一夜にして夫婦で約1,000万を失った話。

平成は皆さんにとってどんな年でしたか?

私はというとまさに『災(わざわい)』が降りかかった…元号となってしまいました。

まさか、一夜にして約1,000万円を夫婦で失うことになるなんて…。

正直なところこの話をnoteに書くかどうかは、最後の最後まで悩みました。人生最大の汚点です_| ̄|○34年も生きてくると本当に色んなことがありますね。

今思い返しても、ドラマみたいな出来事だったと思います。

ここ数日…『こんなかっこ悪いパパが大黒柱やってるなんて本当にみっともない。子供や妻に惨めな思いをさせて申し訳ないT_Tなんで騙されてしまったのか?何故、信頼しきってしまったのか?』と自責の念で自問自答を繰り返してました…。

同時に私の信頼している多くの友人やブログを見てくれてる人達、そのまた友人に対し、同じ被害にあって欲しくありません。こんな被害にあうのは、私だけで十分。その一心でブログに書くことを決意しました。

実際に巻き込まれてしまった『詐欺』について、実際に体験した話で紹介させて下さい。

あなたの周りには信頼できる友人知人が1人はいるのではないでしょうか?そして、もし、この信頼できる友人知人が自分の人生を変えてしまうほどの好影響を及ぼしてくれた方だったらどうでしょうか?

この話はそんな一人の人物と私を巡るお話です。

今思い返しても絶対に許すことはできない!
この人物は超有名な人物です。実名でこの話をネットに公開したい!しかし・・・「名誉棄損」で訴えられたら・・・。

そんな思いでこのnoteを書きました。

もしこのnoteで原資を作ることができたら、実名を公開しようと思っています。それは、悪いことをした人が裁かれずお金で解決される世の中であってほしくない。こんな私のような犠牲者がこれ以上欲しくないから・・・。


その理由と背景は?

皆さんは海外投資案件や私募投資案件という言葉を聞いたことはありますか?

まぁ、日本で普通に暮らしてたら、まずありませんよね?

では、このニュースを目にしたことはありますか?
→芸能人の江角マキコ、GACKTも騙された!?https://www.dailyshincho.jp/article/2016/09131701/?all=1
→サッカー元日本代表選手も騙された!?
https://www.google.com/amp/news.livedoor.com/lite/article_detail_amp/15740461/
→タイで起業し大成功したとの甘い誘い
https://president.jp/articles/-/27707?display=b
→若手海保官勧誘か?
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190224-00000551-san-soci
→東南アジア系飲食店詐欺
https://president.jp/articles/-/27707

これらは、全て私募投資案件です。

仕組みは全て一緒。実態のない投資会社が仮想通貨、社債、不動産など運用しており、投資対象となるのは様々な物件。共通して言えるのは、高配当(年20%利回りなど謳う)だということ。

ポイントは実態がないところ。最もらしい説明や最もらしいシステム、場合によっては、毎月利益金の配当が出る案件もあるらしいです。その利益金は新規加入者から既存加入者に回されているだけ。昔からある有名な仕組みで『ポンジ・スキーム』というらしいです。
→ポンジ・スキームとは?
https://kasobu.com/ponzischeme-scam/

ちなみに、投資業界で有名なウォーレン・バフェット氏でさえ、年10%の成績は残せていないといいます。

ここまで読み進めていただいた方はきっと、
・こんなことに騙される訳ないないでしょ?
・騙される方が悪い!
・騙される奴はアホ?
と、こんな感情が芽生えてる頃ではないでしょうか?

では、なんで騙されてしまったのか?
私もニュースなどで目にしていた時は、同じ感情を抱いていました。でも、ニュースではあまり語られていないことがこの詐欺には潜んでいるのです。

それは、なんでしょうか?

あなたの周りには信頼できる友人知人が1人はいるのではないでしょうか?そして、もし、この信頼できる友人知人が自分の人生を変えてしまうほどの好影響を及ぼしてくれた方だったらどうでしょうか?

想像しながら聞いてください。

私の場合はそれが、信頼のおけるFP(ファイナンシャルプランナー)でした。
→ファイナンシャルプランナーとは?

私とこのFPとの出会いは、5年程前。持ち家の購入を検討していた時期に住宅メーカーの紹介で出会いました。そもそも、私は結婚していましたが、生命保険に加入していませんでした。

なぜなら、検討が面倒で生命保険自体の理解ができていなかったから。

理解できていないものにお金は払いたくない主義の私。

今では嘘のようですが、格安SIMも全く同じでした。まさか、『スマホ節約コンサル』なんて始めることになるなんて…笑
https://bamukeron.stores.jp/

妻の説得もあり生命保険の加入を検討することになったのです。その私の特性をしっかり理解した上で、ライフプランを組むところから始めたこのFP。

私とほぼ同い年で、地方銀行を辞め、人を幸せにできる仕事である生命保険会社の営業職に転職したのだとか。有名生命保険会社の所属でした。この時点では『この人も苦労した人なんだな』くらいの感情しか持ち合わせていませんでした。

むしろ保険の説明を聞く私のガードは固く、初めはこのFPの言っていること一つ一つに対し、疑問に感じたことは毎回質問。納得いくまで何回も何回も説明してもらいました。今思い返しても面倒な客だったのではないでしょうか?しかも、最初は、そのFPの在籍する会社の商品しか説明してこなかったことに腹を立て、怒ったりもしました。

なぜか?

『完全中立に客のためにと考えたら他社サービスもメリデメ押さえておくべきではないのですか?』っと…。今思えば偉そうですね私^^;

FP『ファミリーイベントで何歳頃にどんなイベントが発生して、何のお金が必要となるのか?老後は○○円が毎月必要となり、旅行や車に乗る余裕のある生活を行おうとすると、○○円の貯蓄が必要となります。そのため、今からでも少しずつ無理のない範囲で準備していくことが肝心です。』

すっかり納得してしまうような説明を受けた私。このFP説明が上手なんです_:(´ཀ`」 ∠):

そして何の気なしにこの人の素性が気になった私は、前職のことや、なんで生命保険会社の営業をやっているのかを聞くことに。

それが、このFPの壮絶な苦労話を聞くことになるなんて、その時は思ってもいませんでした…。

親との勘当も経験した転職のその先に待っていたものとは?
FP
『私の最初の仕事は地方銀行員。大学は地元経済大学経済学部で金融の勉強はしてきたので鳴り物入りで入社するも支店営業業務は想像を絶するほど煩雑。お金を扱う仕事が故の重責感に圧倒される日々。

入社初日で音をあげたくなるほどの世界。がむしゃらに駆け抜ける中、経験したのは”融資営業”。当時いた支店は小さな町の金融の中心。その地域で商売営む経営者たちのお金のよりどころ。当時は町の開発も進んでおり、新興分譲地も多く、住宅ローンのお手伝いも多数件に渡る。

約10年前の銀行といえば、証券、保険の垣根も下がり、その販売にも追われる。お客様の抱える悩みといえば…

「会社資金繰りを改善させたい」
「税金を抑えたい」
「金利、どうにかならないか」
「お金を増やしたいけど、リスクが怖い」
「遊ばせている土地を有効活用したい」
「すぐにお金を借りたい」

ニーズにお応えするため、何もわからないまま翻弄する日々でした。

様々な悩みに直面し気づいたこと。

それは、人生には様々な局面があり、その都度お金の対処法は異なる。お客様はその一つ一つにおいて適切なアドバイスを求めている。また、包括的かつ永続的にお付き合いできるアドバイザーを求めている。そこに気づくと、使命感で奮い立ったがすぐに熱が冷めることになる。

銀行というのは、信用と公平性が一番の武器。それを失うことのないよう担当者と取引先のなぁなぁな癒着が起こらぬよう定期的な転勤がある。2~3年。

つまり、永続的おつきあいなどできないのだ。いくら思い入れ深いお客様だとしても。転勤後はもちろん前任の仕掛かり案件を引き継ぐ。

本当にこれで、役に立てているといえるのだろうか?

お取り引きが始まれば末永いおつきあいになる業態だけに、その疑問はいつもどこかで引っかかっていた。

又、一時的なアドバイザー。転々と続けていって将来自分に残るものは何があるだろう。そんな思いがぐるぐる駆け巡る冴えない日々が続いていました。


”末永くお役に立ちつづけるアドバイザー”(最初からの思い)


理想と現実のギャップは日々疑問を深めるばかりでした。

『いっそ辞めて叶うところをさがしてみようか…いやダメだ。周りや親になんといわれるか…いや、でも自分の人生だ。他人の顔色伺って我慢し続けるのが得策とは思えない…けど親も望んだ天下の地銀だ。悲しむに違いない。決められない…けど、上司にひとまず相談してみよう!』”

上司『銀行辞めるなんてどうかしている。馬鹿だ、分かってない。辞めて絶対うまくいきっこない!』

上司の反応は意外にも大きかったです。もっとあっさり話が通るものかと思っていました。しかし、言ってみて気づいたこと…。

こうなったらもう後戻りできない!

上司に引き止められて諦めてまた日常に戻るなんてもうイメージできなかった。むしろ、理想に向けて少しでも早く踏み出したい。その思いでもう周りの言うことなど気にもとめられなかった。支店長にまで怒られながらの退職願の提出。

『これでやっと新しい世界へ踏み出せる』

辞めるやつに対して風当たりが厳しくなるのはどの業界でも同じこと。夜な夜な上司からかかってくる罵声の電話はさすがにきつかったが、この世界もあと僅かと割り切りただひたすら耐えた。

ただ、そんなことは小さなことだった。

心の奥底に重たく残っている大問題がまだあった。退職に日が近づくにつれてその問題も徐々に近づいてくるのがよくわかっていた。

この段階で同居の親には何も伝えていなかったのです。

大学の就活時、銀行内定が出た瞬間の両親の喜び様。入行後の生活でも周囲に誇らしげに話していた親。

これを裏切ってまで自分の意志を貫くことは善と言えるのか。その前に自分の意志はそこまで強いものなのか?

新転地へのワクワクとともに次のステージはこの罪悪感との戦いだった。それは親を裏切ってまで飛び出すことへの覚悟を決めることでもあった。

今思い出しても気が重たい。とにかく葛藤しかない日々でした。

結局伝えられたのは退職1週間前のこと。それも夕食後両親ともテレビを観て寛いでる最中。さらっと言ってしまえばうまく流してもらえるとでも思ったかというくらい気軽な感じで、

FP「俺、銀行辞めるからね」

と切り出した。

FP父『決めたことなら仕方ない。しっかりやれよ…。』

とか言われないか期待していた。

自分のことなんだし自分で決めてしまって大丈夫だろうという甘えもあった。

…しかし、現実はそんなに甘くなかった。

身勝手さを散々非難された挙句、家から出て行くことになりました。

つまり「勘当」という結論でした。

今思えば当然…。

そして、もう家族のサポートは無く、縁もゆかりもない地で一人でスタートを切ることとなっていたことに、この時初めて気がついた。今までどれだけ快適で守られた状況で生活できていたかを初めて痛感したが、

後戻りはもうできませんでした。

絶対に成功する以外に道はない。
成功するまでは帰れない。

取り返しのつかないことをしてしまった念と同時に、固い決意も兼ね備えることができたことは今となってはプラスだったと思ってます。

”人間はぬるくて安心な環境にいては成長がない。敢えて不安で未体験なゾーンに身を置くことで大きくなっていくんだ。”

というような内容を何かの本で読んだことがあったが、その通りだと思いますよ( ̄ヘ ̄)

人生は葛藤を抱えながらも選択をしていかなくてはならないのです(ノ_-。)

そんな葛藤を打破するためには一つ…。

突き進むしかない…!

銀行を飛び出すこととなったもう一つの理由。それは、金融アドバイザーとしての最良の場所を求めることとともに、自分の理想を追い求めてのことでもあった。

より多くの方々にお役に立つためには限られた範囲でしか行動できない環境にいるのでは叶わない。そんなステージを考えるとやはり将来的には独立して事業を展開していくことに理想は行き着いていた。

しかし、当時の自分にはそんなノウハウも財力もコネクションも勇気もなかった。段階を経て理想に近づいていくことしか思いつくことはできなかった。

まずはサラリーマン的な思考から脱却しないといけない!
(※世の中でお役に立つということは、必ずしも対価が伴うことばかりではない。時には割に合わない活動や、無償で働く必要もある。

・多く残業した分だけ多くの収入が欲しい
・報酬がないのであれば働かない
・こんな低賃金なら頑張って働く気が起きない

会社にちゃんと行ってさえすれば自動的に今の年収は もらっていける。というような考えはサラリーマン的思考であり、この考え方が根付いているうちはより深くお役に立つようなソリューションを提供することなどできないと信じていた。)

ここを克服するために次の職場は選んでいきたい。

しかも、今と同じ金融業界で…。

答えはすぐき出ました。

それが、生命保険会社の仕事。

お客様と寄り添うアドバイザーでありながら報酬はフルコミッション(完全歩合制)という形態なので、より深くお役に立てる力 を持てなければ自動的に会社に在籍できなくなるというとってもシビアなシステム。

会社の看板を借りて活動する個人事業主という扱いなので、電車で移動したり電話したりなどの経費についても完全自己負担。

働き方を自分自身で管理し、お客様に対してどこまでの付き合い方をするのかも完全に個人の裁量によるところという環境なので、正に 望むところであった。

ここでの経験を糧にし、その先の独立を目指していこう。この道は、自分がより多くの方々にお役に立つには避けて通れない道なんだ。

そう信じてやまなかった。

自分は正しい!

と自分に思い込ませながら逆境に耐えました。痛みに鈍感になる必要性もここで覚えた気がします。…っと。
https://ameblo.jp/gakuhijunbi/

応援したくなる実話は計算だったのか?
この話を聞き終えると私はすっかりこのFPのファンとなっていました。自分にはない転職という道を選んだ点。親の反対を振り切っての決断。『お客様のために何かを成し遂げる強い意志』私には持ち合わせていない行動力をこのFPは持ち合わせていました。もしかしたら、その気持ちは、憧れや尊敬だったのかもしれません。

そして、お客様のために日々全国を走り回るこのFPを心底応援、信頼していくことに。

もちろんお金の面でも、

①お金の貯め方
②保険加入の考え方(加入の必要性)
③お金の増やし方

これらお金に関する知識と必要性の全てを教えてくれたのが、この信頼していたFPさん。結局加入したのも、掛捨て型の保険や満期がきたら返金のある一般的な保険ではなく、カスタムオーダー型?(海外投資と生命保険保証がくっついた)のもの。

『あなたにあったプランをオーダーメイドでカスタマイズします』と今思えば言葉巧みだったのかもしれません…。

お金の増やし方についても、万年、貯金ゼロだった私に対して指導をしてくれました。

『まず、給与が入ってきたら何にお金を使っているのか?貯金すべき項目は何があるのか?老後のための貯蓄は何にいくら振り分けておく必要があるのか?浪費していいお金は、これらを全て割り振って残ったお金だけなんです』お陰で毎月お金が貯まる仕組みを紹介してくれ、夫婦で信頼しきっておりました。本当に感謝しても感謝しきれないような感情が自分の中に育っていました。
→凄腕FP直伝!お金を簡単に貯める方法
https://setsuyaku-papa.com/2018/08/22/%e6%9c%88%e6%95%b0%e5%8d%83%e4%b8%87%e7%a8%bc%e3%81%90fp%e3%81%8c%e8%a8%bc%e8%a8%80%ef%bc%81%e3%81%8a%e9%87%91%e3%82%92%e5%a2%97%e3%82%84%e3%81%99%e6%96%b9%e6%b3%95%e3%81%af%e3%81%9f%e3%81%a3%e3%81%9f/

この人の言う通りにやると不思議にお金が貯まっていきました。万年、貯金ゼロだった私が…。

実際の講義に使用した紙

それからも、自分の子供が産まれるタイミングで、子供の名前が入った特注の哺乳瓶なんかをプレゼントしていただきました。
哺乳瓶写真

子供の産まれるタイミングにあわせ、生命保険のプランニングも変更したかったので、私から問い合わせていたら私に気づかれないように自然な流れで郵送してくれていました…本当にカリスマ的な行動に惚れきって、ますます信頼しきっていってました。

でも、今思えば最初から狙われていたのかもしれません。マインドコントロールが始まっていたのかもしれません…。人は案外簡単に騙されてしまうんだな…。

詐欺案件の勧誘はナチュラルに?
少し話は戻り、保険加入後から数ヶ月。

このFPから私募投資案件の勧誘がありました。その名もALII FUND(アリイファンド)。

FP『香港の投資会社が運営(2007年頃?)していて、ファンドマネージャーが優秀すぎる人。その会社を日本のGAIA Enterpriseという会社が買収(2013年頃?)し、限られた人にだけ紹介している。通常は、機関投資家だけに許された狭き門だけど、MDRTの称号を持つ私には声がかかりました。Bamukeronさんには私のように幸せになってほしいので、紹介したくなりました。』っと。
→機関投資家とは?
→MDRTとは?

お金の知識に興味を持ち始めたばかりの私にとって、また、このFPを信頼し切っている私にとって、この誘いは凄く魅力的なものでした。

続けてFPは『年20%儲けが出ます。数年後には数千万儲かり、早期リタイアも可能。今の仕事はやめて、好きなことをする生活。子供と楽しく遊ぶだけの日々があなたを待っていますよ』っと。

ここまで聞いている時点では、信頼しきっているとはいえ、『そんなうまい話ある!?』っと思っていました。

しかし…。

そこから更にダメ押しで『日本で株取引や投資信託なんてやっても無駄です。元銀行員の私ですらやっていたけど、全然儲からないことは明白。この投資と比べてみれば雲泥の差であることはわかりますよね?

老後は年金を貰えるかわからないし、持ってる資産を貯蓄にあてるなんて実は損だって知ってますか?

昔、自動販売機で売っていたジュースはいくらでしょう?100円程度ですよね?そして、今は?140円程にあがっていないですか?物価って上がっていくんです。物価が上がっているのに貯蓄していては、お金の価値は下がるばかり。』っと。

この時点では、『一度待ってほしい。妻と相談して決めたい』とお断りしました。

しかし…。

更に更に…FPの昔話が…。

今思えば…物語を語るのが旨すぎた!?日本人はストーリーがお好き?
一度ALII FUNDを断ってから、再度会いました。そこで、FPはメンターの話を持ち出したのです。

FP『Bamukeronさんにはメンターと言える存在がいますか?メンターといえる人との出会いは今後の人生にとって重要なポイント。

今から遡ること13年前、苦悩の浪人生活を終えて大学に入学し有頂天になっていた。大学一年の正月、叔父一家と我が家はお台場の綺麗なホテルで新年の団欒を楽しんでいた。

叔父は昔から久しぶりに会う際には必ず欲しいと思っていたものをプレゼントしてくれた。大学にも受かったことだし今回もきっと何かあるのでは…。

期待の末に受け取ったものは一冊の本でした。

何かの間違いでは?????

こんなものを欲しいと言った覚えもなかったし、実際受け取っても全くピンとこなかった。さらに妹と弟の他二人の兄弟は現金1万円でお年玉を受け取っていたのだ。

「この本は将来の君に1億円も10億円ももたらす大きなきっかけとなる。」

と言われ、腑に落ちない気持ちをなるべく表情に表さないようにこらえその場をやり過ごしたのをよく覚えている。

その本というのは、今日日本では知らない人の方が少ないくらい有名な方の著書で、
『金持ち父さん、貧乏父さん』というものだった。

当時、働いたこともなかった自分にはほとんど理解不能な内容ではあったけれど、読めば読むほどどんな信念を持ってどんな労働の仕方を選択すべきなのか理解が深まった。

著書内では、決して雇われて働く事を否定する内容は無かったが、より社会的に大きな役割を果たしうる要件とすると、自分でビジネス(または投資力)を持って いるということであった。

そのビジネスも個人で動かすものよりは、より多くの共同体で動かされるものである方が社会的影響力も大きい。

つまり、より多くの方々にお役に立つにはより多くの同志と動かすビジネスを自らが手がけることなのだ、

という風に認識をした。

その部分が今でも強烈に印象に残っている。

そう考えると、この本を僕にくれた叔父自身もビジネスを立ち上げて会社を経営しており、さらに投資家でもある。

不特定多数のお客様に対し、的確な投資アドバ イスを提供することで利益を最大化させるというとても大きな役割を果たしている。

今後お手本とすべきはこの人なのではないのだろうか!

メンターとして意識などしたことはなかったが、実はこんな身近に居たのだった。”

自分の考えがブレていないか、間違った方向に進んでいないか?自分を是正する上でもメンターは欠かせない存在だと思います。

Bamukeronさんは、もうメンターには出会えていらっしゃいますか??』

私『FPさんがお金の知識を教えてくれた私のメンターではないですかね?』

っと、意識せず口から出ていました…。

私と実の兄とのお金にまつわる話
皆さんは、MLMやネットワークビジネスといった言葉をご存知でしょうか?

いわゆる、ネズミ講の一種です。

日本では『アムウェイ』が"超"がつくほど有名ですね。
→MLMとは?
http://nakaji-itoshi.com/mlm-solicitation-message/
→ネズミ講とは?

だいたい『水を汲みに遠く離れた水汲み場に毎回いくのか?それよりも配管を通して楽をしないか?不労所得が…』って話をする勧誘が後を絶ちません。

だいたい『都内のルノアール(喫茶店)』なんかでは、この手の話が頻繁にされています 笑

話を戻します…。

このMLMビジネスに私の実の兄が、目覚めてしまったのです。

私がこのFPに出会い、お金の知識を少しずつつけていく中、実の兄も同時期に不動産投資や株取引なんかを学び始めた頃でした。

その頃、兄も私も共通してある書籍を読んでいました。

それは、『金持ち父さん、貧乏父さん』
あれっ?って思われた方?

そうです。FPのメンターとされる叔父が読んでいた、FPにプレゼントした書籍を、私達兄弟も手にしていました。っというのも、この頃爆発的に日本で人気が出て書店に行けば誰もが手に取るほど有名なものでした。

私の実の兄は、まず、マンション投資の話からお金儲けに邁進していきました。

そして『世の中、真面目に汗水垂らしてお金を稼ぐだけではない。裏技みたいなものが存在する?』そんな感情が私達兄弟の中に育っていきました。

そんな話で盛り上がった2014年の年の瀬。

そこから約1年。2015年。

兄から連絡があり、都内のカフェで会うことに…。

兄『お前。ネットワークビジネスって知っているか?』

私『いやっ。知らないけど?何それ?』

兄『水を汲みに遠く離れた水汲み場に毎回いくのか?それよりも配管を通した方が楽と思わないか?そうすれば、不労所得が…』

私『マジかっ!?(なんか聞いたことあるぞ…やべーやつじゃないか?兄貴は、大丈夫か?)』

そして、その日はやんわりした勧誘だったのですが、話をまとめると『兄弟でネットワークビジネスやらないか?』でした。

私は、兄が変な方向に進んでいる気がして『そんな活動は友達なくすよ?そんなことまでしてお金が欲しいのか?』っと、説得しました。

しかし、そんな私の主張に耳を貸してくれるような性格ではない兄。一度こぅ!っと決めたらテコでも動かない性格。私よりも頭が良く、いい大学を出て、良い会社に勤めていました。

この時既に不動産投資も関西に1棟マンションを買うほど、お金儲けの活動は拍車をかけている状態でした。

もともと、慎重な性格の私はというと?

始めていたのは、投資信託ぐらい。毎月の生活余剰金から少しずつ決まった額でドルコスト平均法を駆使して投資していたのがいいところ。
→投資信託とは?
→ドルコスト平均法とは?

そしてこの日、兄と揉めてしまったのです。

兄『なんでわかってくれないんだ!?お前ならわかってくれると思って誘ったのに?まさか、止められるなんて思っても見なかったよ!』

私『なんども言うけど、友達なくすよ?冷静になろうよ?』

その日の議論は平行線を辿り終了しました…。

家族の悩みも詐欺師には極上のエサ?
こんなことがあり心身ともに疲れていた私。

妻にももちろん相談しづらい出来事。
そもそも、相談してもお金に疎い妻には、理解できない 笑

では、誰に相談したか…?

そうです。あの信頼のFPでした。

FPは2つ返事で会ってくれました。

私『カクカクシカジカで、実の兄と揉めてしまいました。どう思いますか?』

FP『それは、大変でしたね?私も実の両親と勘当までいった身。親族の揉め事。気持ちは痛いほど分かります。』

予想通り、親身になって共感、話を聞いてくれました。

かなりの精神的ダメージを受けていた私。それはそうです。今まで仲良くしていた実の兄弟である兄に裏切られた思いでいっぱいでしたからね。

相談相手がいなかったこともあり、話を親身に聞いてくれたFPさんが、ますます良い人に映りました。

続けてFPは、
『ネットワークビジネスですか…。いろんな考え方がありますよ。アメリカの方では合法的に取り組んでいる人が沢山います。そして、日本でも違法ではありません。私の友人にもこの手のビジネスで大成した人が結構いるんですよ。』

私『えっ!?肯定するのか!?(でも、このFPがいっていることだし、間違いではないのかも?)』

その日は、私のお悩み相談で面談は終わりました。

妻には帰ってから、兄との出来事やFPと会っていたことを話しましたが、やはりそこまで理解してもらえず…もともとお金に興味のない妻。

妻『大変だったんだね?FPさん、やっぱり良い人だね?』

っとだけ、言ってくれました。

不動産投資も危ないって知った夏。
そこから半年経ち、2015年夏頃。

実の兄が今度は不動産投資を勧めてきました。LINEで会話しており邪気にするわけにもいかず、紹介してくれるという不動産業者と会うことに。少し不動産投資には興味があったため、シブシブながらもオッケーしました。もちろん兄帯同のもと説明を聞くことに。

しかし…。
いい意味で裏切られることに。

新宿のカフェで会ったのは、30代後半の高級スーツ、高級時計を身に纏った速水もこみち似の不動産会社経営の社長でした。初対面の印象は最高でした。

何故、不動産投資に興味があるのか?などを話をして、年収情報を開示。取引可能なのか?(最低限○○○万の年収がないと厳しい)の審査を行い、後で連絡をもらえることになりました。

その日は、その他に不動産業者社長の経歴を聞くことに。実は、MLMビジネスで成功してサラリーマンを早期退職し、現在は独立して不動産会社の経営をしているのだとか。また、自分の妻が身体が不自由な方(失明してしまった?)で、そのために全力で働いていることなど伺いました。

やはり、苦労している人は覚悟が違うのかも?あのFPもそうだったしな。

自分の勤める会社での生活が、順風満帆で上手くいっているわけではなかった私。この社長のことが非常に魅力的に見えてしまいました。

そこから数日…。

この社長から電話がかかってきました。

社長『Bamukeronさんの年収ですと、私達の商品を提供するのが正直難しいです。もう少し安めの物件をメインに扱う業者を紹介させて欲しい。』とのことでした。

私はこの社長の言うことであればあってみようと思い、この業者に会いました。

結果……会ってみて、唖然としました。
どう考えても怪しい…_:(´ཀ`」 ∠):

明らかに、情報弱者を騙している雰囲気がありました。その日冷静に話だけを聞き、名刺交換をして終了。個人的には『絶対に怪しい』と感じました。

それからです。

私の勤める会社に不動産投資の話で、色々な会社から電話がかかってきたのです。タイミングとして明らかに兄の紹介で不動産会社に会った直後…おそらく名刺情報売られたんでしょうね(TT)個人情報保護法は、どこへ?笑

人の見た目や苦労話、成功話に憧れを抱き、信用してしまうと簡単に騙されることをこの時学びました。

この勧誘の電話を受けると同時に『やはりあんな業者から不動産なんて買わなくてよかった』とホッとした出来事でもありました。

後々知ったのですが不動産業界には素人を狙った有名な言葉で『3件はめ殺し』なるものがあることを知りました。

あっ…危なかったー…と思った夏となりました( ゚д゚)

オフショア投資って何?
そんなことがあっても実の兄との付き合いは継続しておりました。

なんだかんだ言っても、実の兄ですからねd( ̄  ̄)

見捨てられません←ここが甘い?

そして、兄のMLMビジネスや不動産投資がうまくいっているのかどうか、そんな話を聞くことは難しくなってきていました。何故なら一度その話で揉めてますからね_:(´ཀ`」 ∠):

そこで、今度はオフショア投資のお誘いがありました。

オフショア投資とは?

簡単にいうと、海外の保険商品へ加入すること。何故、そんなことするのか?それは、日本の保険商品より利回り(儲け)が高いから。
→オフショア投資とは?
https://crea-lp.com/blog/invest/overseas-accumulated-investment/

実はこの誘いは、兄がMLMビジネスを始める前から『説明会に来ないか?』っと何度か誘われていました。その時は『世の中にはそんなものがあるんだ?』くらいにしか思っていなく、『今のところは遠慮しておく』と断っていました。

しかし、何がきっかけだったのかもう思い出せないのですが、説明会に参加してみることになりました←ここ重要なのに忘れた( ゚д゚)笑

会場は武蔵小杉にあるタワーマンマンションの一室。開催会社はBeautiful Days。参加者は私を含め20名程度で年齢は20代〜40代の男女。もちろん兄も同席。Beautiful Daysの社長と仲良さそうに話をする兄。
→Beautiful Days(ビューティフルデイズ)とは?
http://beautifuldays.co.jp/

そして、説明会は始まった…。

内容は、

①老後の生活準備金の必要性
②日本の年金システムは崩壊している
③自分で資産構築するには日本ではなく海外
④外人は皆、投資で儲けている
⑤日本のプロ(生命保険会社)の人達はこっそりこれらに加入して日本の生保は未加入が多い

こんなことを1時間程度で語っていました。

その後、社長と兄に案内され個別説明と質疑応答の時間を与えられました。今振り返ればこれも『変』ですよね?何故、私だけ?その日は契約などせずそのまま帰宅し、ネットで情報を調べることに。まぁ、6割は本当の話っぽいなぁと言う印象でした。そして、その商品も実在し、嘘ではないのだなと。

その2週間後、兄から催促の連絡が…。
まだ、検討中と回答。

その更に2週間後、兄から催促の連絡が…。
まだ、検討中と回答。

そのまた更に2週間後…痛烈なLINEが届きました。

兄『待ってくれてる社長に失礼だから早く決断しろ!向こうが個別に時間も作ってくれたのに、その対応はなんだ!きちんと対応しろ!』

私『(…勝手に勧誘、個別面談させておいてこの対応はなんなんだ!?…兄貴はどうかしてしまってるよ。)』

それでも、あんまりうるさいものだから、少額から始めることに。このオフショア投資の名前はコーンヒル。イギリスの生命保険?だったかな?
→コーンヒルとは?
http://cornhillglobal.com/cornhill/

これに加入するため、都内で社長と面談。
さっさと、契約書にサインして申込み。

兄貴とはもう思想が違う?元に戻れぬ兄弟仲。
その後、兄からの何かの勧誘はなくなり平和(?笑)に過ごしていると、1通のLINEが届きました。

兄『結婚することになりました。沖縄で挙式をするので、ご参加ください。』

少しだけ私の家族構成を話しますと、兄弟は私を含め3人。長女、長男(兄)、末っ子(私)。姉と私は既に結婚しており、兄だけが独身でいました。姉には、2人の子供もいました。両親も60歳を過ぎておりますが、今の所、健康で健在。

この時、兄だけが武蔵小杉に住んでいました。兄以外の家族は全員埼玉に住んでおり、本当にいきなりの兄からの連絡。

しかも、沖縄の挙式はこの連絡の3ヶ月後。

兄『親族全員で参加をお願いしたいので、連絡しました。相手(妻)側の親族と話し合い、この日に決まりました。都合を合わせて参加願います。』

私『(…業務連絡かΣ(゚д゚lll)…)っとは言えず。』

私の親族は皆、争いを嫌います。表面上は『いい人』に映るかもしれませんが、要は言いたいことが言えないモジモジ家族。しかも、姉は子供の頃のトラウマで飛行機が乗れない体らしい(昔からそんなようなことをよく言っていたが、本当だったんだ?っとこの時初めて本気だと気がついた 笑)。挙式の連絡としては、実施までの期間もとんでもなく短い。

若干のクレームを交え代表して私が思いを伝えました。

①姉が飛行機に乗れない
②姉家族には子供もいて費用面が心配
③日程調整が大変

まぁ、聞く耳を持ちません_:(´ཀ`」 ∠):

私達親族は耐え忍ぶ選択をしました。
揉めることを避けたのです。
私を除いては…。

その後も、宿泊ホテルの会話をする際に宿泊費を兄夫婦で賄ってくれるとの話などあり、細かいやり取りがありました。しかし、これが2転、3転していったのです。最終的には、私達親族で全て賄うことに。まぁ、自分達の分は、自分達で。あとで分かったのですが、相手(妻)側をメインに話しており、私達親族側は、振り回されている構図となっていたようなんです。

LINEでずっとやりとりしてきたが、我慢も限界に。

私『忙しいだろうけど埼玉の実家で話さない?っというか、来てくれる?』

凄く面倒、且つ嫌な感じムンムンでしたが、1時間だけと言う制約付きで、実家に来ることとなりました。

そして、事件は起きたのです。

そもそも来ること自体に腹を立てていた兄。

開口一番『何のために呼び出したの?時間ないから早く要件を言ってほしい。』と最初から嫌な雰囲気の会となりました。なだめつつも埼玉に住む両親、姉、私は、今までの不満を軽く口にしました。

兄はムスッとしながら『全員、俺の結婚式に出席できないってことなの!?』と怒りは頂点に…両親と姉はモジモジしていたので代わりに私が『姉は飛行機恐怖症で飛行機が乗れない。俺達は、泊まる場所や開始時間など細かい情報がこちらまで落ちてこないことに不満を感じてます。開始日時によって、前泊が必要か否かも変わってきて、それに伴って宿泊費だって変わっちゃうの分かってるよね?』…。

兄『もぅいいよ!お前らには出席してほしいなんて頼まないよ!』っと、実家を出て行ってしまいました。

どこで、掛け違えてしまったのか…?

その後、両親と兄はなんとか連絡を取り合い持ち直し、沖縄の結婚式に参加することとなったようです。私と姉は、結局参加しませんでした。祝う気持ちだけは分かってほしいため、電報だけは沖縄の式場に送りました…。

メンタルが弱っている人を探してる?きっと、あなたも狙われている?
兄と大揉めしたため、メンタル状況はボロボロになっていました。しかも、ここ最近兄からの変な勧誘があっての最後の最後にこんな結末が待っているなんて(TT)

もちろん、妻とは考えが一致しており、
①兄貴は変わってしまった
②私達は悪くない
と。

間違えたことはしていないと思いながらも、ただただ、本当に辛いと感じる状況でした。

思い返せば、苦楽を共にし、同じ家、同じ部屋(8畳1部屋)で育った私と兄。小さい頃は年の近かった私を、兄の友達と遊ぶ場に連れて行ってくれ、一緒に優しく遊んでくれました。私と違って頭のいい兄。いつも憧れていました。

そんな思い出が走馬灯のように蘇り、先日の揉め事が何故起こってしまったのか?何度も何度も後悔の念にかられました。

何故あんなに兄はなってしまったのか?

そうだ、お金が兄を全て変えてしまったんだ!っとも、考えました。

思えば、不動産、MLMビジネス、オフショア投資…最近の兄の口癖は『アーリーリタイアをして、ハワイに移住、毎日楽しみながら暮らしたい』でした。

日本に住む一般のサラリーマンからは、考えにかなりのズレが生じていました。

そんな時に相談したのが、あのFPでした。

私『かくかくしかじかで、兄と揉めました。お金には本当にいろんな魔力がありますね。』

FP『本当に大変でしたね。お兄さん変わってしまったんですね…不動産投資も危なかったですね。この手の話はお金に興味を持ち始めた人が1番騙される話です。契約される前で良かった。ただ、オフショア投資が…これは、悪くはないのですが契約先が怪しいです。明らかにイケイケドンドン、相手は分からないから売っちまえ!感がホームページを見ても伝わってきますね。』

これを聞いた私は思い当たる節がありました。契約先のBeaatiful Daysに毎月の積立額を減らしたい旨を伝えると、返信がきたのが1週間以上後。結果、減額できたのは次の引き落としのタイミングでした。些細なことですが、保険と積立を組み合わせているオフショア投資。万が一の自体となった時にもこんな対応になってしまうのか?っと、不安になったりもしていました。

そこに、このFPの一言。

FP『ALII FUNDってご存知ですか?香港の投資会社が運営(2007年頃?)していて、ファンドマネージャーが優秀すぎる人。その会社を日本のGAIA Enterpriseという会社が買収(2013年頃?)し、限られた人にだけ紹介している。通常は、機関投資家だけに許された狭き門だけど、MDRTの称号を持つ私には声がかかりました。Bamukeronさんには私のように幸せになってほしいので、紹介したくなりました。』っと。

お金の知識に興味を持ち始めたばかりの私にとって、また、このFPを信頼し切っている私にとって、この誘いは凄く魅力的なものでした。

続けてFPは『年20%儲けが出ます。数年後には数千万儲かり、早期リタイアも可能。今の仕事はやめて、好きなことをする生活。子供と楽しく遊ぶだけの日々があなたを待っていますよ』っと。

色々お金のことで痛い目にあってる私、メンタルが弱ってた私に、信頼しているFPから説明されたこのALII FUNDは非常に魅力的な商品に映りました。

この話が終わる頃には、契約書にサインをしていました…。

実際の契約書

カンのいい妻は最後の最後まで疑っていました。

でも…信頼できるFPさんが言うのならやってみようかな。っと。今思えば、これが全ての間違いの始まりでした。

その後この投資に入れたお金は、
・夫婦で汗水垂らして毎月一生懸命稼いだ給料を
・『両親から出産祝いでいただいて子供の成人した時に渡してあげて』といただいた大金を
・学生時代から妻がコツコツ貯めた貯金を

でした。このファンドに投資するお金とし、詐欺師から見れば順調?に投資額を増やしていってしまいました。

投資を続けている時に、勧誘された時に信じてしまった仕掛けがいくつかありました。

それは、最もらしい①システムと②メール配信の仕組み。

①実際のシステムログイン画面

毎月の配当金や出勤に関する申請が行えるようになっていました。手の込んだ作り。始めたばかりの時、怪しさを感じた私は、実際に少額出金してみました。そしたら、きちんと引き出すことができたのです。これで、ますます信じていくことに…。

②実際のメール内容

そして、極め付けは毎日配信されるメール。勧誘時にもこのFPがサッとスマホを取り出し、チラッと画面を見せて『毎日投資内容が自動でメール配信されるから安心です』と説明していました。

その後はどうなったのか?
2018年11月、突然このメールが配信されなくなりました。そして、数日後に「ALII FUND終了のご案内」というメールが届きました。もちろん預けたお金は出金できない状態に。

2015年頃勧誘され、約3年後の破綻。

実は3年間の間にお金に関するオンラインサロンにも入会しており『私募投資案件に気をつけて下さい』と主催者に注意喚起していただいてました。

しかし私は、

・自分は特別なのかも?
・紹介したFPを信じたい!

こんなことを思ってしまいました。ただし、少しは疑うようになり、新たな入金は避けるようになりました。でも、時はすでに遅しだったのです。

私の理性が戻ったのもこのメールを受け取った時でした。

『もしかして、騙された?』

妻も同じ感情を持ち合わせており、夫婦で『ヤバイのかも?』っとなりました。

決してまともではなかった説明会
投資会社からは説明会の案内のメールが来ました。私は、一筋の光をこの説明会に託し参加することに。2018年12月に行われました。

嫌な予感は現実のものとなります。

冒頭に『ALII FUNDは損失を出し、終了します_:(´ཀ`」 ∠):』とアナウンスされ、まともな説明は一切なく『新規事業のご紹介( ´ ▽ ` )』と、プレゼンをする始末。なにやらこの『新規事業で原資を作り皆さんに返金する』とのこと。1時間の説明会の大半はこの更に胡散臭い事業の説明。

質問時間に差し掛かり会場は一気にヒートアップ。

・なぜ損失を出したのか?
・なぜ損失が出てたのに続けていたのか?
・なぜ損失が出てたのに利益が出てるメールが配信されていたのか?虚偽だったのか?

この問いに対し…。

『内容を精査中のため、回答できません』

を繰り返すのみ。

説明会の最後には『2020年1月に返金します。私達は逃げも隠れもしません。』となんとも根拠のない一言。

説明会が終わった後は他の被害者と連絡先を交換して会場を後にしました…。

信頼している人だからこそ、時には疑いを持つことの大切さを学んだ高すぎる勉強代。
この後このFPに対し『どれだけ知っていたのか?』と質問すると、誠意のない回答が返ってくるばかりでした。

間も無くして私の元にとある弁護士から1通の手紙が届きました…。

私『えっ!?なにこれ?』

要は、もう連絡するんじゃねえぞ!っと蓋をされてしまいました。悪いことをしたFPが罰せられず、次のターゲットを見つけては騙していることを、指をくわえてみていることしかお金持ちではない私にはできませんでした。きっと、次にも被害者が出ます。

なぜなら、こういった私募投資案件というのは、紹介者に多額の報酬が入るから。それも、後でネットで知りました。本当に私はマネーリテラシーの低い、イイカモだったことに今更気づきました。

皆さんの周りに信頼のできる人は、いませんか?それも、自分の人生を変えてしまうほどの好影響を与えた人物。もちろん、大好きな人を信頼することを否定しているわけではありません。むしろ、良いことです。

でも、ときには立ち止まり疑ってみることも必要なのではないでしょうか?疑うことは決して悪いことではありません。何もなければそれでいいんですから。より好きになれるかもしれません。

最後の最後に…。

こんな私みたいな目にあうのは私だけで十分です。そして、次の被害者を出さないためにこのFPを訴えたいと思ってます。次の被害者を出さないために。訴訟を起こしFPとして有名生命保険会社で働けなくしたいと思っています。こんなことをしたFPですが実名検索すればすぐ出てくる超有名人。でも、弁護士からの1通の手紙によりここにも実名発表ができません。

妻と汗水垂らして働いたお金。両親から子供の将来のために貰った大切なお金。妻が学生時代から貯めてきた大切なお金。これらは、決して返ってくることはありません。それは、もう仕方がないことなのかもしれません。

でも、また次の被害者が出ることが私には許せません。そして、必要なのはこの人を訴えるだけのお金です。

こんなに哀れな大馬鹿野郎の私ですが、1円でも10円でも恵んでいただけないでしょうか。このFPと戦えるだけのお金を集められればと考えてます。もし、ご協力いただける方がいましたらこちらまで募金をお願いできないでしょうか。

それでは、また。


結論補足は?


まとめは?

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