Pyxis 5th Anniversary

伊藤美来さん、豊田萌絵さんのユニットPyxisが、初台The Doorsで電撃結成したのがついこの間のようである。そしてとても昔から彼女たちを追いかけてきた気がする。結成5周年おめでとう。

こんな気持になったのは、やっぱりお二人がInstagramでライブ配信をしてくれたからが大きい。好きな人の顔が見れるだけでこれだけ元気になれるなんてな・・・

今日はどこまで言葉にできるかわからないが、また徒然なるままに書き連ねてみようと思う。なお新生StylipSにも若干触れることになるだろう。

出会い

小倉唯、そして石原夏織がStylipSを脱退すると同時に、StylipSへの興味はやはりすっと薄れてしまった。新メンバー伊藤美来、豊田萌絵が加入し、Prism Sympathyというシングルが発売されたことはもちろん知っていた。しかしStylipSという一つの出来上がったユニットがリスタートを切るという事実を受け入れるのに、やはり僕は時間を要してしまった。

約半年遅れでシングルCDを手に入れ、少しずつ聴き込んで、StylipSの一員として二人を受け入れるのにはもっと時間がかかった。MVやメイキングでも若さ、新人声優として奮闘する美来、萌絵をサポートする能登有沙や松永真穂に自然と感情は引きずられていた。

でもどうだろう。今夜あらためて、7年前のMusic Videoを見た。今と変わらない、今よりももっと真っ直ぐな笑顔を美来は放っている。ダンスで魅せてきたStylipSに遅れを取るまいと、ダンスに一生懸命な萌絵。その笑顔も、姿勢は今の二人の成功を約束する、未来への決意表明だった。

迷迷コンパスはいらない

NOVAレボリューション、純粋なフジュンブツとシングルを重ねた4人の表現力は7thシングルで開花した。伝えたい、手を伸ばしたい想いに躍動する表現が僕の人生を変える決断をさせた。

MusicVideoではミラーメイズの中で迷い、スローモーションを多用したリップシンク主体のカットが伊藤美来と豊田萌絵の背中から羽を引き出したのだ。足を動かさずないまま、全身で叫ぶその姿に、表情に、何かが変わるかもしれないと、本気で僕は信じていた。

SUPERSONIC SUPERNOVA

そんな中開催が発表されたライブツアーSUPERSONIC SUPERNOVAに大阪・東京の2公演、参加することができた。

大阪では初めてのライブハウスに戸惑う。中央の2列めという激戦区に陣取り、体も浮くような衝撃の中必死に手を伸ばした。弾ける汗も、笑顔も全てが見えた。純粋な熱量。音楽の作りし想いの炎。真っ直ぐな光線に灼かれるかのごとく、先の疑念が確信に変わる。

東京ドームシティホール、僕は最前列にいた。こんなことがあるのかと。ほぼ中央の最前列。大阪でみた衝動的な、本能的な興奮とは別の、世界だった。MelancholicSunshineを始めとする楽曲群は伊藤美来と豊田萌絵を確かに成長させていた。

ライブ自体は大団円。客電がついて、終演アナウンスが流れる中、鳴り止まない拍手。「もう一回」と客席は駄々をこねる。誰も席を動かなかった。本当に奇跡が起こったと僕は思った。もう一度ステージに明かりがついたときには。「本当にもう一回だけだからね」とSTUDY×STUDYを地明かりのまま歌い出した。

一生忘れられないライブになった。

PyxisParty2015 ~みんなと作る宝石箱~

前半は単なる回顧録になってしまった。

ライブの興奮も覚めやらぬまま、5月の初台The Doorsに僕は居た。豊田萌絵・伊藤美来のジョイントライブだ。今回は出遅れてほぼ最後列でライブを楽しんだ。互いにカヴァー曲をプロデュースしあったり(美来はね~えを歌った)とてもわちゃわちゃしたイベントだった。実際に歌唱曲がないので、歌も少なかったし、遠征が連続していたこともあり、このイベントを最後にPyxisのイベントにはしばらく離れることになる。

物販では二人のサイン入りA4ポートレートが売られていたりして結構今じゃお宝なんじゃないかなあとか思っている。もちろんまだ大事に保管している。

SUPERSONIC SUPERNOVAで予定外のダブルアンコールというプレゼントを貰った僕らに、二人は更にとんでもないプレゼントを用意していた。MC中に「このままユニット組んだら面白いよね」といい出したからである。ちょうど僕の横に螺旋階段があって、たかみゆきひさ氏が居たのだが、ふたりはたかみ氏に向かって「ユニットくんでもいいですか?」といい出したのだ。それが演出だったのか定かではないが(本当に二人の”暴挙”だったのかは僕は考えないようにしている。)、それも僕にとっては忘れられない光景の一つだ。

再会

まだまだ続くよ。

結局一度足が遠のくとなかなか行きづらくなるのが人間というものである。しかも距離が1200kmも離れていればなおのことである。僕がPyxisと再開したのは2018年。実に3年後である。LONELY ALICEの大阪リリースイベントで出会った二人はすっかりお互いをパートナーとして成長していた。

上記の通りリリースイベントとしての体験も桁違いだった。
ゲーマーズ会では(休憩が短くてご飯が食べれず)お腹すいた美来の話を萌絵が暴露。(たしかそんな話だった)「みくさん大丈夫?おなかすいてない?」って声をかけたのを覚えている。

流れ星ハーモニーが僕が好きなのも実はリリースイベント、アニメイト会でずっと流れていたから。そしてトークで、「サビではこうやって星を書く振りがあるんだけど、ライブでみんなでやったら素敵だよね」と練習したことがあるからだ。こんなに僕がリリースイベントの中身を覚えているのは本当に珍しい。

思い出達

僕がライブやイベントには消極的でも、彼女たちをラジオ、アニメやゲームの映像で目にしない日はなかった。彼女たちは僕が「ゆいかおり」という拠り所を失ったその時も、その前から、疲れた僕に立ち止まって休む木陰を用意してくれていた。僕がPyxisを心の拠り所にしていたことにきづいたのは、本当に最近のことなのだ。大事にしていた宝石箱をやっと開ける決心がついたというのに。

Instagram Live

五周年を記念したInstagramLiveで僕らは救われたのだろう。自分たちのやりたいことをやりたいように。そんな姿を見ることができて、心底ほっとした。こうして僕がまた駄文を記したいと思ったのも、そんな二人を見たからだった。声優として、歌手として、役者として、それぞれの道を歩み始めた二人にとっても帰れる場所としてPyxisがこれからも続いてくれることを願っている。Pyxisとしてのリリースが1年以上ないことにたいする不安がないといえば嘘になる。

実は夜空の下でmeeting、キラキラ大作戦などのレギュラー番組を見るようになったのは最近なのである。LINE LIVEなどコンテンツが充実してきたことで、より僕はPyxisを強く求めるようになっているのだ。

着地点

さて特に着地点もなく書き連ねてきたから僕の中の一位を公開して終わりにする。いろんな一位が乱立しているが、それこそが、宝石箱の正体である。そこに還ってくる誰もが自分の間違いない一番を見つけられる場所。Pyxisがそんな場所であり続けて欲しい。

だから、新曲待ってます!ロッカンミュージックさん!


(なんか半分くらいStylipSのこと書いてる気がするけど)

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