笑って人類!』冒頭を一挙公開!!(一部試し読み)

――世界の平和のため、ダメダメ総理が獅子奮迅!?主要国リーダーが集結する “マスターズ和平会議” に極東の小国・ピースランド首相が、まさかの遅刻。そのおかげで惨劇を免れた彼は、ドン・キホーテのごとく立ち上がるが……。

幻冬舎plus

2023.06.24 @DIME アットダイム
▽【今月のマストリードな1冊】ビューティフル・ドリーマー太田光の心の声を綴った傑作「笑って人類!」

ビューティフル・ドリーマー。『マボロシの鳥』でも『文明の子』でも、太田光はその時々の科学的知見を取り入れて今ここにある危機を描きながら、しかし、人類が生み出してきた文明に対する絶対的な信頼を謳い上げてきました。この『笑って人類!』も同じです。争うことをやめられない人類。わたしたちが作りだしてきたさまざまな文明の利器が、益をもたらす一方で生んでしまう弊害。そうしたダークサイドから目をそらさず、真っ直ぐに問題として提示し、それでも乗りこえていくことはできるんだと満面の笑みで表明する。

文/豊崎由美(書評家)

@DIME アットダイム

2023.05.13 サンスポ
▽【ヒューマン】爆笑問題の絆、“原点”は初漫才 タブー恐れずデビュー35周年

解散の可能性について聞くと、田中は「太田とケンカして瞬間的に解散!って思うことはあるけど、ほかにやりたいこともないし」と回答。太田も「ないんじゃないかなぁ」と続けた。

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作家や映画監督でも活動する太田は3月に最新小説「笑って人類!」(幻冬舎)を出版。主要国のリーダーが集結する和平会議に遅刻した小国のダメ総理が世界平和のために奮闘するエンタテインメント作品だ。今作は400字原稿用紙で1188枚と自身最長編で、太田は「ストーリーには相当こだわったので世間の評価は気になりますね。物語や映画を作る仕事はこれからもやりたい」と意欲。

サンスポ

2023.05.03 ピース又吉直樹【渦】公式チャンネル
▽爆笑問題・太田光さんの11年ぶりとなる最新小説『笑って人類!』又吉絶賛!!太田さんが「人間」を語ってくれた秘話も【夜の公園#51】

又吉「爆笑問題の太田さんが小説を新たに発表されたんですけど、『笑って人類!』っていう小説、これが、僕はむちゃくちゃ好きでしたね。面白かったですね。文量(分量)がまずすごいんですよ。本もこれぐらい太くて。タイトルは『笑って人類!』。で、量で言うと原稿用紙1200枚弱ぐらいかな。だから、普通に1冊の単行本になる小説、300枚で1冊に全然なるんで、4冊分ぐらいの文量。で、ページ開くと2段組になってるんですよ。まず僕その、文量でもうけっこう感動するというか。正直ね、みんながみんな、日常的に本を読むわけじゃないじゃないですか。で、太田さんはテレビであれだけ出演されてるから、普段テレビを見てる人、の中には本を好きじゃない人もいるじゃないですか。でも太田さんの本やったら読んでみようっていう、人が間違いなくいるんですけど、あの文量やったら諦めると思うんですよ。(笑)」「で結局、めちゃめちゃ本好きな人、太田さんの作る作品が好きな人が、手に取って読むことになると思うんですよ。それがまず太田さんらしいというか。やらしさがない。その…なんて言うんですか、戦略を立ててないみたいな。純粋に面白いものを作りにいったら、こうなりましたっていう感じがして。なんかそこにまずうわぁーって思って、絶対読みたいっていう。今までの小説も全部読んできてるんですよ。エッセイも、全部じゃないですけどほぼ読んでると思うんですよね。かなりの量、とんでもない量、爆笑問題さんって本出されてるんで、お2人でも。でもたぶん70%か80%ぐらいは僕、読んでますね、若い頃から。」

「(小説の中で)秘書に、「身の丈にあった活動をしましょう。また笑われますよ」って言われた時に総理大臣が、「いや、子供の頃、笑われるようなコメディアンに憧れてた。別に笑われてもいい」っていうことを語るとこがあるんですけど。ここは、わかんないですけど、もしかしたら太田さんのお笑い芸人の在り方みたいなところが、ちょっと反映されてんのかなっていう。タイトルが『笑って人類!』じゃないですか。「人類を笑わせます」じゃないんですよね。だから、一番はみんなが笑ってる状態が、一番優先されるべきことやから、別に笑われてもいい、っていう。バカなことをやって、それをみんなが見て笑うんやったらそれでもいいっていう。なんかね、そういう表明のような、あくまでも登場人物のセリフだから、そのまま太田さんの考えではないとは思うんですけど。みたいなのもあって、すっごいわかるなぁというか。人を笑わせるっていうのはね、すごいカッコいいことやと思うんですけど。笑われたらあかんって言うけど、笑われるのもけっこう難しいと思うんですよ。人を笑うのが一番簡単で。笑わせられるのはわりと開いてないと、人がやったことで笑えないから。笑わさられるのもけっこうむずいし。とかも考えさせられるというか、タイトルが『笑って人類!』なんで。」

ピース又吉直樹【渦】公式チャンネル

2023.05.03 幻冬舎plus
▽炎上するくらい喧々諤々の本になってほしい。連休後半はこれ!『笑って人類!』の楽しみ方。|笑って人類!|太田光

『笑って人類!』をもっともっとたくさんの人に読んでほしい、書店員・ライター・出版社営業の偏愛トーク。

サクマ「「つまんない本ってない」ってこの間ラジオでおっしゃってて。それすごいなって思ったのと、あと、なんかの取材で田中さんに「太田さんのすごいと思うところなんですか」って聞いたら、「太田は絶対、観なかったり読まなかったりで貶したりは絶対しないんです。どんなに嫌いな作家でも読んで嫌いだって言う。映画も、つまんないから観ないじゃなくて、観たからつまんないって言える」って。嫌いなものもちゃんと観る、読むってすごいって思いました。」

幻冬舎plus

コグマ「この「太田光の本棚」っていう企画ですが、どうしてやりたかったかっていうと、『笑って人類!』は太田光さんの集大成だと思ったので、太田光が目にしてきたもの読んできたもの、脳が何で構成されているのかなっていうのを知りたかった。」

『笑って人類!』刊行記念で太田さんにセレクトしていただいた「太田光の本棚」のリストはこちら。

『蜜蜂と遠雷』恩田陸
『青年は荒野を目指す』五木寛之
『国境』黒川博行
『マークスの山』髙村薫
『半島を出よ』村上龍
『思い出トランプ』向田邦子
『深い河』遠藤周作
『死の棘』島尾敏雄
『右大臣実朝』太宰治
『銀河鉄道の夜』宮沢賢治
『八日目の蝉』角田光代
『恋』小池真理子
『タイタンの妖女』カート・ヴォネガット
『冷血』トルーマン・カポーティ
『ドン・キホーテ』セルバンテス
『赤毛のアン』モンゴメリ
『トム・ソーヤの冒険』マーク・トウェイン
『魔術師』ジェフリー・ディーバー
『サイダーハウス・ルール』ジョン・アーヴィング
『ナイン・ストーリーズ』J・D・サリンジャー
『異星の客』ロバート・A・ハインライン
『ケインとアベル』ジェフリー・アーチャー
『エデンの東』ジョン・スタインベック

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2023.04.16 TBSラジオ
▽沢木耕太郎「クライマックスで失敗しねぇかなって笑」太田「いじわるじゃないですか!笑」|爆笑問題の日曜サンデー

午後2時からは「ここは赤坂応接間」
作家の沢木耕太郎さんがお客様!

沢木「地下鉄で本読んでたのよ。あなたの本!」
太田「それは光栄ですねー!」
沢木「今、482ページまで来た!ここまで面白く読んできたけど、ここで失敗しねぇかなぁと思ってさ笑」
太田「いじわるじゃないですか!笑」

沢木「エンターテインメントで大事なのは、前に進んでいく力の強さが必要だと思うのよ。前に進んでいく力は十分強いと思う。だけど、ところどころにある種の深さは必要じゃん」
太田「まさに深夜特急的な」
沢木「それとは違う笑 個々の部分はちょっとな……って思うところはあるけど、一番大事なのは「次どうなるか」じゃない?」

TBSラジオ「爆笑問題の日曜サンデー」

2023.04.08 WANI BOOKS NewsCrunch
▽「囃されているうちは踊れ」太田光を救った立川談志の言葉|俺のクランチ 第23回(前編)

太田「(立川)談志師匠から、“何も考えなくていい、囃(はや)されているうちは踊れ”って言われたのは心に残ってますね。30代のときだったかな、“40歳までは何も考えるな”って言われて、そのあとそろそろ40歳になるってときに “師匠、僕、そろそろ40歳になるんですけど……”って言ったら、談志師匠が “俺、40歳って言ったか? じゃあそれ、50歳にしていいよ”って(笑)あの言葉にはだいぶ救われました。」

「自分たちのネタでも同じで、送ったからには、自分の意図とは違うほうに解釈されても仕方ないな、とは思ってますよ。そりゃ“そんなつもりで言ったんじゃないのにな”とか思うことはあります。でも、自分が思っていることが純度100%で相手に伝わることなんかあり得ないと思ってるし、それをいちいち自分の口で間違っていることを正すんだとしたら、作品を作る意味なんてないから。」

WANI BOOKS NewsCrunch

2023.04.09 WANI BOOKS NewsCrunch
▽太田光「もうこれでダメなら、俺たちはダメ」芸人人生を賭けたネタ作り|俺のクランチ 第23回(後編)

太田「体力的に落ちてきてるのはありますね。ほら、俺の場合は出ていったら、まず客席に飛び込んで「助けてくれー!」とかギャーギャー騒いでから舞台に戻って漫才だから。もう、その時点で息が上がっちゃってるんだよね。

じゃあ、やめりゃいいじゃんって話なんだけど(笑)あれやんないと勢いつかないから。だから、毎朝やってるトレーニング、自宅の階段の上り下りとか、腕立て、腹筋、ああいうのを増やす。自分で自分を追い込んでる」

WANI BOOKS NewsCrunch

2023.04.05 Locipo Press
▽芥川賞作家・又吉直樹が登場!お互いの本を褒め合うつもりが…くりぃむ・上田「『はじめに』しか読んでないだろ!」|太田上田

太田の小説を途中まで読んだ又吉は、「めちゃくちゃ面白いです」と称賛。

「(政治の話だが)全然難しくなくて、読みやすくてそれぞれのキャラクターがすごい面白い。場面場面が笑えるところがめちゃくちゃあって何回も笑った」と感想を述べる。待望の展開に、「そうですよねぇ!」とご満悦な様子の太田であった。

Locipo Press「太田上田」

2023.04.12 太田上田 公式 YouTube
▽【太田上田 #386①】又吉直樹先生が太田さんの小説をベタ褒めしてくれました!!

2023.04.14 太田上田 公式 YouTube
▽【太田上田 #386②】今度こそは、賞を取れるでしょう!!!


2023.04.02 TBSラジオ
▽又吉直樹「綾部との共通点は一つも見つけられていない笑」|爆笑問題の日曜サンデー

太田「最近、読書してる? 俺はね、又吉の『月と散文』」
又吉「僕はね、『笑って人類!』」
田中「ほら、茶番が始まるから」
太田「マジで!?笑」
又吉「これがまた素晴らしい小説で…」

TBSラジオ「爆笑問題の日曜サンデー」

2023.03.27 幻冬舎plus
▽コロナ禍の現実の日本は、小説の世界とは全く逆に閉じる方向に向かった。|太田光『笑って人類!』刊行記念インタビュー〈前編〉

太田「笑いは人と人が違うからこそ生まれるもの。時事ネタも人によって受け取り方が違うでしょ。その違いの中に、おかしさがある。違いからネタが生まれるからこそ、笑いには常に人を傷つける可能性があるし、逆に人によっては救われたと受け止められる可能性もある。俺はそんなもんだと思っている。

笑いは赦しでもある。笑いのネタにするということは、その人を赦して次に向かっていくということ。炎上騒動を笑いのネタにするというのもそういうことだよね。」

幻冬舎plus

2023.03.30 幻冬舎plus
▽言葉で伝えるのをあきらめたら、その時は自分が引退するときだな。|太田光『笑って人類!』刊行記念インタビュー〈後編〉

太田「小説を出すといつも、『太田は芸人だけやってろよ』って声が届く。でもそんな人たちにもいつかは届くはずだと思うし、物語を読んでもらうことをあきらめられないんだよね。俺の書いたものを読んで、伝われって、わかってくれという思いはずっと持っている。伝わらないなら何度でも、言いたいって思いはある。

なんでか……。うーん、やっぱり言葉が好きなんだろうね。小説を書くのも好きだし、なんか言われても『またやってきました』って言いながら人前に立って話すのも好きだし、お客から笑いをとるのも好きだし。最後は好きだからってところになるんだろう。

もし、俺が言葉で伝えるのをあきらめたら、その時は自分が引退するときだな。」

幻冬舎plus

2023.03.24 NEWSポストセブン
▽高田文夫氏、WBC観戦で思い浮かべた「芸能と文化の二刀流」爆笑問題・太田光の才能

高田文夫氏が『週刊ポスト』で連載するエッセイ「笑刊ポスト」。今回は、WBC 1次ラウンド終了後のタイミングで、爆笑問題の太田光について綴る。

“オオタニとたった一文字違いでとんでもない二刀流が現われた。その名は爆笑問題のオオタである。あれだけテレビとラジオ、そしてライブをやっている最中、家へ帰ってはコツコツと小説の執筆をしていたのだ。評論家なぞにはなり下がらず、常に生み出し、クリエイティブしつづける頼もしき後輩である。「芸能」と「文化」の二刀流。太田……いやっ今日からは太田先生、太田文豪と呼ばせて下さい。”

NEWSポストセブン「週刊ポスト」

2023.03.23 毎日新聞
「未来は面白い」子どもに託したい 太田光さん、新刊に込めた希望 (有料記事)


2023.03.22 文化放送
▽『笑って人類!』発売中、爆笑問題・太田光が人を「笑わせたい」理由とは!?|西川あやの おいでよ!クリエイティ部

太田「『笑ってもらう』に尽きるね。言葉の力の意味は何か、なんで人が言葉を発するか、というと『伝えたいから』でしょう? 伝えたことを証明するのがいちばんわかるのは、相手が笑うこと。漫才やっていて、やっぱり伝わらなきゃ笑ってもらえないもんね。(お客さんが)笑った瞬間に『あ、伝わった』という喜びがある。だから笑わせたいんだよ。」

「文章の仕事はタイムラグがあって、あとからいろんな書評が来たり、どれぐらい売れたかという情報が出たりして、なんとなく『伝わったのかな』と思う。でもなんつったって、いちばん気持ちよく確認できるのはやっぱり舞台ですね。お客さんが目の前にいる。」

文化放送「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」

2023.03.18 週刊現代
▽「恐妻家の設定は自分と同じ(笑)」爆笑問題・太田光が小説で描いた「ユーモラスな未来」(前編)

太田「「SNSでは誰もが共犯者」と小説でも書きましたが、自分で悪意を増幅させて敵を作る状況になりがちです。どうすれば人類はこうした問題を克服できるのか、この小説で考えてみました。現実ではそのうち、炎上を制御するシステムができるかもしれない。」

週刊現代

2023.03.18 週刊現代
▽「ロシア側に立つ発言をするとすぐ炎上するけれど…」太田光が明かす「強烈な違和感」と「平和への想い」(後編)

太田「今回のコロナ禍でも、欧米のロックダウンみたいな極端な施策は取らずに、うやむやにしながら乗り切ってきました。なんとなく曖昧に舵を切り、解決に近づく日本の特殊な感覚が、外国に理解される状況になったら世界平和に役立つかもしれない。そんな思考実験をこの小説で試みました。僕のこの考えを純粋に、よりたくさんの人に伝えたかったんです。

そもそも僕は文学青年でしたから、自分の小説を皆に読ませたいという思いは、かなり強いんですよ。直木賞を獲りたいと本気で思っています。」

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Q8 いちばんの人生のターニングポイントは?
田中とコンビを組み「ラ・ママ新人コント大会」に初めて出演した時

週刊現代

2023.03.18 GOETHE
▽太田光「“ムダ”の中にこそ、笑いのきっかけがある」

太田「俺らは割と長尺の漫才をすることがあるんです。年に1回。1時間半くらいの漫才なんだけどね。で、ある時から漫才をやっていて息切れするようになったんです。その瞬間から『これはもしかしたら……』と感じるところがあって、このまま漫然とやっていたらできなくなるかもしれないと思ったんですよ。そこから筋トレとか、いろいろと毎日やるようになって……それでもやっぱり、息切れするな、最近は(笑)」

「どうしても、テンポの速い若手の中に入ってやっていると、こっちもつられてガンガン行かなきゃみたいなところがあったんです。でも年齢に合ったテンポってものがあるんじゃないかなと思うようになって。我々の漫才って、遅くなったり速くなったり、そもそも時期によってぜんぜん違うんだけど、そういう部分にも何らかの工夫のしようがある気はしていますね。」

GOETHE

▽【2Face】爆笑問題・太田光|“ムダ”の中にこそ、笑いのきっかけがある|太田光のプライベートの顔


2023.03.17 GOETHE
▽太田光「笑えない事を笑いごとにする」新作小説で伝えたかったこと

太田「僕が大好きな森繁久弥さんの“社長シリーズ”、ああいう映画を作りたいという思いから生まれたところがあって。つまり未来は明るいけど根拠はないってのは、我々が植木等さんや青島幸男さんから学んだ感覚ですよね。植木さんの歌に『金のないヤツは俺のところへ来い。俺もないけれど心配するな』なんて歌詞があるけれど、『そのうち何とかなるだろう』というあの精神に僕自身がすごく勇気づけられたんです。」

GOETHE

▽【2Face】爆笑問題・太田光|笑えない事を笑いごとにするのが仕事!新作小説を語る|太田光の仕事人の顔


2023.3.8 CREA
▽「マーベルとかは暴力で解決する けど…」太田光が小説『笑って人類!』で“腕力がないヒーロー”を描いた理由|太田光インタビュー#1

太田「もともとは映画を作ろうと思っていたんだけど、出来上がった脚本を配給会社に提出したら、「つまらない」と役員会議で言われて通らなかったんだよね。役員会議でボツになった脚本は、二度と映画の企画になることはない。つまり、この脚本が映画になることはなくなったんです。」

「俺は『社長漫遊記』とか『無責任』シリーズみたいなコメディ映画を作りたい、と思っていたから、配役にはコメディアンを揃えたかったんですよね。
主人公で、ピースランド首相の富士見幸太郎は俳優さんなんだけど、首相政務秘書・首席秘書の桜春夫は俺で、第三秘書の末松幹治は劇団ひとり。事務担当首相第二秘書の五代拓造は迷っていたんだけど、石塚(英彦)さんかなって。ヒロイン役のアン・アオイは難しいよね。誰かは決めてなかった。……強いて挙げるならオードリー・ヘップバーンかな。」

CREA

2023.3.8 CREA
▽『笑って人類!』「最初の読者の妻に、面白いと言われて嬉しかった」太田光が込めた『ローマの休日』への憧れ|太田光インタビュー#2

太田「我々にとっての未来って、まだまだ続くわけじゃないですか。「これから悪くなる一方だ」という考え方が世の中には多いけど、そんなことはないって俺は思うんだよ。割と楽天家だからね。

作品に出てくる「未来はいつも面白い」というフレーズは、俺の作品で共通して扱うテーマなんだけど。この先何があっても、もしそれが悲劇でも、それすら面白いじゃんって伝えたいんですよね。」

CREA

2023.03.08 GOETHE
▽爆笑問題・太田光「一度だけテレビの生放送で心から後悔したことがある」

太田「20年くらい前だったかな。一回あるんですよ。テレビの生放送で頭に浮かんだ言葉を飲みこんで、『どうして言えなかったんだ』と心から後悔したことがね。明確に自覚しながら何も言わなかった自分が、本当にカッコ悪かった。それがずっと自分のなかにあって、あんな思いは二度としたくないと思い続けているんです」

「自分の未来なんて全然予想できない。出たとこ勝負。ずっとそれでやってきましたから。やっぱり、そのほうが楽しいのかな。共感も安定も求めているけど、普通の道を選んだわけじゃない。だから、自分自身で面白がるしかないんですよ」

「共感してもらいたい。その思いしかない。だからこそ、言葉を尽くすんです」

GOETHE

2023.03.09 ABEMA TIMES
▽爆笑問題・太田光「老害と言われていましてね」コンビ結成35周年で“卒業”に言及(会見記事)

太田「老害と言われていましてね、私も最近若手のお笑い連中から、いい加減やめろと言われているんですけれど、こればっかりは隅っこでもいいから、テレビの業界にしがみついて残ってやろうと思っていてね、なかなか卒業できないんですよ。乃木坂46の子とかよく自分から言い出すなと思いますよ。あんなに人気あるのにっていうのは僕が乃木坂だったらですよ、おばあさんになるまで踊り続けると思います。」

ABEMA TIMES 

2023.03.08 WEBザテレビジョン
▽太田光、“卒業”への思い「僕が乃木坂46だったらお婆さんになるまで残り続けたい」(会見記事)

太田「いわゆる政治バラエティーはそんなにやるつもりはなかったんだけど、意外とそれが世間の受けも良かったりして。自分で考えるより、テレビのプロたちが“爆笑問題をどう生かすか”、で考えてくれたほうがハマることが多いというのは、この35年間で知ったこと。あまり自分で無理やりどうこうするというより、流されるままにという感じはしています。」

WEBザテレビジョン

2023.03.05 WEBザテレビジョン
▽太田光、爆笑問題“結成35周年”も最前線に立ち続ける矜持「大御所とは思っていない」

ーー太田さんが、“言葉の力”を信じているのはどうしてですか。
太田「それは、僕が今まで読んできた本、観てきた映画の中の言葉に、僕自身が救われてきたからだと思います。高校時代の孤独だった時には小説や映画に助けられてきたし、それらの作品がなかったら自分は生きてこられなかった気がするし。だから、最終的に人を救うのは言葉だという実感があるんですよね。」

「たとえ自分の考えが世間とずれていたとしても、思ったことしか言えないんですよ。テレビで思っていないことを口にするのは、自分で自分が嫌になっちゃうだろうし、難しいなと思います。」

「プレイヤーとして、ずっと若手と同じ舞台の上で戦いたいという気持ちもあります。若手より一個上のステージに行きたいとは全然思わない。ネタ番組だったら、同じ条件で同じようにネタをやって、どっちが面白かったかということをやり続けたいんですよ。」

WEBザテレビジョン

2023.03.02 FRIDAYデジタル
▽爆笑問題・太田光インタビュー「我ながらダサいコメディアンになっちまったな」

太田「もうダサくていいや。どうせそこまで格好いいコメディアンにはなれないから。」

「志ん朝師匠は、まるで音楽のように、ただただ聴き心地のいい落語をやる。一方で談志師匠は、落語を分析する本を書いたり政治家になってむちゃくちゃやったり、場外パフォーマンスがすごい。芸人として粋なのは志ん朝師匠ですよね。けど談志師匠も落語って枠には収まらない格好良さがある。今なら多くを語らず笑いに徹する明石家さんまさんと、映画撮ったり小説書いたりする北野武さんみたいなもので。自分はどっちつかずなんだよね。ずーっと迷ってきた。」

「最初は「ここまで政治について語るのは、コメディアンがやることじゃないんじゃないか」って迷いながらだったけど、そんなこと言ってる場合じゃなかった。そういう仕事が来て引き受けちゃったから、中途半端にはできないしね。我ながら格好いいコメディアンにはなれなかったけど、今思えば、その選択は良かったのかもしれないですね。」

FRIDAYデジタル

2023.03.05 好書好日
▽爆笑問題・太田光さん「笑って人類!」インタビュー ダメ総理が世界平和に大活躍? 11年ぶり長編小説

太田「未来は必ず明るい、とは言えないよね。人生、明るくないこともいっぱいある。ただ、俺らはシビアな事件も全部ネタにして、なんとか笑いごとにできないのかっていうのをずっとやってきたんですよ。不幸なことがあっても「だから人生は面白い」って考えることもできるわけじゃないですか。だから「未来は必ず面白い」なら言えると思うんだよね。」

好書好日

2023.02.04 スポニチ
▽爆笑問題・太田光 11年ぶり小説「笑って人類!」1200枚超大作「直木賞獲りたい」タイトルの真意

太田「大衆文学だから当然、直木賞を狙いたい。でも、直木賞じゃなくてもいいんだ。文学賞っていっぱいあるでしょ?ノミネートだけでもいいから、多くの人に読まれるきっかけになってほしい。それが純粋な思いです。」

スポニチ

2022.04.07 Locipo Press
▽爆問・太田、映画製作の構想を告白!「俺が書いたシナリオの配役に劇団ひとりは入ってた」『太田上田』

配給会社に提出した脚本を戻されてしまったそう。太田は作品に対する思い入れが強かったため、作り変えることは考えられないのだと話した。

ひとり「単純に見たい。太田さんってピュアな人だから、ものづくりに関して。映画少年から大人になって、映画に対する憧れがすごくあるわけじゃないですか?」
太田「見せたいよ!俺が書いたシナリオの配役に劇団ひとりは入ってた」
ひとり「うれしい!やらねえけどな!」

Locipo Press「太田上田」

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