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ロストアビス環境におけるアルセウス裏工作について

みなさま、お久しぶりです。
とてつもなくnoteを書くのが面倒で色んなデッキを下書きのまま終わらせておりました🙇‍♂️

今回のアルセウス裏工作についてはかなり環境考察をしておりますので、誰かの為になってくれたらいいなーと思い、参考リストと各対面での有利不利、どういうサイドの取り方をして勝ちにいくかを記していきたいと思います。

先にお伝えいたしますが、めちゃくちゃ長いです。
とにかく長い。有名プレイヤーでもないくせに書いてることは一丁前に長いです。

アルセウス裏工作を使用するにあたっての環境考察

アルセウス裏工作というデッキは環境に合わせてカードを調整出来るのが魅力のデッキです。
そのため、どんなデッキが現在活躍していて、どのデッキタイプ、どのタイプのポケモンが多いかを下調べする事が最重要となります。
下記にて私の環境考察を述べていきます。

Tier1
パルキア裏工作、ロストギラティナ

Tier2
ミュウVmax、キュレムパルキア、ロストバレット

Tier3
アルセウス系統、ロストギミック系、レジギガスetc...

といった感じで考察しました。
上記全てのデッキに対して勝率を5〜6割保てると思われるデッキがアルセウス裏工作だと思い、アルセウス裏工作を考察するに至りました。


アルセウス裏工作の立ち位置およびデッキリスト

現在アルセウス裏工作はギラティナやパルキアに対してとてもキツい。という印象がありますが、私は逆にアルセウス裏工作の方が強いのではないか?と、思いました。
さらに、Tier表にしたらTier3以下になるような立ち位置でありデッキパワー自体も保証されている。というとても良いポジションに位置していると考えました。
そのため、Tier1デッキをケアしながらTier2,3に対する回答を持てる構築を考察していき、元となるデッキを組み上げました。


デッキリスト【プロトタイプ】

こちらが考察して最初に組んだリストです。

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とにかく相手の攻撃を耐え抜いて、ターンを稼ぐことによって相手の盤面を弱らせる構築にしました。
かがやくポケモンはサーナイト、ポケモンのどうぐに大きなおまもり、スタジアム枠にエイチ湖は採用するべきとの結論に至りました。

上記3枚の採用理由については、ギラティナやキュレムVmaxの高火力ポケモンが数を増やしてきており、それらのポケモンの攻撃を耐え抜くために必要なパーツである。という理由です。
かがやくサーナイト、大きなおまもり、エイチ湖が発動したアルセウスVstarの耐久値が350となります。
実質耐久350を突破するために、ギラティナはVstarパワーの使用、キュレムVmaxはこだわりベルト付エネ4枚トラッシュorエネ5枚トラッシュしなければなりません。
比較的キュレムVmaxはそこまでなのだと思いますが、ギラティナ側はかなり要求値が高いと思われます。
さらに、ギラティナ対策でビッグパラソルを採用する事でVstarパワーおよびヤミラミを無効化する事でサイドを取りづらくさせる事で耐え抜く事が可能になります。
このリストで1人回しを十数回行って、不要であるカードや過剰なカードを削り、次のリストになりました。

デッキリスト【大会使用リスト】


こちらが改築をし、8/14に行われた非公式大会にて使用したデッキリストになります。

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対ギラティナでスターレクイエム、ヤミラミのロストマインを打たれるのは割り切ることにして、サイドを相手に取らせない動きを徹底する事でスターレクイエム後に相手がサイドを取り切れる盤面を作らない事。を意識すればビッグパラソルは不要になるのでないか。また、こだわりベルトをつける事で相手のVポケモンを倒してサイド先行をし優位にゲームを進められる可能性があると思いビッグパラソルOUT、こだわりベルトINとなりました。その他のカードは1人で回してみて、カードの採用理由だったり、どの場面で使うのかを想定して抜いたり増やしたりしました。
非公式大会での戦績は4勝1敗です。
マッチアップは以下の通りとなっております。

パルキア裏工作     6-2 ⭕️
キュレムパルキア  6-5  ⭕️
パルキア裏工作     5-6  ❌
アルジュラ           6-4  ⭕️
パルキア裏工作     6-4  ⭕️

想定していたギラティナとは当たる事はなく、比較的厳しいとされるキュレムVmaxとマッチしました。
ただ、パルキア対面ではかなり勝率が高いと思われるので今の環境的にアルセウス裏工作はかなり強いと思います。

現在はこのリストから若干変更しておりますが、そちらのリストについては何かしらの大会に出て結果を出したら載せようかと思います。



Tier1デッキ対面、Vmaxポケモン対面の有利不利及びプレイング


ここからは8/14で使用したデッキリストをもとに各対面の有利不利やプレイングをお伝えいたします。

・パルキア裏工作

先攻…有利
先攻時に意識することは、いかにサイドを取るかではなく、どう耐え抜くかを考えてプレイします。
サイドは詰めれる時に詰めれば良いです。まずは相手の攻撃を耐え抜く事を優先しましょう。
先攻2ターン目で相手のメッソン等を倒せるなら倒しつつ、相手のベンチが4〜5匹いる場合、可能であればセイボリーを使えると、勝率をぐっと上げれます。
その後の展開として、相手の攻撃を受けてチェレンで回収、その後アルセウスで相手のポケモンを攻撃しつつ、再度アルセウスを育てる。というターンを1〜2ターン作ります。
山札から加速できるエネルギーがなくなったらプレイの分岐点になります。
プラン1
相手がわざとサイドを取らせようとしてるなら、ボスの指令であえてジメレオンやメッソンを狙い、サイドを4にする。
プラン2
かなり苦しそうな盤面かつ前のターンで回収ネットを使い裏工作できる状態であるならマリィorセイボリーを打ちつつ前のパルキアを取る。
この2択になります。
そうする事で相手の手札か盤面が崩れるため、そのままのテンポで勝ち切る事ができます。
また、アルセウスVstarをチェレンで回収出来るがしない。という選択も出てきます。
前のアルセウスVstarを捨てる場合は確実にマリィを打って山札にエネルギーを戻してから技を打ってください。でないとほぼ確実にゲームテンポを持っていかれてしまいます。
その際、手張りは場にいるメッソンorジメレオンに水エネルギーを張ってください。後々アクアバレットの選択を残しつつエイチ湖の恩恵を受けられます。

後攻…五分〜微不利
後攻時は特に自身の盤面の抑制をして闘う事を心がけてください。
アルセウス2体、メッソン2体これだけでパルキアに対して十分に戦えますし、これが対パルキアの理想盤面です。
月光手裏剣に関してはむしろ打ってくれて構わない。という気持ちで臨んでください。
パルキア対面はほぼ確実に2回の攻撃でアルセウスが倒れますし、こちらがたくさん並べれば並べるほどパルキア側はアルセウスをワンパンしやすくなってしまいます。
後攻である強みは初手からサポートを使用できるため、マリィやボス、打てるならセイボリー等で相手の盤面または手札に若干茶々を入れながら理想盤面を作っていきます。
パルキア側は序盤にボスの指令などのリーサル用のリソースを使いたくないので、バトル場をメッソンにしておけば、大抵そのメッソンを倒してくれます。その後はアルセウスVstarを取られてしまってもサイドが3になり、こちらが先にツツジを打つ事ができます。そこからチェレンで耐久して戦っていきます。
パルキア側は手札を回復するためにかなりの労力を必要とするので、こちらは耐久して再度マリィやセイボリー、ツツジを使い制圧できれば勝ちにつながります。
確実に勝ちを手繰り寄せるためには、相手のメッソンをなるべく減らすようなプレイが必要となります。


・ロストギラティナ

先攻…有利
先攻時に意識することはパルキアと同じですが、目指す盤面はアルセウス2体、メッソン3体、サーナイト1体のフル展開です。
この展開まで持っていくのを目標に動いていきます。
ただ、先攻2ターン目でトリニティノヴァを打てるようにするのは必須です。
基本的にロストギラティナの序盤はウッウで殴り出す事が多いので、エイチ湖を先行1〜2ターン目に貼れるとかなり有利に対戦を進められます。
ロストギラティナのスタジアム採用枚数は2〜3枚で、主に2枚の構築が多いと思っておりますし、複数積むとしたらトレーニングコートが多めの採用になると考えております。
そのため、トレーニングコートをこちらが利用して動きを柔軟にしてしまう事を恐れて貼れなくなる可能性が高いと思われるので、エイチ湖を序盤に貼ることがかなり重要となります。
サイドプランは基本的に1-1-2-2を目指します。
ウッウ、ヤミラミ、ギラティナ、ギラティナです。
このサイドプランを遂行する間でアルセウスVstarを倒させるタイミングを測ってください。

ウッウ倒す→その他サイド1枚のポケモンを倒す→ギラティナにトリニティノヴァ→アルセウス倒させる→インテレオンでアクアバレット→アルセウスで耐久する

という流れをきちんとできれば大きく戦況を自分の方へ傾けられるかと思います。
手順は逆転しても構いませんが、アルセウスVstarを倒させるタイミングを見誤るとそのまま流れで押し切られる事が多いので、まずは対局をしっかりと見て動きましょう。
話は少し変わりますが、ロストギミックは手札干渉に弱いと考えており、マリィやツツジを打たれたら動きが思った以上に鈍る事が多いです。そのため、先行2ターン目のサポートはマリィが好ましいです。
ギラティナは序盤の動きを制圧できればあとはこちらが押し切れると思います。

後攻…微有利
基本的に先攻と変わりませんが、相手がサイドを先に取るのが容易に予想できると思います。
ギラティナ側の先行2ターン目おとぼけスピットでのメッソン取りはむしろカモだと思ってプレイしてください。
後攻2ターン目に手札干渉をしつつアルセウスを育ててエイチ湖を貼る。という動きができればかなり良いです。
その後の動きとしては、アルセウスをあえて取らせてツツジを打って逆転の手を取るか、一度耐えてから相手のサイドプランを崩させるかの2択になります。
どちらのプランを取ってもこちらがゲームの主導権を握れるようになると思います。
理想盤面は先攻時と同じようにアルセウス2体、メッソン3体、サーナイト1体です。
正直ギラティナ対面はサーナイトがあまりにも優秀です。相手はおそらくピン差しであろう雪道をサーナイトのためだけに貼らなければなりませんし、エイチ湖があれば-40となるためほぼ確実にアルセウスが耐えます。そうなるとゲームテンポはこちらのものです。アルセウスで技を使いながらひたすら相手の盤面を弱らせてください。
確実にギラティナが技を打てなくなるタイミングが来るので、そこが攻めの合図です。
一気に押し切りましょう。


・ミュウVmax

先攻…微有利〜五分
ミュウVmaxは正直先攻後攻どちらでも五分になるほど明確にキツい相手です。
そのためにドラピオンVを採用するかと言われればそうではなくて、この対面はプレイングで対応しなければならない、非常に頭を使う対面です。
まず先に雪道は絶対に終盤まで取っていてください。さらにマリィも終盤まで残していて欲しいです。
序盤はとにかくセイボリーで相手の盤面を減らす事、さらにエイチ湖を貼っておくのを意識してください。
後攻1ターン目のメロディアスエコーでアルセウスが倒れるのは許容する。むしろそれが普通だと思ってプレイしましょう。でないとメンタル的にやってられません。
中盤以降はチェレンの気配りを使いひたすら耐えていきます。
ミュウVmax側はアルセウス裏工作対面だとダメージを負ったミュウVmaxをサイコジャンプで山に返す事を躊躇う対面なのでベンチに残ってる場合が多いです。
そもそもサイコジャンプをするならメッソン等をボスで呼んでからになるのでボスの価値が低くなるためかなりの割合でサイコジャンプをせずベンチに戻すと思います。
そうなればチェレンの気配りで回復してる間に、どこかでミュウVmaxを倒すターンがきます。その時に意識したいのが、相手にサイドを3枚取らせておく事を意識したいです。そうすると、雪道とツツジで相手を縛りあげてからサイドを3枚取れるのでかなり優位にゲームを進められます。この考えは後攻でも同じです。
サイドは1-3-3か1-3-2で取るのが理想です。
ミュウVmaxを倒すターンがやってくるまでとにかく耐えれると勝利へグッと近づきます。

後攻…微不利〜五分
基本的に先攻時とやる事自体は変わりません。ただ、こちらが後攻の場合はミュウVmax側のボスの価値が高くなりがちなため、微不利〜五分としています。
まず、先攻2ターン目でエネつきアルセウスが倒され、その後トリニティノヴァを打った返しにベンチのアルセウスを取られ、その後はメッソン等を2体、アルセウスを1体倒すだけでミュウVmax側が勝ててしまうため、途中でアクアバレットを挟みづらい対面となってしまいます。
そのため、こちらはセイボリーやマリィで相手に何かしら干渉して最速勝ちをさせないように立ち回るのが必須となります。
相手に干渉して耐えるターンを作れれば先攻時とやることは一緒です。


・キュレムパルキア

先攻…微有利〜五分
キュレムVmaxがアルセウスVstarをワンパンしてくるのがかなりキツいですが、カウンターをしっかりと決められれば勝てるかと思います。
この対面での理想盤面はアルセウス2体、メッソン3体、サーナイト1体です。
先攻2ターン目でキュレムVmaxにダメージを与える事を優先して動きます。
その際エイチ湖は出さずに180ダメージを与えてください。そうすることで仮にこのアルセウスVstarが倒されなかったら、次のターンでキュレムVmaxを倒せるようにするためです。
8割ぐらいの確率で前のアルセウスは倒されると思います。
その次はベンチで育てたアルセウスVを進化させてキュレムVmaxを倒します。
その際、サポートはマリィをうてるとかなり強いです。また、このタイミングでエイチ湖、大きなお守りを張れると尚いいです。
相手はその返しにアルセウスVstarかベンチのアルセウスを倒しに来ると思われます。
そうすると相手サイドが残り2枚となり、こっからは雪道ツツジで巻き返しを狙います。
ツツジを打つ前にボスやチェレンはなるべく山に戻してください。
あとは雪道ツツジで止まってくれれば、キュレムVmaxを2回の攻撃で倒すか、インテレオンで場に出ているヤレユータンを倒して、おそらく場に出ているであろうクロバットかネオラントを倒してゲームセットです。

後攻…五分
後攻になってしまった場合は、相手にメッソンを先に取らせないとかなり厳しいです。
多分楽にサイドを取れるのでキュレムVmaxでメッソンを取りに来るとは思いますが、月光手裏剣でメッソンを複数匹取られたらだいぶ厳しいです。
ただ、その動きをするための要求値自体は高いので無理してやってくるとは思えません。もしその動きをされたら、負けそうだけどやれるだけやってみるか〜の精神でやりましょう。
相手がサイドを1枚取って、そのあとアルセウスVstarでキュレムVmaxに180ダメージ与え、返しにアルセウスVstarを取られたら雪道ツツジの出番です。先攻時はサイド4枚取られたら反撃開始となりますが、後攻時は少し早めに反撃開始します。
アルセウスVstarを取るための動きに注力するため割と後ろのアタッカーが育ってないことがあります。
なんなら、後攻2ターン目に後ろを育てるべくスターポータルを切ってる可能性すらあるのでボスで後ろを小突きつつ戦えば相手の打開要求が高くなり、雪道ツツジと盤面打開のどちらも突破しないといけないことになるので戦況が大きくこちらに傾くと思います。
ただ後攻なので相手の先攻の勢いそのままに負けてしまうこともあるので対面勝率は五分としております。

以上が自分の考える各対面の仕方や考え方になります。これが正解というわけではないですが、1つの考え方としてみてくだされば幸いです。


採用検討したいカード

本リストでは採用したいけど採用を見送ったカードをご紹介いたします。

・マナフィ

こちらのカードは環境的にベンチ狙撃をメインとしたデッキが存在しないのと、月光手裏剣は現環境だと要求エネが重たいため使いづらい。と思うのと、例え使われたとしても復帰できるだろう。という自信から採用しませんでした。こちらは環境を見て採用するかを決めたり、各々の考え方で入れたりしてもいいカードだと思います。


・ツールスクラッパー

このカードはギラティナのツールジャマーを割るために採用したかったカードです。
こちらの不採用理由は、枠を作ることができなかったためです。
もし枠を作るとしたらエネルギーのところや、回収ネットあたりを抜いて入れると良さそうです。


・崩れたスタジアム

このカードについてですが、エイチ湖を採用する代わりに抜けてもらったカードになります。
パルキア対面での打点減らしになりますし、非Vデッキに刺さりはしますが、エイチ湖の方がインテレオンがギリギリ倒されるダメージも受けられる可能性がある、非Vからのダメージも減らせるという事でエイチ湖を優先しました。
もしこのカードを入れるとしたらクロバットVを1枚採用してもいいかと思います。クロバットが役目を果たしたらこのカードでトラッシュに行ってもらい、負け筋を消すために使いたいです。

・博士の研究

このカードは手札補充するサポートとしてはかなり優秀ですが、あまりにもトラッシュしたくないカードが多すぎて採用を諦めました。
うまい具合に手札が博士の研究1枚だけになり、ノーコスト7ドローは魅力ですが、それよりもトラッシュしてしまうリスクの方を取り、採用を見送りました。


最後に

アルセウス裏工作というデッキは様々なカードを駆使して比較的不利な対面や状況下でも勝ち筋をしっかりと拾いにいけるデッキだと思っております。
このデッキで戦う時は、相手のデッキにどんなカードが採用されているかを考察しながら戦わなければならないですが、大まかでもいいので環境デッキのリストを見たり、環境デッキとの対面の仕方を少しでも知っていればそれらを応用して色んなデッキと渡り合える素晴らしいデッキなので、みなさんもぜひ組んで遊んでみてください!

かなり長々と書きましたが、自身のプレイング向上のためと誰かの役に立ってくださればわ幸いです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます🙇‍♂️

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