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Alice in Deadly School〜邂逅〜を見た感想と推しの桜井美里ちゃんが頑張ってた話

この記事について数行でまとめると
一介のアイドルオタクが舞台初日を見た結果毎日通うことになった、その記録と元々アイドル活動をしていた時に応援していた桜井美里さんを見た感想。「アリスインデッドリースクール邂逅、すげえ!!」

はじめに

以前から名前は知っていた「アリスインデッドリースクール」。昨年の舞台は新型コロナの影響で二日間しか上演されず、三日目が土曜日だったためにその日を心待ちにしていた主演を務めた平瀬美里ちゃん推しの友人達がとてもやりきれない思いを抱えていたことを覚えています。
そもそもは、たしか、アリスインアリスの方での主演だった葉月智子さんの情報で知っていました。とはいえ、何がどういう話なのか、過去にどのような展開がされていたのか、全く下調べも前情報も入れずに、桜エビ〜ず→ukkaで私が推していた桜井美里さん(みっぴちゃん)が出るぞ、くらいの薄いライトな感じで初日を迎えました。
チケットも「初日と千穐楽見れればいいかな、あ、中日も一応取っておこう」くらいの感じで、した、が。最終的に8公演中5回、見ていました。ええと……?
コロナ禍という状況下での舞台なので「いつ、この舞台が見られなくなるかわからない」という気持ちと「これは見なければならない舞台だ」という気持ちが合わさって、毎日、できるだけ見逃さないように隅々まで舞台を見ていました。

観劇経験は、ここ数年では、ももいろクローバーZのミュージカルや舞台を見る、だったり、私立恵比寿中学の柏木ひなたさんや星名美怜ちゃんや小林歌穂ちゃんや中山莉子ちゃんの舞台を見るくらいだったので、初心者です。
ただ、このアリスインデッドリースクールを見る少し前に、桜井美里ちゃんが出ていた「ファミスト!」そして、葉月智子さんが出られていた「アンダーグラウンド・アンソロジー」を見ていたので、なんとなく、どう見たらいいのかの体感は持っているつもりの、めちゃめちゃ軽い感想になります。

ここから自分がツイートしたものを再掲します。見た瞬間瞬間の興奮とかが伝わってくる、気がする。

初日:2021/9/8(水)

二日目:2021/9/9(木)

三日目:2021/9/10(金)

四日目:2021/9/11(土)

五日目:2021/9/12(日) 昼

五日目:2021/9/12(日) 千穐楽


ツイートにキャストさんからいただいたリプライ

ありがたいことにリプライいただいてしまって、それをきちんと保存したくて再掲します。

草場愛さん


長谷川麻由さん


ツイートしなかったけれど、他のキャストさんについて

高森先輩と薫
先ほど演出の細川さんと脚本の麻草さんのツイキャスで出てきたんですが、薫って高森先輩のことが大好きなのに怪我をしている先輩に絶対近寄らなかったんです。必ず1メートルくらい距離を開けてじっと見てる。その割には紅島さんには食ってかかる。なんでだろう?って思ってました。でもそうですか、アレを知っていたのなら納得です。
また、高森先輩についてはほんと意識のある時間帯は目線だけで揺れ動く心情を表現されているように思ってみていました。
そういえば、上空を飛行機が通るのをみていたのは、界原イナリ先輩と薫ちゃんだけです。

とらちゃん
実は金曜日、めちゃめちゃよかった!って思ったのは桜井美里ちゃんと、とらちゃん役の下村星奈ちゃんでした。会長が「噛まれたときどう対処すればいいと思う?」と皆に聞いたときにとらちゃんが「自分で、終わらせる、とか?」という大事なセリフを言うんですが、この時の雰囲気が全公演通して一番よかった、と感じました。1年生が先輩方の前で自分の意見を言うのはとても勇気のいること、その中でおずおずと意見を話した雰囲気が(確か)。

キリコ
優しい子だな、が第一印象。多分、何が起きても感情が一定で、状況に左右されることなく、面白いものは面白いって反応ができる人なんだろうと。内面に踏み込んでいくスタイルはそれだけその人の本質とぶつかり合うわけで、本人も傷つくことも多いのかもしれないなーなどと思っておりました。
無表情のイナリ先輩に笑顔を作らせようとしたり、ノ☆ビューンの漫才でみんなが沈んでる中、ひとりだけ笑顔で拍手してくれてました。誰よりもイナリ監督を心配しつつ、自分が見たいから?監督に作品を撮ってもらいたいと思ってそうな感じを受けました。

舞さん
舞さんが言葉を発するまでの間合いが独特だな、と思ってみていました。演じられてた東城さんは、常に安定していて常に同じタイミングで同じ息合いでセリフを発しておられたのではないかな、と思います。舞さんが「いい」といえば世界中が「いい」と思う、謎の説得力があったなー。

会長と静香くん
会長が大好き。会長のために道を切り拓く、そんな勢いを感じる静香でしたけど、多分会長も全肯定してくれる、最後まで絶対隣にいてくれると信じられる存在だったのかなーと。二人並んで座った時に「近い」って言われてちょっとしょげたり、何か言われてめちゃめちゃ喜んだり、静香くんはカタチがはっきりしたキャラクターだなと思いました。一方の会長は、演じられてた平瀬さん的には「無表情を頑張った」し、大変だったようですが、無表情で意志の固い武士のような雰囲気を漂わせながら、ギクシャクした動きで笑いが取れる、そんな瞬間もありました。千穐楽へ向けて、屋上でみんなでパンを食べるシーンではアドリブが加速していて、確か手をアルコール消毒してもらうところ、初日の方では保健委員の春菜の列にいたと思うんですが、最後の方は界原先輩が持ってるアルコールで手を消毒してもらっていたり(二人揃って)、氷鏡さんがペットボトルの蓋を開けようと頑張っている時に(紅島さんにちょっと放って置かれていた時間帯)「開けようか」と声かけてたり。平瀬さんはわりとアドリブぶち込んでいたイメージあります。次、何をするんだろうとワクワクしてみてました。

堂本ちゃん
Twitterの方でもちょっと書いてますが、初日と二日目の印象が全然違ったのが堂本ちゃんでした。初日は緊張してたのかな、座るシーンのところで保健医の包帯セットキットの箱の上に座っちゃったりしていたので。コミカルな演技と真剣な演技の振り幅がすごくて、セリフも聞き取りやすいし。毎回注目してました。好きだったセリフは「走るのは苦手なんですけどそうも言ってられませんね」(なぜか好き。多分言い方が好き)

界原イナリさん
Twitterに書いてなかったことで、机の上にいつの間にか登ってたんですが、ノブちゃんが持ってきたマイクスタンドがわりのモップとモップのバケツが屋上の隅、ちょっと高くなってる巾木、、ではないけどコンクリートのヘリでちょっと高くなっている所に置いてあるんですが、それをちょっと扉側の位置にずらして空いたスペースの上に登り、数歩歩いてそのまま自然と机の上にいらっしゃいました。
また、堂本ちゃんが驚きすぎてハンガーラックにぶつかってずれた後(脛打ってめちゃめちゃ痛そうだった、堂本ちゃん、と言うか演じる二瓶さん)も、そっと位置を直したり、金属バットが机の上から転がり落ちたのをそっと拾ったり、ルービックキューブが机の上から落ちたのを拾ったり、次のシーンのために小道具の位置を調整してました。まぁ、生徒会長が投げ捨てたタバコをそっと拾ってゴミ袋に入れ、手持ちのアルコールで手を消毒しながら歩いてるとこが一番好きなんですけど。

紅島さん
毎日違う演技、違うトーンでのセリフを工夫されていたのかな、「打ち返してやるよ」ひとつとっても、金属バットでさす、拳を突き出す、自然体で受ける、のパターンがありました。何パターンの紅島さんを内側に持っていたのか、ゆめさん凄いなぁ、、と毎回見ておりました。古き良き「ヤンキー」だと思います。内側に入れた人は全力で守ってくれる、そんなイメージです。何よりも氷鏡さんとイチャイチャしてたのが毎回の見どころだった!

※その他、何か思い出したら追記するかもです

最後に。これからの女優「桜井美里」が楽しみなこと

推しであるみっぴちゃんの成長を見れたこと。それは幸せなことです。
毎日少しずつ異なる舞台の空気にちゃんと適応していたこと。ユウちゃん役の愛梨ちゃんのアドリブは毎度、愛梨ちゃんが自由にやっていたとのことで、おそらく受け止めるだけで必死だったのでは、と思いますが。「ほんとならユウと一緒になって遊びたい」と本人の弁(talkportで言っていた)ですが、本来の(どちらかというとボケ側の)みっぴちゃんとは違う、高速ツッコミの「百村信子」を演じてました。たぶん、難しかったと思うし、悩んだことも多かったのではと思いますが、やり切ったことはみっぴちゃんの財産だし、これからも本来の自分とは全然違う役が回ってきてもきっとやり遂げられる、そう感じる5日間でした。
あと、今回この舞台に出演されていた全てのキャストの方々が本当に魅力的だったので、これから機会があれば観に行こうと思います。

楽しい五日間だった!ありがとうございました!

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