最近心が擦り減っていた。

仕事に追われる毎日。たのしいことがなにひとつない。

残業中に提案資料を作りながら突然泣き出したり、悪口の日々。

体調不良でお酒も飲めない。ストレスの発散もない。

夜寝ても仕事の夢にうなされ、翌朝げっそりした気持ちでスーツを着る。

そのまま鬱々と出社し、あれやらなきゃ、これやらなきゃに追われて8時間が過ぎ、結局なにも終わらずに1日を終える。

仕事量に対して私の仕事効率の悪さが問題なんだけれども、そんな暗い話はさておき、そんなメランコリーな毎日の中で大興奮のYoutubeを見つけた。それがこれ。

謎のボーイズグループHoney Beeの「狼青年」だ。

これは私が敬愛する女王蜂のアヴちゃんが楽曲提供を行っている。

これぞまさに女王蜂！というような軽快だけど荘重でクールで妖艶なダンスチューンだ。

私が女王蜂をすきになってから今年で10年目だ。

女王蜂をすきになりたてのころ私は所謂「ロキノン厨」で、その名の通りロッキングオンに載っていそうなバンドを漁る毎日だった。

今は「ロキノン厨」は卒業した。悲しいけれど当時聴いていた曲はほとんど聴かなくなった。

だけど女王蜂だけはずっとすきなままで、なんならすきになった当初よりも今の方がもっとすきだ。

ちなみに最近の私は専ら70年代～80年代の昭和ポップスにどっぷりはまっている。

もしくはイマドキの日本語EDMラップを聴いている。

そんな私の趣味にドストライクなハイブリッドアーティストNight Tempoは1980年代のアイドルソングとEDMを掛け合わせた天才なのだがこれは完全に余談である。

脱線したので本題へ。

だいすきな女王蜂のアヴちゃんが謎のボーイズグループ「Honey Bee」に楽曲提供をした。

この謎のボーイズグループ、その正体がネット界隈で噂になっているが、あの事務所の某グループである。

グループ名もまったく違う、顔も出していない。だけどわかる。

私も某グループの元ヲタクだから！！！

一発声を聴いただけで震えた。

すきなものとすきなもののコラボがこんなに震えるなんて知らなかった。

と言っても某グループを推していたのは過去の話、かれこれ5年前の話だ。

私は女王蜂のファンとして「狼青年」のMVを観ていた。

だけどそのパフォーマンスにやられた。Honey Bee完全大勝利である。

アヴちゃんが提供する女王蜂の香りがする楽曲を、女王蜂のテイストも崩さず、さらに自分たちのものに仕上げてきている。かっこよすぎる。

女王蜂のファンとしてアヴちゃんの提供する楽曲の素晴らしさを誇る気持ちと、某グループの元ヲタとしてパフォーマンスの素晴らしさを誇る気持ちが渋滞して爆発した。

こんなにさいこうのコラボレーション他にない。

某グループについてあんまり多くを語るのは良くないとは分かっているんだけど、どうしても興奮して収まらなくてここに書いてしまった。

Honey Beeの狼青年はさいこうの楽曲、さいこうのパフォーマンスだ。

一体感があってこの8人で狼青年というひとつの作品を完成させている。

だけど某グループの元ヲタクはそれだけで終わらない。

声と体格とダンスで個人を識別できる。

このMVでは8人全員が真っ赤なパーカーのフードを被り、真っ赤なマスクを纏っていて顔も見えない。

それでも黄緑色の元推しが特に良いと知ってしまう。

手足が長くてダンスも映えてかっこいいし、歌は語尾を上げるアヴちゃんの歌い方をマスターしていて、特徴的な彼の声もこの曲にとてもよく似合っている。

ちなみに紫色の彼は吐息の使い方が、黄色の彼はら行がめちゃくちゃ上手い。

私はこのコラボで何倍、何十倍にもおいしい思いをしていると思う。

まだ公式WEBとYoutubeが公開されただけで謎に包まれているところが多いHoney Bee。

これからの情報解禁にワクワクしていてメランコリーな毎日からやっと抜け出せそうである。

（そうは言っても仕事は溜まっているので今日も働く。）