第7叫 意志のある忌み地

––– や め な さ い そ ん な 事 す る 子 は

     ボ ボ ン ガ に な っ て し ま い ま す よ

 折 角 の 命 な の に 恨 ま れ 恐 れ ら れ 酷 く 醜 い 姿 に

         貴 方 達 は も っ と 愛 さ れ る 生 き 方 を し な さ い

  ほ ら 噂 を す れ ば 向 こ う か ら 呪 わ れ た 足 音 が 聞 こ え て き た 

今 か ら 十 数 え る 内 に 何 処 か へ 隠 れ な さ い

          最 初 に 先 生 に 見 つ か っ た 人 は 

    身 代 わ り に な っ て 貰 い ま す か ら ね   –––


 “その土地を所有した者には必ず不幸が訪れる” “その土地に建った物件は必ず心理的瑕疵物件となる” ジノリ大陸には大昔から忌み地として恐れられている土地が多数あり、それは大陸の南東に位置する港街アマデウスにも存在していた

“忌み地を掘り起こすと奥深くに赤黒い土がある” それは単なる噂話ではなく実際に掘り起こすと赤黒い土が姿を表した。それを実証した人物、鉱石の採集家であるヱルヴィス能収。彼は更に新たな事に気が付く

––– 忌み地が移動している –––

アマデウスの忌み地に眠る赤黒い土が、まるで海へと誘い込まれる様に、日に日に移動し続けていた。不気味な事に、ジノリ大陸に存在する他の忌み地の赤黒い土も同様に、少しずつ、ゆっくりと、南方へと蠕き続けているのであった

呪われた土は何処へ向かっているのか?その疑問を解決するべく、ヱルヴィスは更に調査を続けた


つづく–––

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(о´∀`о)
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バナナ坊主

呪箱を置く人

【小説】どんよりとした曇り空の下、人々は疲弊している。 格差が広がり、政治不信が募る中、世界の悲劇まで刻一刻と迫っていた–––
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