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2022-2023シーズンTリーグチーム解説!木下マイスター東京編

ついに今年も半分が終わり、東京オリンピックに向けて、全ての流れが変わって来ています。

オリンピック選考ポイントもこれから先のポイントが非常に重要となってきています。

今回はそのオリンピックを目指す選手が多数在籍する、

木下マイスター東京

をご紹介します。

木下マイスター東京の概要

木下マイスター東京は2018年に東京都をホームとして、Tリーグの開幕と同時に発足したチームです。

このチームの運営会社は不動産で有名な「木下グループ」で、同じTリーグに所属する「木下アビエル神奈川」は女子チームとなります。

ホームコートは東京都江戸川区にある「江戸川区総合文化センター大ホール」で試合を行われています。

過去には「水谷隼」や、「ホウ エイチョウ」など、世界的に結果を出した選手が在籍されていました。

昨シーズンの木下マイスター東京

昨シーズンの木下は一言で言えば、「苦しみ続けたシーズン」と言えるのではないでしょうか。

昨シーズンも例年同様、「ウーゴカルデラノ」、「大島 祐哉」、「篠塚 大登」、「及川 瑞基」と盤石なメンバーでシーズンをスタートしました。

ただ開幕戦から敗北でスタートをするなど、シーズン序盤は苦戦が続きます。

特にそれが顕著だったのは9月24日の岡山戦で、1番のダブルスで勝利はしましたが、そこからシングルスは全敗、しかも1ゲームしか取れないという、く屈辱的な敗戦がありました。

そのゲームの影響か、ここから5連敗と波に乗れません。

ただここから強豪のプライドなのか、シーズンを巻き返して後半戦は8連勝を決めるなど、結果を出し始めます。

特に圧巻だったのは2月に行われた岡山との試合、屈辱的な敗戦をやり返すようにこの試合では4試合通じて1ゲームしか渡さず、4試合合計で2時間弱という大差勝ちを収められました。

その結果、木下マイスターはシーズン首位でファイナルを迎えます。

後半戦の勢いのままファイナルでも勝利をして優勝するかと思われましたが、そこまでの疲労が影響したのか、エースである「ウーゴカルデラノ」が、琉球の吉村、張本立て続けに取られてしまい、優勝を逃してしまいます。

このファイナルは、正直前半の連敗がなければ、優勝が届いたかもしれません。

しかし前半で苦しんだ事で選手を温存させることが出来ず、ヴィクトリーマッチも11試合と、ゲーム数が多かったのも事実です。

また強豪だからこそ、メンバーが遠征をしてしまい、シングルスの固定が出来ないなど、多くの「苦悩」があったと思われます。

それでも一時期は持ち返して首位通過をしましたが、その苦悩が最後の最後まで付きまと、一番大切な優勝を逃す結果となってしまいました。

今シーズンの木下マイスター東京

今シーズンV奪還のために、木下は積極的に戦力増強に努めます。

まず昨年の戦力を維持するために、昨年の主力のほとんどを残留させて、より戦力を確保するために、ジュニア王者の「萩原 啓至」を獲得します。

しかも去就に注目されていた、全農王者の「戸上 隼輔」の獲得も行い、盤石な布陣を整えます。

このチームはこのメンバーで何もなくシーズンを戦えれば、優勝大本命と言って問題がないと言える、最高のオフとなったでしょう。

しかし圧倒的な戦力という事は、昨シーズン以上に選手が国外の大会に参加
されるというわけです。

昨シーズンのように、ファイナルに出ても優勝を逃すということになっては意味がありません。

強豪ゆえのチーム戦力をどうするか?このチームのマネジメントを注視しなければいけません。

注目選手


このチームには、多くの期待したい日本のホープが在籍されています。

しかし今シーズンに関しては「戸上 隼輔」と言わざるおえないでしょう。

「戸上 隼輔」は昨シーズン、ドイツブンデスリーグで武者修行をして、より一段とレベルをあげてきています。

特に昨年の年末から今年の全農カップを見る限り、フォアの技術、特にドライブまでの流れが、より戦略的な卓球が出来るようになってきています。

その成果は、あの張本にも圧倒的に攻める展開を見せつけられるようになってきています。

彼の敵は、「世界ランク7位」以上の中国選手だけになりつつあります。

だからこそ国内では圧倒しなければ行けない選手なのです。

日本が金メダルを取るために、戸上 隼輔の今シーズンに期待して見ていきましょう。

まとめ

ここまで木下マイスター東京を紹介してきました。
このチームは名実ともに強豪です。

彼らのプライドとして、2シーズン続けて王座を譲るということはないでしょう。

戦力も充実した一年、彼らがどういったシーズンを過ごしていくのか注目して見ていきましょう!


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